東方紅楼夢、お疲れさまでした!

08_02.jpg 昨日(日が変わって一昨日)インテックス大阪で行われた東方Projectの同人即売会「東方紅楼夢」に行ってきました。東方Projectのイベントとしては毎年東京ビッグサイトで5月に行われる「博麗神社例大祭」が一番大きく、それに次ぐイベント(実際にはコミケの方が紅楼夢より若干多いけど)で、コミケや例大祭に参加できない西日本勢を中心に全国から参加者が集まります… …なんつて「東方Project」(以下東方)を知らない人にもわかるように書き始めてますけど、まぁ正直わかる人だけわかればよいです。別に紅楼夢をレポートしようって言うんじゃないし、趣味ってそういうもんだと思うので…東方を全然知らない人に対して星ちゃんが如何に魅力的かを語ったところで伝わるとは思えないですしね。 というわけで、書いてみたもののあんまりまとまらなかったので箇条書き的に。

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ちょっとした所作が与える印象の違い(コンビニ接客の話)

08_01.jpg # また「レジ店員に言ったった」みたいなエントリで恐縮ですが。 近所のコンビニのレジ店員にこんな人がいます。

  1. 女性、40台、主婦っぽい感じ、朝から午後イチくらいまでのシフト、働き始めて2年くらい。
  2. レジ打ちをしたあと、無言でバーコードにシールを貼る
  3. それを客の前に差し出す
  4. おもむろに「袋に入れますか?」と聞く
見た感じ悪意があるというよりかは、天然系の気配り不足とテンパリ系の焦りのハイブリッドだと思うのですが、なんというかいつも思っているのです。多分この女性には悪意はないんだろうけど、それにしてもずいぶんと不躾な態度の店員だな、と。同僚の間でも話題になっていたので僕だけが感じているわけではないようなのですが、面白いのは、この女性が取り立てて問題を起こしているわけでもなく容貌がおかしいのでもなく態度が悪いわけでもなく、
  1. レジ打ちをし
  2. お金を受け取り
  3. 商品を渡して
  4. お礼を言う
という基本手順をつつがなく終えている…のにも関わらず接客された側をイラッとさせていることです。 よくよく考えてみると面白い。なぜこんなにイラッとするんだろう、この人は?

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「評価してます」「評価してるの?」という言い回しが好きになれない(音楽的な意味で)

04_01.jpg もしかすると音楽分野に限ったことなのかも知れないのですけど、自分が何かを気に入っている、良いと思っていることを「評価している」と表現することがあります。「最近のアレ系、評価してるの?」「彼の最近のリリースは評価してるんですけどねえ」みたいな感じで。音楽分野の用語は基本的に、ショップと音楽雑誌によって煽られたバズワード満載なので多分これもそういうところからこぼれて一般の人も使うようになってしまった用語なんだろうなあと想像するのですけど、僕はこの「評価」という言葉の使い方が嫌いです。 単純に言って偉そうですよね。なんでそんなに上からの物言いなんでしょうか。自分は評価する人間、音楽やアーティストは評価されるもの。自分自身の中での評価であれば「好き・嫌い」という表現方法で十分なはずで、絶対的な価値観を想起させるような表現はどうかと思うのですよ。 先日も、とても自然に悪意なく「君はアレ評価してるの?」というようなことを聞かれて、何というか戸惑いました。「好き?」って聞かれればはっきりと「好きだよ」と答えられるのですけど、「評価してる?(Y/N)」みたいに聞かれても正直答えようがないというか…「評価」なんぞしたことないというか…もしこれが「業界」ってもんだよと言われるのであれば、なんというか御免被りたい気分でいっぱいです。 あんまり、こういう言葉の使い方が流行らないで欲しいなあと思ってるんですけどねえ… 目新しい言葉の使い方にはみんな飛びつくからなあ…

