[Gmail] Gmail、始めました。

とある方に招待状いただきまして、Gmailのアカウントをゲットしました。 (まだ招待状余ってるようですが、紹介して迷惑掛けるといけないので…) 知らない人のために説明しておくと、 Gmailは、Googleが運営している無料メールサービス。 1GBというサイズのメールボックスが特徴。 先日、4/1に開始1周年を迎えて、さらに、2GBに増量されました。 メールボックスにそんなにたくさん容量が必要か?と思うけど、 Gmailはよくある無料サービスとは違って、そこにメールを溜めていくことが想定されていて、 その中に入っているメールを、Googleお得意の検索で探し出すってのがウリ。 収入モデルは、メールの内容に即した広告を表示させるという、これまたGoogleらしいもので、 登場したとき、『それはプライバシーの侵害になるんじゃないのか』と、論争を呼んだ。 (嫌なら使わなきゃいいと思うが) まだまだbetaサービスなので、完全公開のサービスではなく、 既に参加している人が招待することによって、新しい人が参加できる、SNSのようなシステム。 (その他、ランダムに利用権が与えられることもあり) 興味はあったんだけど、そのせいでなかなか触れる機会がなかった。 4/12に日本語を始めとした多言語にも対応したようで、ユーザーインターフェイスは使いやすい。 やたら多機能を主張するUIもあるけど、僕はこういう方が好き。 それでいて、きちんと機能は装備してるしね。 迷惑メールフィルタや、ウィルスメールフィルタにも対応してるし、 フィルタリングも可能だし、転送メールとして利用することも、POPで受信することも可能。 これだけあれば、普通の人は十分なんじゃないかなぁ… (フィルタの精度は良く知らないけど)

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桜エビ

桜エビ漁が解禁、とのこと。

サクラエビ漁 一面サクラ色??静岡で解禁
駿河湾名産のサクラエビ漁が解禁になり、静岡県蒲原町の富士川河川敷で天日干し作業が行われている。水揚げされたばかりのエビを網に並べていくと、河川敷はピンク一色。漁は今月1日夜に解禁、2日初せりされた。由比港漁協(同県由比町)によると、今春は例年になく水揚げ量が少ないく初せりでは過去最高値を記録。漁は6月5日まで。(毎日新聞)
凄い光景だなぁ…久々に見た。 桜エビって、静岡以外の人には意外となじみが薄いようで、 何でかなーと思ってたら、主に駿河湾にしかいないみたいですなぁ。
「桜エビ」は駿河湾だけでなく、駿河湾近海の遠州灘・相模湾・東京湾でも生息しているようですが、駿河湾に比べその数は極めて少ないと言われております。桜えび族は本来深海生物として知られているにのも拘わらず、駿河湾内の桜エビは富士川・安倍川・大井川の河口付近沿岸の淡水の混入する河口付近におり、かつ200メートル程度の比較的浅い水深に生息しており、このような例は極めて珍しいともいわれております。昔は、一年中漁っていたようですが、現在は春漁と秋漁の2回となっており、春漁は3月下旬から6月上旬まで、また、秋漁は10月下旬から12月下旬までの間です。これ以外の期間については、休漁となっております。(『こだわりの味』より引用)
静岡人は、これを、乾燥エビや、天ぷら、 だけじゃなく生で醤油をかけて食うのだけど、これがまた美味い! 昔、父親の仕事が暇で、よく夜釣りに行ってた頃、 明け方の港で漁師から直接桜エビを買って帰ってきてくれて、 朝、そのまま醤油をかけて食べたもんです。 髭がチクチクするんだけど、その新鮮さと言ったら無い。 アレは美味かった…

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[NHK] 受信料をどうするのか。

ITMediaで西正氏が、受信料に関するコラムを書いていたので、 もう一度、受信料について確認しておきたいと思う。 ITmedia ライフスタイル:NHKの受信料制度についての1つの考え方 まずはじめに、受信料というのは、法律で支払いが義務づけられている料金であると言うこと。

