Nothing leads me to.

13年間生きていた犬が死んで、昨日で1年、でした。 実家を離れて以来、会えても年に数回だったので、 そんなにすぐ側にいたわけではないけど… それでもやっぱり、確かに、心のどこかに居場所がありました。 少し、感じたのは、 実家に帰省する理由が、なくなっちゃったなぁ…ということ。 別に家族と仲が悪いわけではないけど、 相手が人間なら、電話ででも話せるし、 近況を知らせることも出来る。 ほんの数時間で、京都に来ることだって出来るしね。 でも、相手が犬だと、 会って、話してみないと、何も伝わらないんだよね。 僕はきっと、 彼女に会うために、帰っていたんだろうな、と。 今が特別、ということではなくて 去年の夏も、今年の正月も、春も、感じたけど、 実家に向かう、きっかけが見つからない。 家族に顔を見せてあげればいいじゃない、ってそれはそうなんだけど、 もちろん、そうしたら、 特に何もなくても、喜んでくれると思うけど、 やっぱりね、何とも言えない、寂しさ…手持ちぶさたな感じが、 どうしても残ってしまう。 去年の昨日、 その日はちょうど、SWITCH-OVERの日だった。 彼女が死んだ、3時頃、僕はちょうど、レコードを掛けていた。 僕が、心配と諦めを抱えながら、静かな甘い曲を掛けてるときに、 彼女はここからいなくなったんだ。 ウェラーズの、青白い光の中で、 その曲が旋律を残したまま、 フェードアウト、していくように。

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こんな夜もあるのさ

やってはいけないよ、 と、 自分で自分を諭しながらも、なかなか眠る気になれない 午前3時。 紐解く、自分の残してきた言葉。 僕は、自分の文章が大好きだ。 きっとね、行間を埋めるモノが僕にはあるから。 みんなにはね、行間なんて、『真っ白け』があるだけなんだけどね。 『君の声を探しに…  』 想うことは数限りなくあるのだけど 文字や、言葉に出来ることは、ほんとうに、ほんとうに、少ししかない。 示唆だけ残して、打ちきられた言葉が、 今僕に語るモノは何もない、 僕は、その頃の僕じゃないんだよ。 僕は、今ここに生きている僕以外の僕じゃ、もうないんだ。 今の僕の想いが、なにを示唆してるかはよくわからない。 むかし良く聴いて、涙していた歌が今流れているけど、 いまは、波のむこうになにがあるのか、よく見えない。 友達からの、イベントのお知らせ。 ほんの少し、元気に。 僕はいつも行きたい、と思いながら、毎回、巡り合わせが悪くて行けたためしがない。 だから、いつも僕の返信は、 月に一度の近況報告。 そっか、頑張ってるんだね、俺も頑張ってるよ、 すこし、酔いたくなってきた。 わかってるさ、休みなのは明後日で、明日じゃないことくらい。 明後日が休みだから、明日はどうしてもやり遂げなきゃ帰れない仕事があることも そのためには、朝イチからクリアじゃなけりゃいけないことも なにも、起きないことも 心におきたさざ波を、 つまみ上げることなく、おさまるまで眺めていたい、 そんな夜もあるのさ また明日になれば、いつも通り 笑ってすごせるようになるのさ だから、きょうは少し 油断していてもいいかい?

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波よせて / Small Circle of Friends

ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ はじけてく ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ はじけてく それは晴れた日の夜の事 フラリ立ち寄る人ごみの中を ダンスホール 放たれる光線 背中に受け横に立つ少年 キラリ光る白い歯見せつつ 話しかける言葉は少なく 冷めながらも熱く語る姿 なにかしら心ひかれる僕は 手招くままに店をあとに 彼の運転するクルマ飛び乗り 行き先人気のない海へ たどり着き少年やおらキメゼリフ 「海の向こうに何がある?」 口にすると同時 服のまま飛び込む 月の光りのじゅうたんの上を 彼はなめらかに滑っていくよ 波よせて 波よせて 君は行く 君は行く 誘われて 誘われて 君は行く 君は行くんだね ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ はじけてく ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ はじけてく 波打ち際をさかいにこっち そっち会話をする僕ら二人ぼっち 空を見上げ浮かぶ波の口に 未来のあこがれが水しぶき バラ色な風景そこに見える 大いなる素晴らしき日々叶える大陸が きっとこの先へ ずっとこの先へ 海の向こう側へと行けばあると信じてる少年の指さす方向僕には見えず 暗闇の恐怖だけが映る 何も言えず立ちすくみうなずく そんな僕を許すように微笑み 一つの目的果たさんがゆえに 旅立ちのとき むかえて一言「それじゃあ、そろそろ行ってくるよ」 波よせて 波よせて 君は行く 君は行く 誘われて 誘われて 君は行く 君は行くんだね やがて彼の姿 アワとなり海と一つになる 地平線の向こうへ泳いで旅をしてるのさ また会う日もないだろう そんな予感を持ちながら 僕は来た道を帰る いつものあのぬくもりへと ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ はじけてく ウェイバー ウェイバー ウェイバー ララ はじけてく

