逆走乗用車
が、先日、京都市上京区の東堀川通を結構なスピード(道に迷った感じではない)で北上してくる乗用車(京都ナンバー)を見掛けました。東堀川通は、文字通り堀川の東側にある細い道で南行きの一方通行です。青信号の時間が短く使いづらいので、道沿いに用がある人以外は通常、堀川の西側にある広い堀川通を使います。そのことを知らない近隣住民はほとんどいないと思いますが、他府県ナンバーの車であれば間違えることはあるかもしれません。
あ、そう。ここ一通?
そこへ、京都ナンバーの車が疾走してきたのです。さすがにこれはやばい(最悪、左折車と正面衝突する)と思ったので、横断歩道上で手を挙げて車を止めたのですが、運転していたのは70代半ばぐらいのおじいさんでした。僕を見て車を止め、窓を開けるのではなくドアを開けて「なんですか?」と聞いてきたので、「ここ、一通ですよ」といったところ、あ、そう。ここ一通?ここ一通なのね
いやあ、ここに来るまで500メートル以上、道路標識たくさんあったべや。なんでそんなリアクションになるかな。
最悪のリカバリー
まあそれでもまともそうな人ではあったのでほっとしてUターンしてくれるんだろうなと思ってたら、そのまま急発進。赤信号の交差点に進入し(確かに逆走してる方角から見ると信号機が無いように見えるけど、いやお前)、ウインカー出さずに左折、そのままウィンカー出さずにスピード落とさずに右折して堀川通を北上していきました。もし信号に従って進行している乗用車や歩行者がいたら大事故になってましたね、あれ。ついでにいうと僕が止めて止まってくれて良かった。下手すると僕自身がひかれてました。
頼むから過信は止めて講習受けるなり返却するなりしてください
若い頃はきっと運転が得意だったんでしょう。もしかしたら、このときも何か急ぐだけの理由があったのかも知れません。でも……自分が交通ルールから逸脱していることがわかったなら適切な方法でリカバーしてくださいよ。他人の命にも関わることなわけだから、「まあええやろ」でやってしまわないで欲しい。そういうのを「判断力の欠如」というんだろうし、教習所の性格テストであかんやつ認定されるヤツだと思うのです。以前も書きましたが、僕が住んでいる西陣地区では介護のためであったり日常生活のためであったりという理由で、後期高齢者であっても車を運転している人を普通に見掛けます。多くは年代物の軽自動車で、今どきこんなん走るんかいというモデルであり、当然急発進防止などのサポートシステムは搭載されていません。必要であるということは理解するし同情もするけれど……そういう車と細い路地ですれ違うこちらの身にもなって欲しい。何かあってからでは遅いんですよね。。