放送法32条1項より抜粋
『協会の放送を受信することのできる受信設備を設置した者は、協会とその放送の受信についての契約をしなければならない。』
つまり、テレビもしくはそれに準ずる、何らかの受像機を購入したものは すべからく収める必要のある公共料金、なわけだ。 先日のMUTTERで、『それならテレビなんか捨てちゃってPCで見るよ…』なんて嘯いたが、 チューナーカード+モニターだって、十分に受信可能な設備であるわけで、 厳密に言えば、受信料の発生する環境であろう(薄々思っちゃいたが) ただし、この法律には罰則規定はなく、 現在のところ、そう決められているだけのこと。 また、2台目、3台目のテレビには受信料は掛からないことになっている。 実際に、NHKが運営を存続させていくためには、受信料を徴収しなくては行けない、 僕ら国民はすべからく受信料を納めなくてはならない、というのは理解できる。 しかしまぁ、それと自分が払うべきだと思うこととは同義ではなくて、 よくわからないままに、払えと言われて払わされるのは気分が悪い。 受け取るサービスもよくわからないのに。 前述のコラムの中で西氏は英国BBCの受信料徴収を例に挙げつつ、 しかし今さら受信料未払いに罰則規定を定めるのは無理があるし、 何らかの方法で、受信料を払わない人間は放送を見られない、 というようにはできないか、と述べている。 BBCの受信徴収方法というのは、このコラムを見て初めて知ったのだけど、 かなり極端な仕様になっている。 とにかく、払うことが義務。払わないものには、懲役または罰金刑。 テレビを買うときには、受信料を支払っているという証明書が必須。 初めて購入するときには支払申込書にサイン。 とにかく、テレビを持つことは、受信料を支払うことなわけである。 さすがにここまで徹底されると、従わざるを得ない。 消費税みたいなもんだ。 (ところで、イギリスではテレビ付携帯とかも受信料掛かるんだろうか? 携帯買うときにも、申込書にサインしなくちゃならんのだろうか?) これに代わる方法としてあげられているのが、スクランブルを掛ける、という方法だ。 WOWOWや、その他有料放送によくあるヤツで、 使用料を払うと、スクランブル解除用のキー(カードなど)が送られてきて、 試聴が可能になるっていうヤツだ。 まぁ確かに、受信料の支払いを拒否している人間のほとんどは、 何らかの形でNHKに触れる機会があるだろうから、モラル的にどうかという話ではある。 であるならば最初から、スクランブルを掛けてしまおうというのだが… それも1つの案ではあるけれども、個人的にはどうもしっくりこない。 何がしっくりこないかと言えば、スクランブルを掛け、受信者を限定することで、 NHKを商業放送の世界へ放り出すだけにならないか?ということだ。 NHKの特徴は良くも悪くも、視聴率やそれに伴って決まる予算を気にせずに、 自らの基準で番組を制作していけるところだと思う。 その特徴については西氏も認めてはいるが、それが可能であるためには… と言う部分について、少し技術先行になりすぎている嫌いがある。 まぁ、ITMediaの視点で切るわけだから、 何らかの技術に結びつかなければ行けないのだろうけれども。 前回も書いたが、結局一番良い方法は、諦めて税金を投入することだと思う。 これは、潰れかけの銀行に無駄金を使うこととは違う。 そうではなくて、国が徴収代行を行うということだ。 財源として、それ名義の税金を新規導入しても構わない(僕個人は) 実質的に国営放送なわけだし、別に構わないだろう。 出来る・出来ないは別にして、国から直接改善を促すことも出来る。 税金で有れば、使い方を明らかにする義務もより強くなるし、 国民の目は、払うことよりもどう使われるかに向くことになるだろう。 (現状、国民が使い方を見ているとは到底思えない…今のままでは単純に払いたくないだけだ) 西氏もコラム冒頭で指摘しているけれども… 一度払わなくなってしまった人が、再び支払うようになることはあまり期待できない。 当然、僕だって払わない。 どんなに素晴らしい番組を作っても、賞賛の形は決して出資ではないわけである。 それが、日本のテレビというものだし、仕方があるまい。