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文章を書くこと。

最近、というかずっと前からだけど、 かなり悩んでいる。 何をどのように、どこまで書くのか。 たとえば、僕がフィクションとして小説を書いたとする。 フィクション=作り話、であっても、 そこに登場するモデルはリアルだ。 それが小説じゃなくても、同じ。 僕に意図があってリアルを曲げている場合は、 それはねつ造というのだが、 リアルと違っても常に捏造というわけではない。 僕自身が感じていることが、現実と違う場合、 書き出されるものは捏造ではなく、僕を通して見る世界だ。 僕は、それを事実として認めている。 それが間違いだと否定するのはたやすいが… 僕がなぜそういう世界観を持つのか、 理解するのはきっとたやすくない。 僕を知ってる人間が、僕の文章を読んで苦悩するのは、 結局、僕が解らないと文章が解らない、 と感じるからだろう。 解らないのは、文意じゃなく僕であり、 不快に思うのは文章ではなく、僕自身だということだ。 極私的なサイトである以上、 それは一つの予想される読み手のスタイルだが、 書き手としての僕は すべての文章を知人に宛てて書いてるわけではない。 書き手としての僕は、 すべてはフィクションを含んでいる、 読み手の私的感情なんて考慮する必要はない、そうも言える。 でも、それはなかなかできない。 意識的であるにしろ、無意識的であるにしろ、 人を傷つけてしまったら、それは広義に犯罪だ。 でも、僕のリアルな、そしてセンシティブな心情は、 そうした、センシティブなリアルのそばにある。 それを描くには、覚悟が必要だ。 伝えたいことは、書いてることの内容そのものよりも… それを読んだときに起きる感情… 多くの人間が、言いたいことがあるだろう。 だが、僕は書くことを止めたりしない。 少なくとも、ここでは、 僕の感情を、映し、伝える、そのために、こいつらはいる。 “with an air of abstruction.”

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history of mutter

いつからこんなのを書いてるかというと… 前身は、 [an air of abstruction](ぼーっとして) という意味の詩集で、 最初に書いたのは… 多分、小学校5年の時かなぁ… 最初は純粋に詩集だったけど、 思春期というのは文句も多いわけで…(苦笑) だんだん、日記と詩とごちゃ混ぜになっていって、 結局それが今まで続いてるっていうことかなぁ… 今でもその小5の時のノート、持ってるし。 もう、5?6冊目かなぁ…(今もある) あ、今のノートが [an air of abstruction -6th] だ。。。 もっとも、 mutterとして書き始めた頃からノートは あんまり使わなくなったけど。 それでもいまでも、 1月に1回くらいは書く。 なんか、感傷的になっちまうな。

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not Same.

キミは言った、 多分、同じだよ、 ボクは思った、 多分、違う、 キミが同じだと思うように、 ボクは違うと思う、 フタリの想いは同じじゃない、 ボクは、違う、わかる。 性別の同違じゃない、 年齢の同違でもない、 ただ… 『好きかもしれない』…ボク、 とは違う、よ、 ….いいか、そんなことは、 もう、 ここでは、 いいよね、 もう、 ここでは。

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boku niha.

読んだよ。 でも、 何も言えないです。 僕には。 きっとそんなこと望んでないよね? でも、 僕には、 『悲しい文章』には見えませんでした。 僕には、 僕には、 きっと、もう何かが、あるんだと、 感じて、 僕には、 迷いも、悩みも、 感じなかった、 おかしなことだけど。 僕には、 誰の何も分からないけど、 そんなこと、きっと、 誰も望んでないんだろうけど、 僕には、 なぜか、笑顔も浮かんでます、 気を悪くしないでね、 悲しい目をした微笑み、 でも、 僕には、 前へ進めない姿は見えなかった、 何で落ち込んでるのか、 何で悩んでいるのか分からないよりも、 はっきりして、 悩むことができることの方が、 きっと楽じゃないかと 僕には、 思えます。 僕は、 思います。 きっと時が過ぎていけば、 この痛みは手のひらからこぼれてしまうかもしれない、 けれど、 忘れることはない、 ずっと、ぜったいに、 忘れない。 忘れることなんてできないよ、 僕にも。 急ぎすぎずに、 諦めきらずに、 楽天的すぎずに、 君、らしく。 いま、 君は十分に君らしいよ、きっと、 だから きっと、 いまのままでいいんだよ、 いまのままでいい、 かわらなくていいもの。 僕には、 そう、感じられる。

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sands

得るときよりも 失うときの方が 心に刻まれる 時が過ぎていくほどに 全てを失う気がする 昨日まで 手のひらに しっかり握りしめていた ことも 明日になれば きっと 違う何かが まだ気づかないけど

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