自家製キムチを仕込みました(2022年12月)

前回(2021年1月)から約2年、2回目の自家製キムチ仕込みをしました。






前回のキムチは辛すぎた

自家製キムチを仕込みました(2021年1月)



当時「甘くないキムチが食べたい」「辛いキムチが食べたい」という気持ちが強すぎたことと、買ってきた韓国唐辛子がより辛いと言われる細挽きだけだったこととで、仕上がりが思っていた以上に辛くなってしまいました。そのおかげでなかなか食べ進まず、冷凍しながら全部消化するのに1年半以上掛かってしまいました。そんなはずじゃなかったのに。

そんな反省もふまえて今年のキムチは辛さ控えめ食べやすさ重視で作ってみることにしました。といってもまだまだ2回目なので「前回より減らしてみた(勘で)」ぐらいの話なのですけど、こういう試行錯誤が楽しいんですよね。あとこの記事がそういう役割ですが、前回どうしたかをメモっておくの大事。絶対わからなくなるし。



キムチ2022 材料

白菜の塩漬け

  • 白菜 …… 700g
  • 塩 …… 35g
  • 水 …… 800cc

キムチのり

  • 米粉 …… 15g
  • 水 …… 60cc

ヤンニョム

  • 韓国唐辛子甘口細挽き …… 40g
  • 韓国唐辛子甘口粗挽き …… 40g
  • チリパウダー …… 20g
  • ニラ …… 60g(1/2束)
  • 大根 …… 140g(3センチぐらい)
  • にんにく …… 64g
  • しょうが …… 50g
  • ナンプラー …… 80cc
  • 砂糖 …… 20g
  • 干しアミエビ …… 10g(大さじ3)
  • りんご …… 80g
  • 塩麹 …… 大さじ2


前回との大きな違いは、韓国唐辛子を大阪・鶴橋で買ってきた「甘口」の2種類に変えたことと(前回はカルディで買いました)、チリパウダーを入れるのを止めたこと。





作り方は同じです。詳しくは前回の記事を参照いただくとして、ざっくり書くとこんな感じ。


  1. 白菜に塩を混ぜて水切り(一晩)
  2. キムチのりを作る
  3. ヤンニョムを作る
  4. ちょうど良いサイズにカットした白菜にヤンニョムをまんべんなく塗って容器へ
  5. 最低1週間熟成
















出来上がったものがこちらです




味見、、あっ!美味しい!味わい、うま味としては去年と同じぐらいで辛味控えめ。もちろん食べてるうちにじんわり辛くはなってくるんですけど、それでも辛っ!っていうほどではない。あーこれダメなヤツだぱくぱく食べちゃう。

去年仕込んだときは好みの酸味ある状態になるまで3週間ほど掛かったんですけど、今年は家の酵母の状態が良いのか10日ほどでちょうど良い状態になりました。これなら食べやすいし、例によってヤンニョムはまだだいぶ残っているので、今仕込んだヤツはどこかに移して(一部冷凍して)、この冬の間にもう一回仕込んでも良いかもなと思っています。白菜があるうちに。



好みの味に作れることが大事

「自分で作った方が美味しい」とは言いません。そりゃね、昔の人たちやプロの人たちが一生懸命研究を重ねて作り上げた市販品の方が「美味しさ」という点では上だと思うんですよ。発酵の安定とか食品としての安全性とかそういうことを含めても。


それを前提にした上で、それでも自分の口に合う味のものがないということはままあります。キムチもそうで、辛さ、甘さ、酸味の3点において好みに合うのに出会ったことがないのです。きっと僕らが異端なのだろうなと思っているのですが、それでも自分で作ってみると自分の口に合うものが作れます。別に難しいことじゃなくて、やってみれば誰でも出来るようなことです。


毎年やってる味噌作りもそうなんですが、自分の好みに合うものを自分で作れるというのは嬉しいことだなあと、いつも思います。興味がある方は是非トライしてみてください。案外簡単ですよ。

発酵してくるとキッチンがキムチ臭くなるけど 笑