故障箇所の確認
まず、どこが壊れて何を交換すれば良いのかを確認します。破損状況はこんな感じ。
レバーが外れてしまっています。上の金具を下の黒い部分に差し込めば直るじゃないかと思えるんですが、これ、実際にはこういうパーツで、レバーに付いたままになっている部分は本来下のパーツにくっついているはずなんですね。
黒い樹脂の部分が経年劣化で破損してレバーが取れてしまったというのが今回の故障の原因のようです。というわけでこの部分を交換します。
キッチン水栓の型番を調べる
交換パーツを購入したいのですが、キッチン水栓の型番がわかりません。INAX(現LIXIL)の「INAX品番の調べ方」ページによると、キッチン水栓の型番は根元に貼られているシールに記載されているということなのですが、さすが築20年を超えるマンション、そんなシールはとっくの昔に剥がれてなくなっています(入居時点でなかった)。仕方がないのでLIXIL公式部品ページの「キッチンの水栓金具の製品・部品の特定」ページから製品の特徴を選択して当てはまりそうなカタ番を探します。
その結果、どうやら我が家で使用しているキッチン水栓は型番「SF-4420S」ないしはその派生タイプであると言うことがわかりました。
パーツを調べる
型番「SF-4420S」ページにリンクされている「取替用部品(分解図)」を見てみます。これによると交換すべきパーツは「③」の「シングルレバーヘッドパーツ部」という部品のようなのですが、残念ながら型番「A-815-22」は廃番になっています。マジか、どうしよう……と一瞬焦りますが、下の方に代替品として型番「A-1943-10」というのが記載されていて、これに交換すれば大丈夫なようです。
Amazonで購入
なんとびっくり当日配送。すげーなAmazon。いつもなら「そんなに頑張ってくれなくて良いよ……」となってるんだけど、一刻も早く直したいし今回ばかりは助かりました。
ちなみに午前11時に注文して午後21時半到着。いや、やっぱりそんなに頑張ってくれなくて良いです……遅くまで働かせてしまってごめんなさい。
ヘッドパーツ部取り替え作業
パッキンまで交換すると途端に面倒になるんですが(水栓グリスを塗るとか)、ヘッドパーツ部の取替だけなら簡単です。手順は以下の通り。- 止水栓を閉めて水を止める
- ヘッドパーツ部を覆っている固定ナットを外す
- ヘッドパーツ部を交換
- 固定ナットを戻す
- レバーを付ける
- 止水栓を開ける
参考にさせていただいた動画はこちら
作業完了!
掛かった時間は止水栓を閉めてから、作業が終わって止水栓を開けるまで10分ぐらいでした。簡単ですね!これで将来、自宅のキッチン水栓が水漏れしたり破損したりしても自分で直せそうです。電気系とか、精緻な作業が必要とされる水回り系とかに関してはプロの人を頼った方がいいかなと思いますが、こういう簡単な作業は自分でやれるようになっておきたいですね。
(でも最新のキッチン水栓はもっと構造が複雑そうなんだよなあ……)