確かにかつてはそうだった
Wikipedia「SBIホールディングス」の「沿革」を見ると買収したり統合したり独立したりややこしいんですけど、めちゃくちゃざっくり由来を書けば、ソフトバンクグループの金融事業をまとめるための会社として設立された「ソフトバンク・インベストメント株式会社」が大元。なので「SBI」ももともと「SoftBank Investment」で合ってたんですけど、現在の「SBIホールディングス」はソフトバンクグループからは独立した別の法人になってるんですね。で、こうなったそうです。
商号のSBIは、元々ソフトバンクグループの金融関連企業として設立されたため「SoftBank Investment」の略であったが、その後同グループを離脱し「Strategic Business Innovator(戦略的な事業の革新者)」の略(バクロニム)に変更した。
SBIホールディングス – Wikipedia
うんまあよく解らないけど、「SBIホールディングス」の読み仮名が「エスビーアイホールディングス」である以上、「SBI」はソフトバンクの何かの略ではなく「SBI」という単語それそのものになったんですよということなのかなと。
「SBIホールディングス」がソフトバンクグループから独立した理由が、
過度なリスクを取り続けるソフトバンクが財務の安定性が求められる金融事業を並行して行うことは困難であったことから、現在は独立した金融グループとなっている[3][4][5]。
SBIホールディングス – Wikipedia
ということらしいので、そういう意味でもソフトバンクと関係があることを社名に掲げるわけにはいかない(でも「SBI」は残したい)ってことでこうなってるんでしょうね。知らんけど。
「SBIホールディングス」の主な会社
- 株式会社SBI証券
- 住信SBIネット銀行株式会社
- 株式会社新生銀行(株式会社SBI新生銀行に社名変更予定)
- SBI生命保険株式会社
- アプラス
- SBIインベストメント株式会社
- モーニングスター株式会社
「SBIインベストメント」ってSBI証券の沿革にも出てきて「インベストメント被ってね?」と思ってたんですが、昔はともかく今は「SBI」の「I」は「インベストメント」じゃなくて「イノベーター」なので被ってないんですね。それにしても手広くやってるなあ。グループ全体で従業員が10,000人弱いるらしいです。すごいね。
ちなみに:「backronym」「バクロニム」とは
バクロニム(逆頭字語[1]、英: backronym または bacronym)とは、ある単語の各文字を使って、新たに頭字語としての意味を持たせたものである。バクロニムを作る行為は、日本で言う言葉遊びにおけるあいうえお作文に近い。
バクロニム – Wikipedia
backronymは、1983年に back(後)と acronym(頭字語)を組み合わせて新造されたかばん語である。
バクロニムの例
遭難信号として使われる「SOS」は、モールス符号として打ちやすいという理由で選ばれた文字列で、元々は意味を持たない。しかし、しばしば「save our ship(あるいは souls)」といった風に解釈される。ちなみに、SOS以前に使われていた遭難信号「CQD」にも同様に「come quick, distress(あるいは danger)」というバクロニムがある。
バクロニム – Wikipedia
Apple ComputerのLisaの名称は、スティーブ・ジョブズの娘の名からとられたと明らかになっているが、当時ジョブズが認知を拒否していたため、”Local Integrated Software Architecture” の頭文字からとったとされることになった。しかし、これはあまりに不自然であるため、エンジニアの間では “Let’s Invent Some Acronym”(何か頭字語をでっち上げよう)と呼ばれていた[5]。
バクロニム – Wikipedia
なるほどねー。面白い。