【メモ】 Apacheの設定で「wwwあり」と「wwwなし」を統一する

かなりBasicな話なのですけど、設定ミスでアクセス出来ない事例が生じてたのでメモとして。
Apacheの設定で「wwwあり」と「wwwなし」を統一するには、VirtualHostを使うと楽です。

「wwwあり」→「wwwなし」


ServerName www.example.com
Redirect permanent / http://example.com/

「wwwなし」→「wwwあり」


ServerName example.com
Redirect permanent / http://www.example.com/
このサイトでは「wwwなし」に統一しているので上のパターンですね。 以下のような転送が行われています。 転送時のステータスは「301 Moved Permanently」です。

注意

この用途に使う場合、転送先のURLの最後には「/」が必要です。 誤って以下のように設定していたため、間違って転送されていました。

誤った設定


ServerName www.nplll.com
Redirect permanent / https://nplll.com

誤った設定による転送結果

  • https://www.nplll.com/archives/category/mutter/ → https://nplll.comarchives/category/mutter/
もちろん、404 Not Found。あれま。

正しい設定


ServerName www.nplll.com
Redirect permanent / https://nplll.com/

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KyotoTycoonとTokyoTyrantの違い

開発者である平林幹雄さんによると「TokyoTyrant」はキャッシュサーバではないと。

開発メモ: Kyoto Tycoonベータ版リリースすた

Tokyo Tyrantも似たようなコンセプトなのだが、TTはキャッシュサーバではない。キャッシュサーバには、一定時間が経過したら消えるレコードを格納することで空間使用量を一定に保つという「expiration」機能が求められるのだが、TTはそれを自身では実装していない。つまり、TTは「キャッシュ」というよりも「簡易ストレージ」といった位置づけの製品だと言える。

ああ、確かに。

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さくらのVPS 旧プランからの引っ越しが完了しました。

昨日の続き。 さくらのVPS 旧512Mプランから新1Gプランへ引っ越しました。 | mutter 深夜にもう1台の引っ越しも完了しました。新1GB(980円/月)がぎりぎり在庫切れになってしまったので、新2GB(1,480円/月)を契約。そして同じ手順で引っ越し。特に困ることもなくあっさり終わってしまいました…一部ドメインがDNS浸透に数時間掛かったけどそれくらい。設定ごとコピーすると引っ越しってこんなに楽なんだ… 実際のパフォーマンスについて特にベンチは取っていませんが、ページの表示自体がかなり軽快になった印象です。数字で比較出来ないのがアレですが、印象ベースで変わるって結構凄いかも。パフォーマンスはいずれ落ちてくるのかも知れませんけど、HDD容量が10倍になっただけでもやって良かったなと思います。rsyncでの引っ越しを経験したことは次の機会にも活かせそうですしね。

プラン変更まとめ

フロントエンド
旧512Mプラン(メモリ512MB/HDD 20GB)→ 新2Gプラン(メモリ2GB/HDD 200GB)
バックエンド
旧512Mプラン(メモリ512MB/HDD 20GB)→ 新1Gプラン(メモリ1GB/HDD 100GB)
全部ひっくるめて1台当たり2時間かからず行けるので、気になってる方は「エイヤ」とやってしまうのがいいかもです。

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さくらのVPS 旧512Mプランから新1Gプランへ引っ越しました。

さくらインターネットのVPSサービスのリニューアルが先日発表されました。現在僕は月額980円のメモリ512M/HDD 20GBプランを利用していたのですが、リニューアルでそのプランはなくなり、代わりに月額980円でメモリ1GB/HDD 100GBというプランが登場しました。これは乗るしかない、このビッグウェーブに。ちょうどHDDの容量がきつくなってきたところだったので、移行してみました。 移行に当たっては様々嵌まったことがあったのですが、drk7さんの、さくらインターネット代表田中さんの移行記事を編集してまとめ直してくれたエントリのおかげでなんとか移行が上手くいきました。本当にありがとうございます。助かりました。 さくら VPS 旧プランから 2G 新プランへの移行手順 :: drk7jp

