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土地や家屋を所有するようになると、毎年必ず支払わなければならないのが固定資産税です。決められた時期になるとなんとなく支払っている固定資産税が、どのぐらいの税率でどのように計算されているかをご存知でしょうか。今回は、普段はじっくりと考えることの少ない固定資産税の計算方法について掘り下げてみます。
固定資産税ってどうやって計算されてるの?やってみると意外とシンプルな計算方法を徹底解説|インタビュー・コラム|経営ハッカー
ポイントを抜き出してみるとこんな感じ。
- 固定資産税評価額に税率を掛けて計算される
- 固定資産税評価額は時価のおよそ70%、各自治体が調査して決める
- 標準税率は1.4%、ただし住宅用土地は固定資産税軽減の特例措置がある
- 200平方メートル以下の小規模住宅用地の場合は1/6
- 令和6年3月31日までに新築された住宅で3階建て以上の耐火住宅は5年度分1/2に減額(京都市の場合)
いろいろ複雑でわかりにくい。特に最後の項目は京都市のサイトに記載されていたんですけど、なんかあれやこれや条件があって読んでてわけわからなくなります。もうすこしなんとかならんかったんか。制度自体が複雑なので仕方ありませんが。
京都市:軽減措置等について
計算してみよう
ポイントをまとめると大体次のような感じで計算出来そうです。- 土地 …… 時価 × 0.7 × 0.014 / 6
- 建物(5年分) …… 時価 × 0.7 × 0.014 / 2
- 建物(6年目以降) …… 時価 × 0.7 × 0.014
「時価」の部分を仮に建築時の見積もり通りだったとして計算すると、それそれこんな感じになります。
- 土地 …… 2.94万円
- 建物(5年分) …… 10.78万円
- 建物(6年目以降) …… 21.56万円
ということで、固定資産税としては、
- 5年目まで …… 13.72万円
- 6年目以降 …… 24.5万円
となります。5年目までは月1万円程度、6年目以降は月2万円程度。住宅ローンの支払いもあることを考えるとなかなか軽くはない数字です。僕らが建てようとしている狭小地でさえこの税金なので、もっと広い土地を持ってる人だったらもっと払ってるってことですよね。意外にバカにならないですね。今さらですが。
固定資産税も考えつつ積み立てしていく必要がありそうですねー
おまけ:駐車場にするのは固定資産税対策?
更地を売れるまでの間駐車場にしてしまうのは固定資産税対策だと聞いたことがあったので、追加でちょっと調べてみました。駐車場の固定資産税は更地と同じ考え方ですので、原則として更地を駐車場にしたからといって固定資産税が上がることはありません。
更地の固定資産税が6倍はウソ!?高くなる理由と安くする方法を伝授
更地を駐車場に変えたところで固定資産税は変わりません。なので、「固定資産税が下がる」というのは都市伝説です(よりによって複数の不動産業者の方が言ってましたが間違ってるみたいです)。ただし、少ない初期投資で駐車場にしてその収入で固定資産税を補おうということであれば対策と言えないこともないかも知れません。だからといって遊んでる土地をわざわざ駐車場に変えるほどではないです。
京都の街中の土地が駐車場ばっかりなのは、
- 更地にしておいても売れない
- せめて駐車場収入を得たい
ということなんでしょうね。この1年ずっと住宅用地を探し続けてきた僕からすると、ちょっとした不動産バブルで欲かいて高値で土地買って、潮が引いてもその値段で売ろうとしてるから売れねーんだよと思いますが。来年辺り大規模な「整理」があるかもしれないですね。知らんけど。