食洗機の便利さがわかってきた

食器洗い機のイラスト
最初は「家庭用の食洗機ってなんか使いづらくない?」だったんですけどね、、わかってきました。






「使いづらい」と思っていたポイントは




長く飲食店で業務用の食洗機を使っていたんですけど、業務用食洗機ってすごいんですよ。何がすごいってまあいろいろあるけど一番のポイントは食器洗いに掛かる時間。食器をラックに詰めて扉を閉じると洗浄スタートで、洗い始めから終わりまで1~2分で終わります。店にもよりますが一般的に乾燥しやすくなるための洗剤も使われているし水温も高いので、すぐに乾きます。大量の食器を効率的に綺麗にするための装置なんですよね。最高です。


一方で家庭用の食洗機は業務用とは全く違います。使い方としては、食事を終えたらラックに詰めていき、扉を閉じてコースを選択してスタート。洗い終わりまで1時間ぐらいかかります。その後乾燥もさせるとさらに30分ぐらい。1日に使えるのは多くて2回、大きさ的に入る量や入れられるものにも制限がありますし、洗いものから解放されるというイメージではありませんでした。あれば便利かなあというぐらい。



いや、家庭用食洗機も便利でした!

そういうわけで業務用ほどではないよなあとおもってあんまり重要視していなかったんですけど、いざ使ってみると食後の洗いものがぐっと楽になってちょっと驚いています。そうか、家庭用はこれぐらいで十分だったんや。


今までであれば、皿、コップ、お茶碗、フライパン、鍋、その他を全部順にスポンジで洗っていき、その後水ですすいで水切りラックに並べていくというのが食器洗いの手順でした。自分は食器洗いは嫌いではありませんが、それでもまあ手間は掛かります。でも食洗機が導入されたことで洗いものの9割ぐらいは、汚れをさっと水で流して食洗機に詰めていけばOKになりました。で、詰めきらなかったものや大物だけをスポンジで洗って水ですすぐ。日によってはほとんど必要ない日もあります。この時間短縮が割とバカにならない。

さらに洗ったものを乾かすスペースが少なくて済むようになりました。以前は食後のリビングテーブルが洗った食器でいっぱいになることもありましたが、今はありません。食洗機が洗い終わったときには食後に洗ったものがあらかた乾いているので片付けて、食洗機の中のものを出しておけばOK。夜であれば寝る前にさっとやれます。


そうか、家庭用食洗機ってこうやって使うものだったんですね。どうも食洗機に対する飲食店の脳筋的思考が抜けなくて正しく理解出来ていませんでした。これは便利ですわ。



気になるランニングコストは

業務用食洗機のコストについては以前計算したことがあります。ホシザキ電機さんにも確認を取りました。


ホシザキ電機に問い合わせてみた Re: ホシザキ電機業務用食洗機「JWE-450RUA3」の1回当たりのコストを計算



それによると水道代電気代洗剤代など諸々含めて1ラック当たり5.63円でした。安い。


一方で家庭用食洗機のランニングコストはこんな感じです。






諸々ひっくるめて1回当たり33.8円。業務用ほどではありませんがしかし思ってた以上に安いですね。もっと高いかと思ってました。

毎日1回使ったとすると月約1,000円。年間で12,300円ほどになります。……そう聞くとなんだか高いような気がしてくるから不思議ですが、もちろん「手で洗えば良いなら手で洗って年間12,000円セーブする」という考え方ももちろんアリだと思いつつ、手間やストレスの軽減を考えるとそれぐらいなら出しても良いかなあという気が個人的にはします。それぐらい便利ですね。



食洗機は買うとなると割と大ごとなので安易に「オススメです!」とは言いにくいですが、例えばリフォームを予定しているとか高齢で家事が難しくなったとか事情がある場合には、検討してみても良いと思います。僕にそんなこと言われるまでもなく、一般家庭には既に普及している家電なのかも知れませんけどね。。