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さくらインターネットのVPSがリニューアルするそうなので既存サービスはどうなるのか問い合わせてみた(追記あり)

さくらインターネット、仮想専用サーバサービス「さくらのVPS」をリニューアル | さくらインターネット

今回のリニューアルでは、「月額千円台でメモリ2GBのプランが欲しい」というお客様のご要望にお応えし、仮想3コア、メモリ2GB、ディスク200GBの「2Gプラン」を追加し、月額1,480円でご提供します。また、プランを一新し、仮想2コア、メモリ1GB、ディスク100GBのプランが、初期費用無料・月額980円で利用できるようになります。これまでも「さくらのVPS」は、コストパフォーマンスの高い仮想専用サーバサービスとしてご好評いただいておりましたが、リニューアルによりさらに低価格・高性能を追求しました。

お値段据え置きメモリ増強も嬉しいけど、最安プランでも100GBが地味に嬉しい。さすがに20GBではDB的に見ても足りなかったので。さくらインターネットのことだから多分自力引っ越しだろうなぁと思いつつ、自動的に移行出来たら嬉しいなーという淡い期待を持ちつつ問い合わせてみました。

To: さくらインターネットサポート

本日、さくらのVPSリニューアルのプレスリリースを拝見しました。 私は今現在、さくらのVPS 512を利用しているのですが、「さくらのVPS 512」は新規受付を停止した上でサービスとしては続行、リニューアル後のサービスを利用したい場合には新しく契約し直した上で、引っ越しをする必要があるという理解で良いでしょうか?

From: さくらインターネットサポート

プレスリリースをご覧いただきましてありがとうございます。 リニューアル後の「さくらのVPS」への移行を希望される場合、お客様のご認識通り、新規で「さくらのVPS」をご契約いただき、データ移行後不要となったVPSサーバの解約お手続きが必要になります。 お客様には移行のお手間をお掛けすることとなりますが、よろしくお願い申し上げます。
(必要部分のみ引用/改行は引用者が調整) ということでまとめると、
  • 停止するのは旧サービスの受付のみで、旧サービスは引き続きサービスされる
  • 新サービスへの自動切り替えはなく新規契約、引っ越し、旧契約の解除という手続きが必要
だそうです。 (‘A`)メンドクセ 気が向いたらやります。でもEC2も触ってみたいんだよね…

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公開鍵でSSHに接続できないとき(おまけ:複数の公開鍵を一つのユーザーに設定する)

SSHが鍵認証されないとき、パーミッションを疑え。 – ブックマクロ開発に

これがうっかり777になってた。ホームディレクトリが777だと永遠にauthorized_keysは無効化される。 気付くまでに30時間くらい試行錯誤して週末が消えた。

ああ…そうなのか… 結果的にこうしたら上手くいきました。
  • /home/usename [0755]
    • /.ssh [0700]
      • authorized_keys [0600]
一応、認証できているユーザーを参考にパーミッションのチェックもしていたはずなんですけど、場当たり的に変更してたせいで、一つを正しく設定したのに他の一つを間違って設定→混乱みたいなことやってました。最終的には「.ssh」ディレクトリのパーミッションが777になってました。間抜けすぎ。家族みんなで鍵掛けて最終的に開いてました的な。パーミションをいい加減に設定したらダメだね。 上手くいかないからとりあえず777にして様子見るとか良くやっちゃうんだけど、777にするとauthorized_keysが無効化されるとはおもわなんだ…

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【メモ】 開いているポートを調べる(CentOS)

