オトナのオンスケ

まぁなんというか、スケジュールって早まったり遅れたりするもんだと思っていたのですけど、金の掛かったスケジュールでは最後の最後になるまでスケジュールが遅れることはないということを知って何というか本当に「オトナだなあ」と思いました。多分どこにでも落ちてる話でみんな普通にやってることなんでしょうけど、それを常識とする世界を「オトナだなあ」と。

続きを読む

ちょっとした所作が与える印象の違い(コンビニ接客の話)

08_01.jpg # また「レジ店員に言ったった」みたいなエントリで恐縮ですが。 近所のコンビニのレジ店員にこんな人がいます。

  1. 女性、40台、主婦っぽい感じ、朝から午後イチくらいまでのシフト、働き始めて2年くらい。
  2. レジ打ちをしたあと、無言でバーコードにシールを貼る
  3. それを客の前に差し出す
  4. おもむろに「袋に入れますか?」と聞く
見た感じ悪意があるというよりかは、天然系の気配り不足とテンパリ系の焦りのハイブリッドだと思うのですが、なんというかいつも思っているのです。多分この女性には悪意はないんだろうけど、それにしてもずいぶんと不躾な態度の店員だな、と。同僚の間でも話題になっていたので僕だけが感じているわけではないようなのですが、面白いのは、この女性が取り立てて問題を起こしているわけでもなく容貌がおかしいのでもなく態度が悪いわけでもなく、
  1. レジ打ちをし
  2. お金を受け取り
  3. 商品を渡して
  4. お礼を言う
という基本手順をつつがなく終えている…のにも関わらず接客された側をイラッとさせていることです。 よくよく考えてみると面白い。なぜこんなにイラッとするんだろう、この人は?

続きを読む

はっきりしない立場の難しさ

へなちょこプログラマのisです。まぁホントは「プログラマ」って名乗るのも恥ずかしいくらいなんですけど、まぁ職種みたいなもんです。レジのシステムを知らなくても流れ作業をこなせればレジ担当、みたいな感じ。仕事内容を見て分けるとすればプログラマだね、やってることから判断するとそうみたいね的な。社外の「本当の」プログラマと喋ると自分とは違う職域、レベルの人達なのだなあと思うのですけど、まぁ仕方ない。その辺はね。

続きを読む

【職場で小耳に挟んだ会話】 地獄のミサワ風痛いセリフに盛り上がる男と冷静に聞いてる女の会話

登場人物

  • 男:20代前半
  • 女:20代半ば

シーン1

  • 男)昨日、○○の△△さん(それなりに名のあるバンドの人らしい)とご飯してきたんですよ
  • 女)あ、行くって言うてたねー
  • 男)やっぱ格好良かったっす
  • 女)へー
  • 男)なんか「20代半ば頃ってどんなでしたか?」って聞いたんですよ(筆者註:自分の年。将来に迷いがあるのかも知れない)
  • 女)うん
  • 男)そしたら、「20代の頃は俺は負けたことはなかったね」だって!
  • 女)? どゆこと?
  • 男)だからあ、いつもこう自分が思ったことを実行してきたって言うか。やっぱり成功してる人は違うね。
  • 女)あー

シーン2

  • 男)やっぱあれだね、スパッと言う人は格好いいね。
  • 女)そかなあ
  • 男)△△さんって結構はっきりものを言うじゃ無いですか、って言ったら、
  • 女)うん
  • 男)「え、俺ってそんなに言うかなあ?普通じゃない?」とか!格好いい!
  • 女)あー、男の人ってそういうこというよね
  • 男)いや、格好いいじゃないですか
  • 女)あー結構そうね、まあうん
  • 男)いやー、格好よかったわー
男でも30歳半ばになってくると、この「男」君が感じ入っている△△さんのセリフが如何に痛いか解ってくるので安易に憧れたりしないんですけど、女の人は年齢関係なくその辺現実的に見てることが多いなあというのが昨日の気付きでした。男から見ると冷めてるとも言うけど、そりゃまあ盛り上がる場所が違うだけだしどっちが素敵とかいう話とは違うのですけどね。「男」君は結構、「有名人と仲良くしてる俺すげえ」「俺が関わったこのプロジェクト良いでしょ褒めて」系の子(自分に自信が持てないときにそう言うので下駄履かしたくなるってのはあるよね)で、「女」さんは適当に聞きながら素直に感動する素直さも持ってるような子なので、まぁこのコンビはお互いに良いコンビなのかも。 とりあえず△△さんの「え、俺ってそんなに言うかなあ?普通じゃない?」っていうセリフが僕にはどうしても地獄のミサワの絵付きで再生されてしまって、ビタイチ格好良く思えないんですけど、ていうかもう失笑すらするんですけど、まあそういうこと語っちゃう人っているよねえ。褒めてオーラ的な。地獄のミサワ的な。 …顔真ん中に寄ってるのかなあ。

