男の嫉妬に当てられた話

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「嫉妬」という漢字が両方とも女偏である通り嫉妬というと女性のイメージが強いけれど、男だってもちろん嫉妬しますよね。恋愛のこともあるし仕事のこともあります。人間として生きている以上、自分が持っていない他人が持っているものを羨むのはとても自然なことだし、ある程度の嫉妬は誰しも持っていることなのですけど、それが行動の指針や他人に対する感情の根本にあったりするとまぁいろいろと面倒なことになります。先日職場でふっかけられた喧嘩も根本は嫉妬でした。



始まりは全然違う部署の人が自分に振られた仕事を手に持ってやってきて「お前の方が詳しいからお前がやれ」。残念ながらそれは僕の仕事ではないので断ったらば激高して怒鳴り始めました。暴言を右から左に受け流しつつ行間を読むと、

  • 最古参の1人である自分の意見はもっと重用されるべき
  • 自分より君の意見が採用される機会が多いのが納得できない
  • 重用されてるからって調子に乗るな
  • 学歴があるからって調子に乗るな
  • 年齢から見ても自分の方が「上の立場」であり自分の判断に「自分より下の人間」が従うのは当然
  • 部署が違うとかそんなの関係ねぇ

ということを言ってるみたい。要するになんでお前は俺の言う通りにならないんだ!どうせ社長に贔屓されてるからだろう!社長に言ってもお前がやれの一辺倒で聞いちゃくれねえ!コンチクショー!という事みたいなんだけど、そんなこと俺に言われてもなぁ。知らんよ。


僕がこういう立場になったのは、僕が僕の仕事に集中できるように社長と粘り強く交渉を続けてきた結果。具体的には僕に命令をするのは直属の上司のみ。それ以外の人間はその上司に話を持ちかけてアサインを交渉する。命令系統を一本化しないと、自分の仕事を楽にするために僕を便利に使おうとする人が凄いたくさん出るんだよね。1人1人に悪気はないとしても僕から見るとそれは違う。雪だるまだって元は小さな氷の粒なんだよ。だからどんな小さな案件でも例外なく命令系統に従うことを求めなくてはならないの。1回許すと後はなあなあにするでしょう?君ら。


そういう事情が彼に理解できるわけもなく、何か知らんけど「僕が自分の仕事しかしないこと」「僕がそいつの命令に従わないこと」を延々なじり続けてるんだけどよく意味がわからん。そもそも日本語が不自由なのねぇ。序文の前段の前振りの心構えくらいから話し始めちゃう人だからなあ。多分、言ってることが意味不明だから長く勤めてるのに評価されないんだよ。うちの社長はきちんと理由と結果を説明すれば解ってくれる人だよ。僕なんかしょっちゅう文句言ってるけどきちんとした意見なら聞いてくれる。嫉妬している暇があるなら、自分をなんとかしなよ。他人の環境を変えて自分が楽しようとすんな。


「会話の通じない人間はそもそもレベルが違うわけだから喧嘩にならないのだよな」と言ったのは鳥坂先輩だったっけ。そんなことだからいつまで経ってもゲリョスなんだよお前。