フィラリア予防
先日の「初めての動物病院」にてワクチン接種に先だちフィラリア予防の薬を処方していただきました。ワクチン接種が遅いのに加えてフィラリア予防もされていなかったためです。あんまり良く知らなかったんですけどフィラリア予防のためには蚊が多く飛ぶ季節に毎月1回薬を飲む必要があるんですね。ワクチンとかじゃなかったんだ。フィラリア症予防薬(経口剤)を毎月1回、1カ月間隔で投薬することにより簡単に、そして確実に予防ができます。予防期間は地域ごとに異なります。必ず獣医師の先生の指示通りに投薬することが大切です。
犬のフィラリア症の予防方法|ノミダニフィラリア.com
我々がお世話になった獣医師さんの方針では「5月から12月まで毎月飲む」ということになっているらしく(日本では多分一般的)、今月が第1回目。
投薬の方法にはいろいろ種類があるようですが、ご飯大好きな宵さんであればご飯に混ぜればそのまま食べてくれるだろうと踏んで試してみたところ……思惑通り全く気付かずに食べてくれました。「ん?」という顔もしなかったので多分それが薬だとわからなかったんじゃないかな。今後もよほど大きな錠剤でない限りは投薬には苦労しなさそうです。
フィラリア予防薬の効果はフィラリア対策だけではない
で、フィラリア予防薬というからにはそれ専用の飲み薬なんだろうと思っていたんですけど、よくよくパッケージを見てみたら違いました。パッケージはこんな感じ。「犬用ノミ・マダニ駆除剤/犬糸状虫症予防・消化管内寄生虫駆除剤」とあり、フィラリア以外にはノミやマダニ、犬回虫、犬小回虫、犬鉤虫、犬鞭虫などに効果があるようです。診察時に宵さんがあちこち痒がるということを相談していて獣医師さんが「フィラリア予防薬にその効果があるので1週間様子を見てみましょう」といっていたのがイマイチよくわかっていなかったのですけど、なるほどそういうことでしたか。ノミやマダニを落としてくれる的な。
1週間経って今でも時折痒そうにしていますが、うちに来たときに比べると頻度は減ったように思います。効果あったのかな。
そんなことより回虫ですよ
獣医師さんに提示することもあるかもと思って写真には収めてあるんですが、なにぶん心地良いものではないので残念ながら掲載は出来ません。ただ見たときは結構ショックでした。1回だけ便に回虫っぽいものが混じっていた気がしたときがあったんですが、はっきりそれとわかる形状ではありませんでしたし、タオルの端を噛むのが好きなので恐らくその切れ端が消化されずに出てきたんだろうと思っていました。が、今回は違いました。もうね、教科書通りというか、画像検索をする必要もないぐらい「回虫やん!」という完璧に間違えない形の回虫。
- 10/22(日)19時40分 …… 晩ごはんと一緒にネクスガードスペクトラ1錠を投与
- 10/23(月)12時8分 …… 昼食後の排便で回虫発見!
- 10/23(月)16時35分 …… 夕食後の排便で回虫発見!
- 10/24(火)7時6分 …… 朝食後の排便に回虫見られず。以降発見なし
動物病院に報告したところ、
投薬で回虫が出た場合には2週間後にもう1回薬を飲む必要があります。人間にも経口感染するので感染しないように十分に注意してください。
とのことでした。次に行ったときに回虫用の薬を処方してもらえるということかな。調べた結果、回虫だけではよほど大量に寄生しない限り重篤な状態にはなりにくそうなので心配はしていませんが、早めに見つかって良かったです。
それにしても特徴的なビジュアルでした……目黒寄生虫館を思い出しました(行ったことはない)。
ちなみに:回虫感染の予防について
回虫による汚染を防ぐためには、母親から仔犬へ感染した回虫が産卵をはじめる生後3週間までに駆虫を行うこと、仔犬が家庭環境に入る際にも予防的駆虫を行います。糞便はすぐに処分するようにして、感染力を持つ回虫卵で環境が汚染されないように配慮します。
犬回虫(蛔虫、かいちゅう)症 – あいむ動物病院 西船橋
ということなので、うちに同居犬がいないことを考えるとブリーダーさんのところで既に感染していたと考えるのが自然ですかねー。親子ともに駆虫をしていないということなんでしょう。フィラリア対策も殺虫剤(今考えるとあれゴキジェットじゃなかった?)だったことを考えると、やっぱり雑だなーと思います。今のところ大きな問題になってなくて良いけど、僕らも無知だったなと少し反省しています。
まあ、そんな環境でも宵さんと出会えたのでブリーダーさんには感謝してるんですけどね。すごく良い仔だし。