技術評論社「WEB+DB PRESS」が休刊

WEB+DB PRESS Vol.42
遂にこの日が来てしまいましたか



WEB+DB PRESSは,2023年8月発売のVol.136をもって隔月刊誌としては休刊させていただきます。物価上昇による製作費の高騰など諸般の事情により,今回の決定に至った次第です。

突然の休刊案内にてたいへん恐縮ではございますが,何卒ご理解を賜りますよう,お願い申し上げます。

22年以上の長きにわたり,絶大なご支援をいただきましたことを,厚く御礼申し上げます。

弊誌で扱っていた分野のコンテンツは,今後も弊社刊行のSoftware Designやgihyo.jp,書籍などで提供させていただきます。また,必要な場合には「特別号」の編集・刊行なども検討してまいります。

最後に,皆様の一層のご活躍を心より祈念しております。

WEB+DB PRESS 編集長 稲尾尚徳

『WEB+DB PRESS』 休刊のお知らせ:WEB+DB PRESS|技術評論社




お疲れさまでした

最近はまったく購読していなかったので休刊と聞いて惜しむのも違うかなと思いつつ、サーバ構築に深く関わっていた時代や、勉強会的なものやセミナー的なもの、インターネッツ的に言うとはてな的なものやドワンゴ的なものが人気だった時代には大変お世話になっていた思い出があります。過去の技術書は引っ越し準備でほぼ処分してしまいましたが、WEB+DB PRESSのニコニコ動画特集はたぶんまだ残してあるはず。


Amazonに商品があったのでカバー紹介がてら貼っておきます。懐かしい。





「総集編」を買ったのも同じ頃だったかなあ。






と思ったらニコニコ動画特集は2008年で、総集編は2011年でした。この前後合わせた5年ぐらいかな、熱心に読んでたのは。



役割を終えたということでしょうか

プログラムコードや技術的な資料を紙で読むのなんて時代遅れという声はあるだろうと思います。まあ確かにコピペ出来ないとか非効率的なことはたくさんあるんですけど、それでも紙の情報量って結構バカにならなくて、同じ情報量をWebに書こうとすると結構な量になるんですよね。ページ数だとかページ長だとか。編集部や執筆者が「ここがポイント」と思う部分を抜き出して詳しく特集してくれたり、仕様決定の裏側を語ってくれたりするという点で当時の僕にとって非常に重要な資料でした。ホントにお世話になりました。


そういう意味では現代でも存在価値はあるんじゃないかと思いつつ(今これ書くのに直近の表紙を見てみたけど結構面白そうだった)、ただしかし、それを紙面でやる必要はあるのかと言われるとまたこれ微妙な話で、売れなくても仕方ない面はあるよなあとも思います。こういうメディアがあって若いエンジニアがそれを入口にして刺激を受けていくというのはとても大事なことだと思いますが、内容はまったく時代遅れではなくても紙面としては役割を終えてしまったのかも知れません。1つの時代だなあ。



本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。