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衛星写真恐るべし。

Google Maps衛星写真のサービスを始めたことは先日ここでも取り上げたのだけど、 それを踏まえて、Wired News でこんなコラムが掲載されていた。 衛星写真恐るべし。 取りあえず、ちらっとでもそのコラムを読んでいただきたい。 Wired News – 衛星写真がとらえた「思いがけないシーン」(上) – : Hotwired Wired News – 衛星写真がとらえた「思いがけないシーン」(下) – : Hotwired Google Mapsに絞ったことではないのだけど、 先日のインドネシア沖地震の時の津波の写真などをを紹介しつつ、 狙って撮影しているわけではないけれど、 たまたま、“思いもがけないような”写真が撮影されることがある、とコラムでは紹介されている。 個人的には、『バーニングマン』(知らない人は各自調べてくれ)の街ができあがる様子を Google Mapsが掲載していることや、 掲載されている野球場で今まさにゲームが行われていたり(選手は見えないが駐車場は一杯だ) はっきりいって怖い(苦笑) Google Mapsのデータはさすがにリアルタイムではなく、 1年半に1回くらい差し替えるということなので、決定的瞬間ってのは期待できそうにないが、 (とはいえ、Googleスタッフが敢えてその瞬間を採用するということもあり得るのだが) Googleが衛星写真の会社(キーホール社)を買収した時点でデータ量がなんと、15TB。 これはすなわち現在のスタイル(北米)だろうから、もしこれを、 グローバルなシステムに拡大していったとしたら…、全く膨大な情報量だ。 プライバシー的には確かに心配な面もあるが(何しろ全世界に公開されているのだ…それも無断で) でも、もし日本も見られるようになったら楽しいんじゃないか、と思う。 行ったことがあるけれど、それから二度と訪れていない場所、 思い入れはあるけれど、滅多に行けない場所、 そんなところを、遠くから眺めるってのは、 それはそれで、ほんの少し情緒的じゃなかろうか。 科学技術、IT、Googleと、これほど『情緒』という単語が似合わないカテゴリもないけれど、 そんなことをちょっと思った。

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勝手Javaアプリ…ってあったのね。

Symbianの超勝手アプリばっかり気になってたけど、 Javaアプリにも勝手アプリってあったのねー。 無料アプリをたくさん配布してるサイトを発見。 アプリ★ゲットV! 中でも気になるアプリは、『Ch control+』『M.O.S.』。 Ch control+は、赤外線を利用して、携帯端末をテレビのリモコンにするアプリ。 以前買ったリモコンがことのほか便利なので、 正直言うと別に要らないけど、折角付いてて全く使わない赤外線機能を ちょっとは活かせるってんで興味が。あるだけですけど。 というわけで、M.O.S.を使ってみた。 対応は、J-SH53までで、最新機器には対応していない、ということだったのだけど、 シャープ製だし何とかなるだろと思ってインストールしてみたら、V601SHでも使えた。 使えた、というか動いたと言うべきか? あんまりQVGA的にフィットしているとは言えないような感じだけど。 まぁしょうがないだろう。 しかし、使ってみると意外に使い道がないことに気付く。 タイマーは付属のものがあるし。 現在の電池残量、アンテナ感度を、ビシッと数字で示してくれるのは気持ちいいけど だからといって、便利かというと微妙。なくてもいいもの。 地図は有る程度、有用かも。直線距離を表示してくれる。 でもなぁ…auのナビウォークみたいなのなら良いけど、 ただ、経緯で場所を特定して計算してるだけだからなぁ。微妙。 やはり、ハードウェアの不足を、ソフトウェアで上回るのは、難しい、と言うことで。 もちろん、補ってあまりあるような(実用新案のような)、 有用なソフトウェアもあることはあるけど。 『想定外』までは持っていけないよなぁ。