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はっきりしない立場の難しさ

へなちょこプログラマのisです。まぁホントは「プログラマ」って名乗るのも恥ずかしいくらいなんですけど、まぁ職種みたいなもんです。レジのシステムを知らなくても流れ作業をこなせればレジ担当、みたいな感じ。仕事内容を見て分けるとすればプログラマだね、やってることから判断するとそうみたいね的な。社外の「本当の」プログラマと喋ると自分とは違う職域、レベルの人達なのだなあと思うのですけど、まぁ仕方ない。その辺はね。

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【職場で小耳に挟んだ会話】 地獄のミサワ風痛いセリフに盛り上がる男と冷静に聞いてる女の会話

登場人物

  • 男:20代前半
  • 女:20代半ば

シーン1

  • 男)昨日、○○の△△さん(それなりに名のあるバンドの人らしい)とご飯してきたんですよ
  • 女)あ、行くって言うてたねー
  • 男)やっぱ格好良かったっす
  • 女)へー
  • 男)なんか「20代半ば頃ってどんなでしたか?」って聞いたんですよ(筆者註:自分の年。将来に迷いがあるのかも知れない)
  • 女)うん
  • 男)そしたら、「20代の頃は俺は負けたことはなかったね」だって!
  • 女)? どゆこと?
  • 男)だからあ、いつもこう自分が思ったことを実行してきたって言うか。やっぱり成功してる人は違うね。
  • 女)あー

シーン2

  • 男)やっぱあれだね、スパッと言う人は格好いいね。
  • 女)そかなあ
  • 男)△△さんって結構はっきりものを言うじゃ無いですか、って言ったら、
  • 女)うん
  • 男)「え、俺ってそんなに言うかなあ?普通じゃない?」とか!格好いい!
  • 女)あー、男の人ってそういうこというよね
  • 男)いや、格好いいじゃないですか
  • 女)あー結構そうね、まあうん
  • 男)いやー、格好よかったわー
男でも30歳半ばになってくると、この「男」君が感じ入っている△△さんのセリフが如何に痛いか解ってくるので安易に憧れたりしないんですけど、女の人は年齢関係なくその辺現実的に見てることが多いなあというのが昨日の気付きでした。男から見ると冷めてるとも言うけど、そりゃまあ盛り上がる場所が違うだけだしどっちが素敵とかいう話とは違うのですけどね。「男」君は結構、「有名人と仲良くしてる俺すげえ」「俺が関わったこのプロジェクト良いでしょ褒めて」系の子(自分に自信が持てないときにそう言うので下駄履かしたくなるってのはあるよね)で、「女」さんは適当に聞きながら素直に感動する素直さも持ってるような子なので、まぁこのコンビはお互いに良いコンビなのかも。 とりあえず△△さんの「え、俺ってそんなに言うかなあ?普通じゃない?」っていうセリフが僕にはどうしても地獄のミサワの絵付きで再生されてしまって、ビタイチ格好良く思えないんですけど、ていうかもう失笑すらするんですけど、まあそういうこと語っちゃう人っているよねえ。褒めてオーラ的な。地獄のミサワ的な。 …顔真ん中に寄ってるのかなあ。

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痛いところを突かれた大人はこう逃げる

仕事の話の流れで双方の意図が食い違い、テキストベースで議論になることがたまにあります。元々僕がそういうことに拘りがちの面倒くさい人間だということもあるのですが、往々にして先方の適当な態度が発端です(んで、最終的には言い過ぎて/書きすぎてしまう僕が悪くなります。ダメじゃん)。 普段自分が部下に対して厳しく言っていることを自分自身が延々行っていたり、年齢が上だったり経験が長かったりすることだけを理由に横柄な態度を取っていたり、誤魔化しているのは明らかなのに上手く言いくるめて逃げ切ったつもりでいたり、和やかな雰囲気を醸したいのか仕事のメールで顔文字を使ったり草を生やしたり。そういうことを指摘せずに黙っていれば穏やかに進む…なんてのは僕には出来ません。斬れぬものなど、あんまりない。 …まぁ、取締役社長と半径3メートルという零細企業にいるからこそ、そんな僕でも路頭に迷わずに済んでると言うこともあるのですけど。度量のでかい社長には本当に感謝です。

