プロダクトのデザイン体制、それからエンジニアなら出来ることはカスタマイズしようという話

昨日のエントリがやけにブックマークを集めていて、「こんな導入編も何もないエントリをホイホイブックマークしちまっていいのかい」って感じですが、「ユーザースタイルシートって何」「Greasemonkeyって何」っていう解説はしないので、というかそれをしなくても解る人以外が自由にやるのはトラブルの元なので、その辺はご了承ください。あくまで運営が何とかしてくれるまでの仮なんで(だからデザインも作り込んでない)。 Zeroの動画視聴ページについては引き続きかなりのクレームがよせられているようで、運営も対応に追われているようです。 ZeroWatchの動画説明について – ニコニコ動画 開発者ブログ(新着情報) ZeroWatchの更新について – ニコニコ動画 開発者ブログ(新着情報) こういうとき、現場である企画開発担当者が出てきてデザインの説明をするというところがもう何というか間違っているというか、Appleみたいにデザインを統括するデザインチームが別にいてリリースごとに協同し、デザインの意図についてはデザインチームの責任者(Appleならジョナサン・アイブ)なりプロダクトの責任者(同スティーブ・ジョブズ)なりが解説するようにしてあげようよ、というかしてよ(デザインの統一性的な意味で)と思うんですけど、まぁその辺は現在のドワンゴの限界かも知れない。日本でもSleipnirのFenrirとか多分そういう体制で、統一感のあるプロダクトをたくさん作っていて素晴らしいです。こうあるべき。仕方ないけど。 で、前のエントリでも書いたとおり、ひいき目に見てもちょっとなーという部分がいくつかあり、使用者の使用方法を大きく変える変更がたくさんあり、クレームも致し方なしという感じなのですが、なんだろう、エンジニアやデザイナの人でこういう案件にぶち当たってクレームだけ書くってのはなんだかなぁ、惜しいと思うのですよね。僕らには何とかするための技能が備わってるわけだからさー。僕はメモしながら動画を見ていることもあって「必要だから必要な部分だけ」改善しました。あれくらいのことはエンジニアの人なら誰でも出来るはず。僕は本職のデザイナではないですけど自身の使用感くらいは何とかできるわけです。もっとみんなやれば良いのにと思って。運営がしてくれないなら勝手にやっちゃえば良いんだよ。うん。 mixiとかはてなブックマークとかデザインが大きく変わる度に、僕もそのデザインのここが気にくわない、ここがダメだと言ったことを言いますが、まぁでもね、なんとかなるんですよ。3カラムが気にくわなくて1カラムにして読んでるブログもありますし。エンジニアとかデザイナの人にはぜひ、ダメ出しとセットで改善案も付記していただけると、今後の参考になりますのでご検討ください。よろしくお願いいたします。

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ニコニコ動画Zeroの動画視聴ページ「ZeroWatch」をユーザスタイルシートとGreasemonkeyでカスタマイズしてみた

新しい記事を書きました。こちらを利用するとGreasemonkey1つでいろいろ捗ります。 【続】ニコニコ動画Zeroの動画視聴ページ「ZeroWatch」をカスタマイズするGreasemonkey
ニコニコ動画が「Zero」にアップデートされ、動画プレイヤーも「ZeroWatch」という名前のスタイルに移行しました。従来に比べてかなり使用感が変わったのでかなり違和感はあります。非難囂々と言うことらしいですがまぁそうですねぇ。こりゃ批判は出るでしょうねぇ。純粋に今までしていた活動がしづらいですからねぇ。
  • コメント:マウスオーバーで動画にかぶる形でコメント欄が表示される。視聴の邪魔になる上、コメントするタイミングでいちいちマウス動かさないといけない。
  • 動画情報:デフォルトで閉じていてクリックで表示。動画タイトルが大きいので動画情報を表示すると動画が見えなくなること多し。
  • 投稿者情報:投稿者さんの名前、画像は動画の下の方に移動。まとまって見やすくなったものの、動画見ながら投稿者さんの名前を横目で見ていたので不便かなぁ。
  • マイリスト:ボタンを押さないと表示されない。普通のマイリストはともかく「とりあえずマイリスト」にも一手間はいるようになっちゃったら意味ないんじゃ無いの?あと、マイリストはいつになったら別ウィンドウじゃ無く出来るようになるんですか?
  • ブログパーツ:共有ボタンに代わるものはページ下部にあるものの、まだTwitterとFacebookのみ。ブログパーツはないので何とかしないと。
ただ個人的には批判ばかりでも無くて、「動画を見る」という機能に限って言えば凄く見やすくなってると思うんですよ。動画視聴中は動画再生画面以外がグレーになるとかもの凄く良いアイディア。映画を見るときに部屋を暗くするのと同じ。同じ路線で言うと「残り時間その他のボタンが表示されない」というのも動画視聴に集中するためのデザインと言えるだろうけどこれは…ふとしたときに不便だねぇ。動画視聴に没頭したい時ばかりでは無いし、個人的には残り時間とか視認する機会って結構多いので。視線がトリガーになって表示してくれると一番良いけど無理だし、せめて常時表示/非表示を切り替え・設定出来ると良かったのにね。 というわけでタイトル。 システム的な部分は「仕方ないね」で基本的に諦めつつ(あんまり複雑なことはしない)、表示/デザイン関連を自分で出来る範囲で勝手にカスタマイズするという方向性です。ブログパーツはGreasemonkeyで表示させ、投稿者名の位置や動画タイトルが異常に大きいといった表示面での調整はユーザースタイルシートで対応しています。 以下、内容とサンプル的な。