開いているポートを調べるには、そのポートを使用しているプロセスを調べるなどいくつかの方法がありますが、単純にポートを列記したい場合には nmap というコマンドを使うと簡単なようです。

nmapをインストール

yumでインストールできます。
# yum install -y nmap
入ったバージョンは4.11でした。

nmapを使って開いているポートを調べる

# nmap localhost

実行結果

Starting Nmap 4.11 ( http://www.insecure.org/nmap/ ) at 2012-03-13 10:13 JST
Interesting ports on localhost.localdomain (127.0.0.1):
Not shown: 1677 closed ports
PORT   STATE SERVICE
22/tcp open  ssh
25/tcp open  smtp
80/tcp open  http

Nmap finished: 1 IP address (1 host up) scanned in 0.053 seconds
※他人のサーバに対してnmapを使用してはいけません。 ※いわゆるポートスキャンであり攻撃とみなされます。

その他の方法

RedHat Linux で開いているポートを使っているサービスを確認する lsofコマンドを使って特定のポートをオープンしているプロセスを調べています。プロセスを知るのには良さそうです。 Linuxで開いているポートを表示する – 技術情報メモ netstatを使って現在通信中のTCPコネクションを列挙→ポートを確認という方法。

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さくらのクラウドを新規会員登録で契約できなかった件(Proxy Errorが出る)

業務上必要になって「さくらのクラウド」の契約をすることになりました。 法人では会員登録が無かったので新規会員登録で契約しようとしたら、法人名やら担当者名やら入力したあとに送信すると「Proxy Error」。ページを更新してみてもダメ。ブラウザを変えてトライしてみてもダメ。 仕方なくサポートセンターにメールで連絡したら、

高負荷になってる可能性があるので時間をあけて試してみてください。
なるほど、人気なのね、ってサーバをレンタルしているサービスが、自社の登録フォームごときの負荷に対応できなくてどうすんの。しかもクラウドサービス。増やせば良いじゃん。だいたい、可能性ってなによ。高負荷か、高負荷じゃ無いかどっちかだろ。などと言っていても仕方が無いし、こちらの環境のせいかもしれないので時間をあけて試してみた… …がっ…駄目っ……! もっかいサポートセンターに連絡してみたけど返事がないのでこういう手順で契約。
  1. さくらのVPS512(初期費用無し)に新規登録する
  2. 会員登録はなぜか出来た
  3. さくらVPS512を速攻でキャンセル
  4. 会員登録は残るのでその登録でログインしてさくらのクラウドへ
  5. 電話認証を求められるので表記に従って認証
  6. 契約完了
おーわけがわかんないけど契約できたからいいやと思ってたらサポートセンターから返事。
再現できないんでわかんないっすねー 会員登録の再起動してみたのでもう一度試してもらえますか?
なんかこう、とってもゆったりした時間が流れていて好感が持てますね。 僕が経営者だったら収入に直結する入り口が壊れてたら、「すぐに直せ!ログもチェックしろ!」と言うところなんだけど、別にそんなに焦って客をかき集めなくて良い商売なんでしょうねぇ。わかりませんけども。僕がちっちゃいんですかね。まぁちっちゃいですけど。 サポートセンターの方は手元のマニュアルに沿って頑張ってくれたと思うので特に何もないんですけど、さくらインターネットという会社のビジネスとしてはそれでいいんかいと思うところもありますねぇ…ネットワークやサーバに障害があるかも知れないという案件に対して「再現できないんで」とか言わせちゃったらダメなんちゃうかなぁ。信頼性が売り物なのにね。 不安ですけど、まぁ今回は開発環境に使うだけなので別にいいや。本番はAWSでやるし。 ずっと信頼してきたんだけどなぁ。

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InnoDBをリカバリして学んだこと

とても情けない理由でデータベースを壊してしまい、リカバリをすることに。破損個所はその直前の作業から言って何千万件のレコードを持つInnoDB。考えただけで己の「ポチ」を恨みたくなりますが、唯一ラッキーだったのはそのレコードの99%以上はノイズ(必要の無いログなど)で、最終的にはサイズを1000分の1以下にする予定だったということ。じゃなかったら多分復旧には日単位で時間が掛かっていたと思われる… 以下、解ったこと。

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