レース3週間前の30km走【京都マラソン2023】

嵐山渡月橋
京都マラソン2023までいよいよあと3週間になり、順調に来てないのに仕上げも何も無いけどそれでも不安解消のため「仕上げの30km走」を走ってきました。どうだった?






1年ぶりの30km走



走る前の目標:30kmを走りきること

ここまで順調にトレーニングを消化できたとはとても言えないし、直近1週間は雪でなかなか走れなかったし、そもそも1年前には月に1回は30km以上走ろうと考えていたのに今日の30km走が1年ぶりであるところに京都マラソン2023に向けたと言うよりも、この1年間のトレーニングがイマイチ上手く行かなかったということがあらわれていると思うんですけど、ともあれ、今日の目標は「30kmを走りきること」。

もちろん本当は目標ペースである5分30秒/kmに近いところで走りきる方が望ましいし、ビルドアップ(前半抑えて後半全力)で走れればなおよしなんですけど、いろいろ求めても無理そうだったのでせめて3年ぶりのフルマラソンに向けて距離の心理的ハードルだけは下げておきたい、その辺りが妥協点でした。トレーニングメニューの集大成である3週前ロングでその目標はさすがに低すぎますが、今年の僕のコンディションはその程度だってことです。現実を受け入れるのは大事。


どうだった?

嵐山から桂川沿いは基本的に下り基調になるので、調子に乗ってペースを上げすぎないように自重し実際に五条西大橋(14.4km地点)から久世橋折り返し(19km地点)ぐらいまでは疲れもなく順調にいけたんですけど、折り返してから急に体が重くなって特に25km以降は大変でした。攣りそうという感覚はないものの脚が上がらず。ペースだけを見ると5分40秒/km前後を維持してはいるけれど、頑張らないと維持できないぐらいの感じで非常にきつかったです。

ちょうど1年前の30km走では後半5kmを5分15秒/km前後までペース上げて帰ってきているので、走力が落ちているのは歴然。特に長い距離を走るという点において落ちてるなあという感じを改めて確認しました。マイレージ(月間走行距離)が減ったというよりは中身の問題かも知れないですね。しばらく20kmさえ走ってなかったもんなー

今ログを振り返ってみると今日も残り5kmぐらいはもう少し追い込んでも良かったんじゃないかと思えるんですけど、走っている時には割と精神的に追い詰められていて「何とか30kmまで」と考えていてそういう発想がありませんでした。走り終わったあとの脚の状態見ると確かにもうちょっと行けたと思うんですけどね。そういうところにも距離の不安が出てたかなあと思います。勝負どころで慎重策を採りがちなんですよね。トレーニングだから勝負して大失敗しても別に良いのにね。性格ですかねー


前回のフルマラソン前と比較してみると

30kmを止まらずに走り切れたことは収穫でしたが、内容はあんまり納得できるモノではありませんでした。この調子では本番きちんと走りきれるかとても不安ですが、しかし実はこういうデータもありまして……これは2020年2月の京都木津川マラソンに出たときの3週間前ロング。




前半は6分/kmを大きく超えるゆっくりしたペースで進み、後半も5分40秒/km前後。獲得標高は今回より少なくタイムは今回より8分遅い。それで3週間後の京都木津川マラソンは4時間17秒だったんですね。2021-22年シーズンの調子が良かったから前年比で今年はダメなような気がしてますけど、でも実は2020年1月当時に比べれば今の方が走力はだいぶ上がってます。

もちろん全体的に平坦な京都木津川マラソン(獲得標高115メートル)に比べると京都マラソン(獲得標高226メートル)はアップダウンがきついし+5分ぐらいはありそうな気はしますけど、それでも前回の京都マラソン(2019年/4時間10分8秒)と比較して遜色ないかちょっと良いぐらいの脚は作れたんじゃないかなあという感じがします。コロナ禍の間、調子良すぎたんよ。



3週間後の京都マラソン2023に向けて

京都マラソンのコースに置き換えて考えると、今日の終わりの状態で鴨川から丸太町通に上がってそこから急坂含めた最後の10km。うわーたぶん地獄を味わうことになるんだろうなあと思うんですけど、攣りそうな足、痛む脚をなだめながら騙し騙しペースを維持していくマラソン後半恒例のアレ、まあでも何とかそこまでは持ってくることが出来ました。

いずれにしても残り3週間で出来ることなんてたかが知れているので、適度に刺激を入れつつ疲労を抜いていってコンディションを万全に持っていき、当日は出来ることを出来る範囲で楽しんでやる、それしかないですね。

楽しんで走ることは出来そうでちょっと安心しました。がんばろ。




おまけ:嵐山は賑わってました

最近はすっかり自転車で遠出することもなくなってしまい、桂川の自転車歩行者道もすっかりご無沙汰だったのですけど、せっかく昼間に走るんだしたまには始点(終点?)から行ってみるかということでまずは嵐山へ向かいました。昼の嵐山に行くのなんていつぶりだろう。めちゃくちゃに久しぶりのはず。

全盛期に比べたら人は少なめでしたが、それでも渡月橋や嵐電嵐山前の歩道に人がいっぱいになるぐらいには賑わってました。店も結構混んでたし。これぐらいの混雑ぶりなら嵐山もまだ楽しめるレベルですよね。渡月橋渡った先の中之島なんかも人が多すぎる感じもなくゆるゆる散歩するのに良さそうでしたし、暖かくなったらまた行ってみようかなあ。