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「1日1ニコ」独立・移転から1周年 / 今後の方針について … もっと読んでもらうにはどうしたらいいんだろう?

おすすめの動画を紹介するブログ「1日1ニコ」の運営を独自ドメイン「1ni.co」に移行してから1年が経ちました。 「1日1ニコ」独立・移転のお知らせ | mutter それほど大きなPRなど出来ていないにもかかわらず、懇意にしてくださる投稿者さんやTwitterのフォロワーさんの繋がりなどで一定以上のアクセスを維持することが出来ています。まぁそれで僕が大儲けって事は全くありませんが(移転からこれまでの広告収入たぶん200円くらい)、それでもそのことが記事を書くモチベーションになっているのは確かです。いつも本当にありがとうございます。

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ニコニコ超会議楽しかったですね。画面のこちらから。

ニコニコ超会議、まぁ人それぞれ色んな事を感じたと思いますけど、個人的には何というかすごく楽しかったです。川上さん(ドワンゴ川上会長)や夏野さん(ドワンゴ夏野取締役)がインタビューの中で「ニコニコ動画が本来持っていたごった煮を表現する」という趣旨の発言をしてましたが、現地に行けなかった自分から見ても本当にそういう感じでした。

ドワンゴ川上会長と夏野取締役が語る「ニコニコ超会議」 10万人を「ごった煮」の渦へ (1/5) – ねとらぼ

ニコニコ動画の魅力は元来、普段接点のなさそうな人々が共に盛り上がれる点であり、川上会長はそれを「ごった煮」と表現する。だが最近はユーザーのクラスタ分けが以前より鮮明となり、それぞれに独特の文化が生まれ、交わりにくくなっている側面もあったという。それを“昔のごった煮”に戻そうというのがニコニコ超会議の狙い。プロ・アマ問わずニコニコ動画の人気者をそろえ「僕らが現段階でできる限りのごった煮」(川上会長)を実現する。会場は幕張メッセの広大な敷地を使っても足りないくらいで、スペースの調整に腐心している。見どころはずばり「何が起こるか分からないところ」(川上会長)。ユーザー同士の化学反応に期待している。

生放送されたのは限られたメジャーな部分だけなので、現地にいたらきっともっとそういう感じだったんだろうなぁ。実際、「こんなことやるよ」「こんなことやってるよ」と聞いてはいたけど生放送がなくて見られなかったイベントは多かったし、当日になって「ああ、仕事休んででも行けば良かった」と後悔しました。だってみんな楽しそうなんだもん。 現地レポはたくさんあるだろうから画面のこっち側の話をすると、放送があったところだけでも…例えば「のど自慢」の楽しさ加減は異常。こんなん他では絶対無いね。なんでお前らそんなに温かいんだよ(笑)上手い人も下手な人も観客と一体になって楽しもうとしてるのはなんつうかいいなぁと。そういうのを「同調圧力」と感じる人もいるかも知れないけど、でもライブパフォーマンスってのはそれがどんなものであれ舞台の上と下が織りなす空間だからさ。あれは素晴らしかったね。 あとは…津田さんと東さんが猫耳付けて「ったくこの会場はうるせえなあ!話せないよ」とぶつぶつ言いながら真面目な話してるところとか、ゲームしてるお客さんを延々と映してるチャンネルだとか、囲碁将棋の解説だとか、延々パチンコの新機種の宣伝してるとか、普段は集結し得ないメンバーが集まったライブイベントだとか、同じく普段はなかなか一堂に会せないニコニコ学会とか、フリーダムなビリー兄貴とかその他諸々。その上会場には展示やらブースやらフードコートやらもあったわけでしょう。特別ビリー兄貴に興味が無い人が「おおーあれが」と言いながら写メ撮ったり、技術とか興味ない人が展示されてる技術部の作品に感心したり、自炊なんかしたことないし料理部何それおいしいのって人がフードコートで食事したりしてたわけでしょう。これって本当に昔のニコニコ動画だよなぁ。いいなぁ。 正直「ニコニコ大会議」はついていけなくて、ああこれは俺のいるニコニコ動画じゃないなと感じて興味が無くなっていったのだけど、超会議は違うね。これは「俺のいるニコニコ動画でもある」。 川上さんは「来年は絶対やらない、やるとしても2年に1回」と言ってて来年あるかどうかは分かんない。まぁでもそりゃそうだよね(笑)あの幕張メッセをGWの頭に一企業で全部貸し切ってその全面でイベントを、しかも2days行うとかあり得ないでしょう常識的に考えて(笑)経費がどれくらい掛かるか分かんないけど、お金だけでなく単純に企画の進行と運営人員の確保だけ考えたってとんでもない。お金って言うかエネルギーの問題ですよねぇ… いやでも、川上さんならきっと何とかしてくれるはず。ドワンゴ社員もきっと、超会議が始まって、終わって、何か感じることがあったはずだから。 来年もやったら絶対行く。必ずだ!

