「もうちょっと気を遣おうよ…」と、彼女は寂しそうにつぶやいた。
毎朝の出勤時間は僕の方が同居人よりも1時間半くらい遅いので、いつも僕が見送るんだけど、今朝出掛けに「色んなこと言うのは良いんだけど、相手の家族のことについて言うときにはもうちょっと気を遣おうよ……」と寂しそうな顔でつぶやいて彼女はドアをパタリと閉めた。 えええええ。。。 …夢でした。 や、実際に先日、家族の会食に同席したんですよね…それで初めて会ったというわけじゃないけども、なんかそのときに凄く失礼なことを言ったのかと思って血の気が引いた。いや夢だけど。 よく、嫌な感じの夢から覚めて、
「あー良かった、夢か…」って安堵するリアクションがあるけれども、なんか僕、全然そんなの無いんだけど。微妙な夢見ると起きてからも微妙な気持ちでなんだかなーって感じ。全然気にする事じゃないってわかってるんだけど、わかっててもなぁ。もちっと無邪気に安堵しといた方が良いんだろうなぁ。てか、そう思っても次夢見るときには忘れてるからなぁ…