大好きだった「FINAL FANTASY XII」のリメイク版
「FINAL FANTASY XII」は2006年にPS2用ソフトとしてリリースされました。当時はPS2を持っていたこともあって僕もプレイしたのですけど、とにかくものすごく気に入ったのを覚えています。ストーリー的にあれで世間の評価はそこまで大絶賛ではなかったように思いますが、僕は今でも超名作だったと思っています。当時の熱い記事が残ってました(整形済み)。
『FINAL FANTASY XII』に大ハマリの件。
記事内でも書いていますが、「ストーリーは単純すぎるし、主人公の声優は下手くそすぎるし、何だかなぁ、と思う部分は結構ある」んですけど、それを上回って戦闘が楽しい。当時はシームレスに切り替わる戦闘なんか珍しかったし、モンスターハンター並みに敵がリアルに見える形での戦闘も珍しかった。それは技術的にというよりひとえにゲームハードのマシンパワーの問題だったのですけど、それを見事に解決していたのが「FINAL FANTASY XII」でした。
しかし時代は移り変わりまして、シームレスな戦闘もダイナミックな描画も広大なマップも珍しくなくなった現代において、「FINAL FANTASY XII」が多少リメイクしたところで古くささは否めないのではないか、、そう思っていたんですけど。いやー楽しかったんですよね。意外に。
楽しさはライセンスの選択とガンビットの調整に尽きる
他のゲームで採用されたのを見たことないですが、ガンビットは最高の発明だと思うんです。これが何かというと、- 様々な条件に合わせてキャラクターがどんな行動を取るかを設定出来る仕組み
- 最大12件まで設定可能
というもので、上手に設定するとほぼ自動で戦闘を効率的に行えるようになります。例えば、リーダーをこんな感じに設定し、
- 目の前の敵 …… たたかう
他のメンバーをこんな感じに設定すると、
- リーダーの敵 …… たたかう
- HP<70%の味方 …… ケアル
- 味方1人 …… フェニックスの尾
リーダーは目の前の敵をひたすら叩く、他のメンバーはリーダーが叩いた敵を叩き、HPが減ったり行動不能になったりしたら回復するみたいな感じで動きます。最初は設定が面倒くさく思うかも知れませんが、設定さえしてしまえばあとは自動で動作するので超便利。
他にもこんな感じのを設定すると便利に戦えます。
- HP=100%の敵 …… 盗む
- 味方1人 …… エスナ
- 自分自身 …… ライブラ
- 「火」に弱い敵 …… ファイガ
- リーダーの敵 …… ブライン
奥が深い。
粗はあるけれど17年経っても良作でした
17年前にも書いていたけどストーリーがちょっと弱いのは否めません。システムやゲーム環境は最高なので補ってあまりあると僕は思うんですけど、ストーリー体験を重視する人だと物足りないかも。あと17年前には美麗なグラフィックだったのも、2017年にHD化されているとはいえさすがの17年前、時代を感じます。なんですかね、、最近のグラフィックってあんまりテクスチャ感がないんですよね。制作手法がそもそも違うから仕方ないんですが。ただそうした点をふまえても、戦闘の楽しさは健在であり、その点だけでも良いRPGだったと言えると思いました。ガンビットはもうほんと全てのRPGに導入して欲しい。ちょうどAI流行ってるご時世だし、AIに任せるてきな条件も追加しつつ、オンラインで性格付けされたAIモデルを導入できるみたいにしたら楽しいと思うんですけどね。まあ、いずれ誰かやるでしょう。
FF12も終わってしまったし、さてどうするかなあと思ってライブラリを見たら、まだ「FINAL FANTASY X|X-2 HD Remaster」を積んでました。そうか「X」やったことないんだったな、、やるか、、実は「GTA5」も積んでるんでやりたいんだけど。悩ましい。どうするかなあ。