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(再掲)MMD杯公式サイトへのショートカット「mmdcup.info」を用意してみた

MMD杯の公式サイトがatwikiからGoogle Sitesにお引っ越ししまして情報もいろいろと拡充、中の人たち本当にお疲れさまです!という感じなのですけど、ドメインが「https://sites.google.com」なのがちょっと切ない。まぁ小銭とは言えお金が掛かるので仕方ないことではありますけど。実際にドメインを取ってみたらどんな感じになるのかなーと思って、ドメイン「mmdcup.info」を取得してリダイレクトを設定してみました。 リダイレクトに設定しているのは今のところこんな感じ。

仕組みはただ単にApacheでRedirect(302)してるだけです。仮なので301じゃなくて302。confファイルに書いているので設定を追加するのはそれなりに面倒です。でもまぁショートカットだし。 「mmdcup.info」っていうドメインになってるのは、多分情報を集積するサイトになるだろうなぁと言う意味での「.info」。公式サイトなら「.jp」が多いんですが値段が3倍くらいするのと、最近では海外組もいるので無国籍な感じにしといた方が良いかなあと言うのとで。 まぁただの思いつきなので、今のところ意味は特にありません。

というか、このドメイン自体を寄付したい

MMD杯公式サイトには運営の中の人の誰に連絡取ったら良いのか書いてなかったのでとりあえずMMD杯運営委員会TwitterとFacebookにメンションとメッセージを投げておきました。先方で「いや別に要らないです」というかもしれないですし、連絡なければやんわり断られたと言うことで何か誤解を与えない程度の用途に使っていくことにしたいと思います。Google Sitesにドメイン設定するの、調べてみたけど意外に面倒そうだしなぁ。もしするとなればあらかじめきちんと決めておいた方が良いだろうし。所有権自体を中のどなたかに無償で譲渡してもいいし、僕が保有してMMD杯が存続する限り維持することを約束し無償で貸与するんでも良いし。 まぁまたなんかあったら書きます。

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【ニコニコ事件簿】アルパカランキング制覇→削除:削除直後の様子

どうでもいいネタ話なんですが昨日の18時くらいに毎時ランキングを「アルパカ」が制覇するという「事件」が起こりました。1位から100位までほぼアルパカが制覇(94位を除く)。 2012年4月24日17:00~18:00の毎時ランキングが酷すぎる件 数字を見れば解りますが完全にツール。ポイントがこんなに綺麗に並ぶわけ無いだろw

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【メモ】 ニコニコ静画のAPI(ニコニコ静画用RSSの続き)

ニコニコ静画用RSSの続き。 ニコニコ静画のRSSとRSS生成用のブックマークレットを作りました | mutter ニコニコ静画のAPIについてはこの辺に情報があります。 ニコニコ静画のAPIを少し調べてみた – まめ畑 ニコニコ解析メモ – ニコ★リブ Wiki – SourceForge.JP ニコ動マイリスト系APIまとめ – あたご型護衛艦日記 個人的にはデータ操作用のAPIにはほとんど興味が無くてもっぱら情報取得用のAPIが欲しいのですが、静画サイトをごにょごにょしてたら見つけたので2個追加。

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この動画がすごい!2011@1日1ニコを書きました。

もう新年になって1ヶ月が経過しようとしていますが、ようやく去年見た動画のまとめを1日1ニコに書きましたのでお知らせ。 この動画がすごい!2011@1日1ニコ – 1日1ニコ この東方動画がすごい!2011@1日1ニコ – 1日1ニコ このVOCALOID動画がすごい!2011@1日1ニコ – 1日1ニコ 今回は、「一般」「東方」「VOCALOID」の3部門に分かれています。 例年であれば「追加ピックアップ」と称して大量に動画紹介を載せているのですが、今回は頑張って各部門10作品ずつに絞ってみました。あんまりたくさん羅列しても焦点がぼやけてしまうなぁと思ったので。正直大変でしたがそのおかげで遠慮無く趣味に走れた気もしています。「VOCALOID」編とかどう考えても2011年のニコニコ動画での流行を反映しているとは思えませんが、まぁでも「こういう世界もVOCALOIDにはありますよ」ということで。 動画視聴の参考になれば幸いです。

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