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韓国でB型男性への偏見広がる

韓国で血液型占いブーム、B型男性への偏見広がる
[ソウル 14日 ロイター] 韓国の雑誌やテレビ番組、インターネット上ではここ数年、血液型占いが大流行しており、B型の男性について「自己中心的で短気」とする偏見が広がっている。 研究者は血液型と性格の相関関係を否定するが、自称専門家の説が下火になる気配はなく、B型男性は恋人に不向きなタイプと決めつけられている。 この影響は大衆文化に反映され、これまでに「B型の男」というヒット曲やB型男性との交際術の本、B型男性とA型女性の恋を描くラブコメディー映画が世に送り出された。 血液型による性格分類は、日本人の古川竹二によって1927年に初めて発表され、1971年に能見正比古が復活させた。 能見の著作などは韓国語に翻訳されており、首都ソウル市内の書店にも翻訳本が並ぶ。 韓国カトリック大学の精神医学研究者は、血液型と性格の関係を裏付ける科学的な証拠はないと明言し、こうした説を盲信する若い世代に冷静な対応を呼びかけている。(ロイター)
『自己中心的で短気』であり、『恋人に不向きなタイプ』と、さんざんな言われようである。 ていうか、放っといてくれ。 マジで。

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中国外交。

さすがである。 韓国政府には悪いが、役者が一枚も二枚も違う。 先刻からの中国における反日運動について、僕はずっとしっくりこないものを感じていた。 韓国における反日運動は、竹島条例制定に伴う、韓国の権利を侵害したという、 非常にわかりやすいきっかけがあった。 中国における反日運動も、根っこのところは同じ(日本の姿勢が気に入らない)なのだが、 きっかけがイマイチはっきりしない。 何故今なのか、という部分で、これと言って大きなことがあったわけでもない、 (問題の教科書は前回の検定にも合格しているわけだし) 主張していることは理解は出来るのだが、タイミングが理解できなかった。 運動に対する、政府の発言、行動ものらりくらり。 市長が反日を諫める発言をした後で、副市長が日本を批判する演説を行ったりと、技も豊富。 暴動を犯した犯人を一気に20人以上逮捕したかと思えば、 怪我人が出ても、私闘であって当局は関知しないと言ってみたり。 とにかく、加熱しすぎない程度に、できるだけ長く引っ張ろうという姿勢が見え隠れする。 中国と日本の利害関係で言うと、本来、歴史的歪曲なんてものは小さいはず何である。 むしろ、国威発揚のネタ程度のことであって、それを武器に対日本外交など行うはずもない。 大臣が問題発言をしたときに、警告を発して貸しを作る、それだけのことだ。 (その辺り、ひたすら感情的な韓国とは違う。むしろよっぽど怖い) だから、歴史問題だけで、反日運動を煽動するのは得策なわけがない、とすれば、 答えはただ一つ、これで日本にプレッシャーを掛けつつ、 なにか交渉を有利に持っていこうという戦略。 じゃ、直接的に利害関係が有るものと言えば何か? それは韓国と同じく領土(領海)問題、そしてアジアの盟主の地位。 領海問題は、石油油田の利害も絡む尖閣諸島の問題と、 先日『あれは島ではなく岩だ』と大臣が発言した、沖の鳥島の問題。 尖閣諸島に関しては、日本は中国と交渉を持とうと声を掛けてきたがなんのリアクションもなく、 仕方無しに日本独自の行動をとる、と宣言して試掘権を設定した。 でもそれは無視というか、試掘権を設定するのを待たれていたような気もする。 反日運動というカードを見せつつ、それを大々的に批判することになるだろう。 もしかしたら、同じレベルで、沖の鳥島に関しても批判を開始するかもしれない。 中国にとっての最大の目的が何であるかはよく分からない。 ただ、指摘する多くの問題は、もちろんそれ自体も大事ではあるが、 最悪、事態が好転しなくても中国にダメージはない。 でも与えるダメージはある、日本のネガティブなイメージを内外に示せるし、 中国の外交主導権を保持できる。 今日、中国外務省の報道『副』局長が、日本の試掘権設定に対して不満を示し、 共同開発をしたいなら応じる、中国はずっとそれを主張している、と表明した。 呼び掛けに答えなかったのは中国のハズなのだが、いつの間にか『自分勝手な主役』は交代していて、 協議の主導権も中国が握っているかのようだ。 これが、中国なんである。 このやり口を見れば、一連の韓国政府の対応、韓国マスコミの主張が 如何に幼稚であったかわかると思う。 あんなものは放っておけばよい。 でも中国を放っておくと、本気でヤバイことになる。 持ってるカードの数が、圧倒的に違うからだ。 さて、日本の官僚達は、この手練手管に長けた中国官僚達に対抗できるだろうか? 田中眞紀子がラジオで、『中国と仲良くできない小泉は頭が悪い』と言ったそうだが、 (田中家は角栄の代から親中派なんだし割り引いて聞く必要があると思う) 首相は頭が悪くたっていいのが、日本の政治システムだし、 優秀な人材は他にきちんと揃っているのだから、これは彼らの戦いである。 常任理事国入りなんて、はっきり言ってどうでもいい。 拒否権のない常任理事国なんて、目立つだけで金を払わされ、旨味なんか1つもない。 大事なことを見極めて、きちっと交渉してもらいたいと思う。 中国に美味しいところだけ持って行かれないように。 で、近い内に起きるだろう、中国のバブル崩壊に巻き込まれないように。 そろそろ、策士っぽく働いても良いんじゃないかい?