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わからないことは「わからない」と言って聞くようにする

Ethos これはきっと性格なのだと思うのですけど、油断するとすぐに知ったかぶりしてしまったり、「まぁいいか」と聞くのをサボってしまったりするのです。良いこと無いんですけどなんとなく誤魔化せるような気がして。「まぁいいか」と言ってしまう理由は一口には言えないんですけど、主な部分を占めているのは例えば「わからない」というのが恥ずかしいというような感情。「そんなことも知らないの?」と言われるのが嫌だなあ、ないしは怖いなあ、なんてことを考えてしまうのです。そんなこと考える必要はないと「考えて」はいるんですけど、体が反応しちゃうんですよね。そんなことは考える必要は無くて「聞くは一時の恥」なのだからそこで解決した方が良いし、だいたい「わからない」と言ったところでそれを嗤う人なんてそんなにいない、そう考えてはいるんですけど。 なので、努力して「わからない」と言うようにしています。 ハキハキ喋るのと同じで、意識してやっている内に身についていくんでは無いかなあと期待して。

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「アレ」

日常の会話で「アレ」って多用する人いますよね。単なる癖の人もいるでしょうし、若干頭の記憶容量が少ない方もおられるでしょうけど、まぁともかく「あのさ、アレのアレってどうなってたっけ?なる早でアレしたいんだけど」なんつて言われても「ああ、急いでるんだな」くらいしか解りません。アレって何だ。しかも多分「アレ」3つとも内容違うし。 説明を省略できますし使う意味はある「アレ」なんですけれども(しかも時と場合と人によってはそれで伝わっちゃうから怖い。どういうことだ)、多用するとわけわからんくなりますし「多分アレってアレだろう」と思いながら話を進めると実は違うのを想定していて話が大混乱と言うことにもなりかねないので、自分では基本的に使用を控えると共に相手が使ったときにはやんわりそれが何かを確認するようにしています。 ただブログでは「アレ」を使うときがたまにあります。そういうときはほぼ例外なく「はっきりと書くと角が立ったりきつくなりすぎるのでぼかして書くので解る人だけ解ってくれれば良いよ」という意味合いでありまして、そういう「アレ」に対して「このアレって何のこと?」などと聞かれましてもとても説明してられないというか、ものすごくアレなので出来ましたら空気をアレするとか大人の対応としてアレしていただけると助かります。 よろしくお願いいたします。

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過小評価/過大評価されやすいタイプ

ずっと以前に「将校の4つのタイプ」に関するハンス・フォン・ゼークト(第一次大戦頃のドイツの軍人)の台詞と言われる言葉を引用したことがありますが、同じようなセリフが第二次大戦寺のドイツ軍人(最終階級は元帥)、エーリッヒ・フォン・マンシュタインの言葉としても残っているらしいです。どちらが本当なのかはよくわかりませんが、前述のゼークトのものと言われるセリフよりも柔らかな表現になっていてより好感が持てます。

将校には4つのタイプがある。
  • 第一に、怠惰で無能なタイプ。これは放っておいても害にはならない。
  • 第二に、勤勉で有能なタイプ。このタイプはどんな細かいことでもきちんと分析する優秀な参謀になる。
  • 第三に、勤勉で無能なタイプ。このタイプがいちばん始末に負えないので、即座に除隊を命じなければならない。
  • 第四に有能で怠惰なタイプ。このタイプを最高の位につけるのがよい。
現実的には1人1タイプというわけではなく、状況によって違うタイプが顔を出す事はあるなぁと思っているのですが、ともあれ、このタイプによって評価が過小だったり過大だったりするなぁということをいつも感じています。

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