続きを読む

メロンブックスの店員が訓練されていた件

10月に大阪で開催される東方Projectの同人イベント「東方紅楼夢」に去年に引き続き出掛けてみようと思っていて、そのため入場チケット代わりになる「カタログ」を京都寺町のメロンブックスに買いに行ったんですよ。カタログはレジの前に平積みになっていたのですぐに見つかって、見掛けた新刊は「そういえば紅楼夢に来はるって言ってたな」と思って買わずにカタログだけを持ってレジへ。 お金を払う段になってそういえば財布のどこかにポイントカードがあったかもしれんと思い出し、探したけどすぐに出てこず。んで「あ、すみません、ちょっとカード見当たらないんでちょっと待って下さい」と言った店員さんの返答が、「大丈夫ですよー。ゆっくり探して下さいねー」。僕の反応 → 「あー(苦笑)」。 なんというかな、こういう店に来る人達の、レジ前でテンパっちゃう感じが一瞬で頭の中に浮かびました。自分も店員さん一般とのやりとりがそんなに得意ではないので、気持ちは解ります。で、店員さんはそういうお客さんを相手にするのに慣れていて、どうしたら相手が慌てないかを知ってるんだなあと言う。 ちょっと和んだけど、でも普通に考えてこういう対応って他の店ではないよなー。 小学生相手の駄菓子屋のおばちゃんとかなら解るけど、本屋で。 これも多分「訓練」だよなあと思いましたです。頑張ってるのなあ。 あ、これ書いてる途中で思い出したけど、 そういやこのセリフってコミケスタッフのセリフにそっくりだわ。 考えてみれば言い回しというか抑揚というかも似てた。あー。

続きを読む

痛いところを突かれた大人はこう逃げる

仕事の話の流れで双方の意図が食い違い、テキストベースで議論になることがたまにあります。元々僕がそういうことに拘りがちの面倒くさい人間だということもあるのですが、往々にして先方の適当な態度が発端です(んで、最終的には言い過ぎて/書きすぎてしまう僕が悪くなります。ダメじゃん)。 普段自分が部下に対して厳しく言っていることを自分自身が延々行っていたり、年齢が上だったり経験が長かったりすることだけを理由に横柄な態度を取っていたり、誤魔化しているのは明らかなのに上手く言いくるめて逃げ切ったつもりでいたり、和やかな雰囲気を醸したいのか仕事のメールで顔文字を使ったり草を生やしたり。そういうことを指摘せずに黙っていれば穏やかに進む…なんてのは僕には出来ません。斬れぬものなど、あんまりない。 …まぁ、取締役社長と半径3メートルという零細企業にいるからこそ、そんな僕でも路頭に迷わずに済んでると言うこともあるのですけど。度量のでかい社長には本当に感謝です。

続きを読む

システムを便利にすればするほど作業者の能力が劣化するというジレンマ

肉中心のお総菜 至極当然なのですけれどね。 今現在、すべて頭で記憶しその記憶を元に手を動かしてしている作業があったとします。例えば特定のお客様を記憶しておき、そのお客様からの注文の場合には必ず領収書を封入するとか、昼間は受け取ってくれないことが多いので何も指定が無くても夜指定で出荷するとか。もっと単純に「今日のランチメニュー」がなにか把握するとか。こうした作業は、担当者が十分に優秀であり、かついつも通りのパフォーマンスを発揮できる状態であれば特に問題は起きませんが、どちらかが欠けた場合には必ずミスに結び付くため業務フロー上のリスクとなります。 このリスクを減らすためには、自動化するなりリマインダ機能を付けるなりして人間が記憶しなくてはならないことを減らし、誰がやっても滞りなく作業できるような形へ持って行くことが必要です。業務フローの設計としてはそれで合格点であり、完了であり、計画通りに進めば確実に良い結果に到達するはずなのですが、機械とは違って人間相手の最適化ってのはなかなかそう上手くいきません。

続きを読む

過小評価/過大評価されやすいタイプ

ずっと以前に「将校の4つのタイプ」に関するハンス・フォン・ゼークト(第一次大戦頃のドイツの軍人)の台詞と言われる言葉を引用したことがありますが、同じようなセリフが第二次大戦寺のドイツ軍人(最終階級は元帥)、エーリッヒ・フォン・マンシュタインの言葉としても残っているらしいです。どちらが本当なのかはよくわかりませんが、前述のゼークトのものと言われるセリフよりも柔らかな表現になっていてより好感が持てます。

将校には4つのタイプがある。
  • 第一に、怠惰で無能なタイプ。これは放っておいても害にはならない。
  • 第二に、勤勉で有能なタイプ。このタイプはどんな細かいことでもきちんと分析する優秀な参謀になる。
  • 第三に、勤勉で無能なタイプ。このタイプがいちばん始末に負えないので、即座に除隊を命じなければならない。
  • 第四に有能で怠惰なタイプ。このタイプを最高の位につけるのがよい。
現実的には1人1タイプというわけではなく、状況によって違うタイプが顔を出す事はあるなぁと思っているのですが、ともあれ、このタイプによって評価が過小だったり過大だったりするなぁということをいつも感じています。

続きを読む

男の嫉妬に当てられた話

ゲリョス.jpg 「嫉妬」という漢字が両方とも女偏である通り嫉妬というと女性のイメージが強いけれど、男だってもちろん嫉妬しますよね。恋愛のこともあるし仕事のこともあります。人間として生きている以上、自分が持っていない他人が持っているものを羨むのはとても自然なことだし、ある程度の嫉妬は誰しも持っていることなのですけど、それが行動の指針や他人に対する感情の根本にあったりするとまぁいろいろと面倒なことになります。先日職場でふっかけられた喧嘩も根本は嫉妬でした。

続きを読む