「内閣支持率」のグラフを更新しました。(2023年4月のデータを掲載)

国会議事堂
内閣支持率のグラフを更新しました






使用データ

NHK世論調査 内閣支持率 | NHK選挙WEB



内閣支持率



33% → 36% → 41% → 42%

完全に流れ変わった感がありますね。

ほんの3ヶ月前ぐらいまでは、これ麻生さんとか福田さんとかと同じパターン何ちゃうのと思っていましたが、まさかの盛り返しで(数字の水準は違うけどグラフの形的な意味で)ちょっと小泉さんのパターンに似てきました。小泉純一郎さんというのは初期の熱狂的な支持があり(最高85%)、その後の落ち込みを経てぼちぼち支持され続けるというのを4年ぐらいやった人なんですが、それぐらい安定しているとやれることいろいろやれて楽しいでしょうね。岸田さんがどうなるかはわかりませんが……

岸田さんの支持率が回復したきっかけは一体何だったんだろうと思って調べてみたんですけどよくわかりませんでした。NHK解説員の方の解説(3/14付)によるとこう。


支持の回復の要因として考えられるのが、新年度予算案の年度内成立にめどをつけるなど、政権運営に安定感を一定程度取り戻しつつあること。さらには現在本格化している春闘で、大企業を中心に労働組合からの賃上げなどの要求に対し、早々に満額回答するケースもあった点も好感されているとみられるが、今後も支持上昇が続くかどうかは、必ずしも見通せない。というのも「支持する理由」として「他の内閣より良さそうだから」は47%と、消極的な支持が依然として目立つという点。また「支持する政党の内閣だから」が27%を占めていて、ご覧の通り各党の支持率を見ると自民党が野党各党に大きく差をつけていることにも助けられているとみられる。

内閣支持率回復41% 要因は? NHK解説委員室


「最近安定してるよね」が支持の理由だというんですけど、いやーそんなので支持しますかね……「不支持とは言わない」であればわかるんですが。後半「他よりマシ」「野党よりマシ」も理由であるから今後どうなるかはわからないと書かれていて、ですよねー。岸田さん自身が何かしたからってわけでもないですよねー。岸田さんが聞いたらますます力入っちゃいそうですけども。


岸田さんが推し進めることが社会にとってピント合ってるのかいまいちよくわからないことが多いんですけど、ともあれ支持率が安定して色んなことを出来るようになるというのは悪くはないかなと思っています。岸田さんてやっぱり真面目な方なんだと思うんですよね。ご本人が「日本の為になる」と本気で思っていることを全力でやる、そういう感じがビンビン来ます。外交についてはあんまり心配してないんですけど(安倍さんと同じく上手な気がします)、内政全般はなんかもうちょっと……信じてお任せするしかないんですけどね。頑張って欲しいです。



政党支持率



選挙(統一地方選挙・前半戦)があった関係で「支持なし」がぐぐっと減りましたが、それが各政党に分配されることなく「わからない、無回答」がぐぐっと伸びて終わったのはなかなかに面白い現象でした。選挙だから何か探したけど見つからなかったってことなんでしょうか。自民党は相変わらず高水準なので、野党が上手くハマらなかったということなんですかね……なんでなんでしょうね?

自民党が良いとは全然思わないのに、つまり自民党より良い案を出すことは不可能ではないと思うのに、なんで野党は支持されないんでしょう。まあ僕にだって全然無理なことを「なんで出来ないんだ」と書くのははなはだ無責任ですけど、でも素人の僕と違って野党の議員さんは政治のプロなわけですから……不思議です。


政党支持率(野党)



そんな野党の支持率ですが、選挙を迎えても特に大きな動きはありませんでした。細かいことを言えば共産党が多少下げ、れいわ新選組が多少上げといったところですけど、通常の動きの範疇と言えば範疇ですし目立った動きとは言い難い。まあ、そもそも統一地方選挙なんて国民にとっては大して大きなイベントでもないですしね。そんなものなのかも知れません。

僕が住んでいる関西圏では日本維新の会および大阪維新の会の躍進が目立ちました。京都市でも各選挙区1人は当選しているような有様で、これ次回以降は複数立候補もありうるかも。会派として割を食ったのは共産党と自民党で、といってもまだまだ両会派が多数派であるのは変わらないのですけど、このまま行くと京都も大阪のようになる日が来るのかも知れません。


今月はこの辺で。