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PHOTO: sakura

先週の土曜日(9日)、桜の写真を撮りに出掛けてきたんですが。 なかなか綺麗に撮れてたので、つい、仕事にも使ってしまいました(苦笑) あんまりここで職場の話をするとアレなので、 気になる方はチェックしてみてください。昼、夜バージョンともなかなかです。

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Symbian

ボーダフォンが、SymbianOS用アプリの配信を開始するようだ。 ITmediaビジネスモバイル:ボーダフォン、702NK向けSymbianアプリを試験配信 とはいえ、現状では、ノキア製3G携帯『702NK』しかないので、 実質的に702NK用アプリということになるのだが、 携帯用フルブラウザが用意されるほか、 ユーザーインタフェースをカスタマイズできる「カスタムテーマ」等も用意されている。 ITmediaモバイル:フルブラウザや「純和風メニュー」も?新Symbianアプリ そうは言っても、フルブラウザ『NetFront』は2,625円、 カスタムテーマは1つ420円で、 超勝手アプリが幅を利かすSymbianアプリで そんなものが支持されるのか疑問ではある。 それに、Symbianの善し悪しというよりも、 ノキア端末の使い勝手の悪さを何とかしてもらわないと、 とてもじゃないが手は出せない。 ボーダフォンのお偉いさん方、 問題は、アプリとかサービスとか料金とかそういうことではないのだよ。 端末をなんとかしやがれ!

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雨。

雨の中を歩くのが好き。 静かに、広がるように落ちてくる雨粒の中を、 身をすくめてゆっくりと歩く。 街は、屋根を求めて小走りに急ぐOLや、 片手に持っていた傘を慌てて開くサラリーマン、 カフェから出て、手をかざしながら談笑する女性や、 顔を曇らせて文句を言う工事関係者、 嬉しそうに身を震わせて飼い主を見上げる犬、 稼ぎ時、とばかりに慌てて自分の車に戻るタクシー運転手。 オープンカフェではスタッフが慌てて椅子を雨陰へと移し、 携帯ショップの販売員が憂鬱そうに外を眺めている。 そんな街の中を、僕は一人、歩く、 多分、傘を差した方がいいんだろう、今なら取りに帰れる。 でもね、まぁいいや。 雨粒は、灰色に乾いた空気の中をまっすぐに落ちてきて、 黒くざらついたアスファルトの上に落ち、瞬間にはじけて溶ける。 そんな様子が、こちらからあちらへ移動していき、 街は雨に包まれる。 街の音は雨音に溶け、 静かに、雨粒の流れへと身を委ねる。 僕は、その音を聴くのが、好きなのだ。

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