SWITCH-OVER
最近、仕事が終わってから、家まで歩いて帰っている。 大体5kmくらい。1時間弱になる。 終わるのは大概22時近くなので、 家に着くのは23時くらいになってしまい、少々しんどいけど、 でもこの時間が、結構大事。 その途中で酒を飲みに店に寄ることもあるし、 わざわざ遠回りをしてみたりもするけど、 そうすることで、少しでも、心を切り替えて家に帰りたい、 そんな気がする。 仕事でめいっぱい頭を使った後、電車に飛び乗ると、 疲労感がどっとわいてくる。 自分の周りの客も皆そんな感じだし、 仕事をした、疲れた、という感じのまま、 家に帰って、大きなため息をつくことになる。 歩いて帰ると、確かにエネルギーは消耗するのだけど、 疲れが少し、減るような気がする。 『変換点』、そんな時間の使い方があってもいいんじゃないかと思う、 おそらく、誰しもが無意識のうちにそういう時間を作っているのだろう、 それは、帰り道だったり、いつものラーメン屋だったり、 電車の中かもしれないし、駅から歩く道かもしれないけど、 僕は、疲れて泥のように眠り、そのテンションを保ったまま次の日に… という生活には耐えられない。 できないのではなくて、そんなことをしたら 体力を超えて頑張ってしまうのが目に見えているので。 帰宅が30分遅れて、 眠る時間が30分削られるようなことになっても、 そういう時間が必要な気がする。 そんな時間に気づいたせいで、 なかなか自転車を修理に出せないでいるのだけど。