【PCアップデート2021】8年ぶりに大幅なPCスペックアップデートをしたのでそのまとめ

諸事情ありまして自宅パソコンのスペックを8年ぶりにアップデートしました。そのスペックを晒す記事を書いたところで自分用以上にはならないんですが、自分的には割と後で見返すことが多い記事でもあるのでまとめておきます。
(あれ、うちのグラボの型番何だったっけとか)






8年前のまとめ記事

【メモ】 PCのスペックをアップデートしたのでそのまとめ – NOBODY:PLACE



PCスペック 2021年2月

2012年11月との比較(*は2020年5~6月に更新)
2021年2月 2012年11月
CPU AMD Ryzen 5 3600
Intel Core i7 920
(Cooler Master Hyper TX3 EVO)
M/B ASUS TUF GAMING B550-PLUS ASUS P6T
Memory* 64GB(CORSAIR DDR4-3200 32GB×2) 24GB(Kingston DDR3-1333 4GB×3 + CFD DDR3-1600×3)
G/B SAPPHIRE SAHD785-2GD5R001(HD7850 2G) SAPPHIRE SAHD785-2GD5R001(HD7850 2G)
OS Windows 10 Home 64bit Windows 7 Professional 64bit
Storage Samsung 980 PRO 1TB M.2 SSD(NVMe)
Intel SSD 330 Series 120GB
Western Digital 3TB HDD (SATA3)
Western Digital 1TB HDD (SATA2)
Intel SSD 330 Series 120GB
Western Digital 3TB HDD (SATA3)
Western Digital 1TB HDD (SATA2)
Case* Fractal Design Define 7 Fractal Design Define 7
Power supply Scythe 剛力2GOURIKI2-P-600A Scythe 剛力2GOURIKI2-P-600A



新PCの見どころ

色が変わっているところが変更点です。パーツによっては8年の間に更新しているものもあります。

何もかもが変わったのでここっていうポイントを指摘するのが難しいのですが、ファーストインプレッションとしてはやはりOSが変わったことが手触りとしてインパクトがありました。ただ友人や知り合いのWindows10評を聞くと「重くて余計なものがいっぱい入ってて使いづらい」という声が大半なので、僕がWindows10に対して「使いやすいな」という印象を持ったのはWindows10のというよりはむしろハードウェアスペックのおかげかも知れません。なにしろCPUは最近まで最新だった世代、SSDも最近流行の超速SSD、メモリは今までの3倍弱。昔に比べてクラウドサービスが増えたおかげで環境の引き継ぎがめちゃくちゃ簡単になり、そのせいであんまり新しいPCという感じがないんですが、ここまで来るとさすがに別物です。

ということで見どころを何点か書くと。


  1. ようやく最新の技術にキャッチアップ出来たM/B(マザーボード)
  2. 小さいのに1TBも容量があり高速にアクセス可能なSSD
  3. スマホのストレージと同じぐらいの容量があるメモリ
  4. とにかく簡単だったデータ移行


1つずつ詳細を軽く。



1. ようやく最新の技術にキャッチアップ出来たM/B(マザーボード)

最新のパーツを取り入れながらなんとかスペックをアップデートしてきましたが、技術的な問題から今までのM/Bではどうしても実現出来ないことがいくつかありました。例えばこんな感じ。


  1. NVMe 対応 M.2 SSDの採用
  2. USB3.0への対応、SATA3への対応
  3. CPUのアップグレード
  4. メモリの増強

1に関してはそもそも「M.2」端子がM/Bに実装されていないので不可能でした。PCIeに変換ボードを挿して「M.2」を利用するのも出来なくはないのですが、「挿せる」というだけでどうしてもスピードは犠牲になります。そのへんは2のUSB3.0やSATA3への対応もそうで、USB3.0対応ボードを増設すればインターフェイスとしては増やせますが、それでUSB3.0の速度が出るかというと出ません。単にささるというだけで。ここ5年ぐらいの流行として新しい規格をM/Bに直接実装するというのが流行っている気がしますが(昔は増設して対応する方が多かった)、M/Bを買い換えたことでようやく触れることが出来ました。

CPUのアップグレードはソケットの問題。理由はわかりませんが、CPUのソケットって定期的に変わるじゃないですか。8年前の僕のCPUは「LGA1366」という名前のソケットでしたが、今やそんなソケットに対応したCPUは販売されていません(中古ならあるだろうけど)。Intelの現行デスクトップ向けCPUのソケットは「LGA2066」。ソケットが違うとCPUは装着出来ないので、CPUのアップグレードには限界があります。

メモリに関しては「ASUS P6T」の最大搭載可能容量は24GBでした。CPUと違って規格が対応外になるには割と時間的余裕があり、アップグレードは難しくありません。ただ最大搭載可能容量、目一杯まで積んでもやはりもたつく場面はありましたし、大量のメモリを必要とする現在の技術環境ではなかなか優位とは言えませんでした。遅かれ早かれ限界が来そうな感じ。新PCでは最大で128GBまで搭載可能(32GB×4本)で、現在は64GB搭載(32GB×2本)。もし必要があれば128GBまで積めるようにしています。なかなかそこまで必要な状況は今は考えづらいですけど。



2. 小さいのに1TBも容量があり高速にアクセス可能なSSD

これはホント衝撃でした。上でも書いた「M.2」に対応したSSDを新しい起動ディスクとして購入し、Windows10をクリーンインストールしたのですがとにかくめちゃくちゃ早い。レスポンスもすごい。メモリの影響もあるんでしょうが、単純にChromeのレスポンスが早すぎて自分のブログが軽いか重いかわからなくなりそうです。今までの起動ディスクも一応SSDではあったのですが、ちょっと次元が違うかも。




ちなみに今までのSSDもストレージとして残しています。120GBしかないのでデータ格納用にはつかいづらいですが、Cドライブにインストールしないアプリケーションと、Minecraft専用のストレージとして活躍の場がありそうです。動画とか画像とか入れないなら120GBでもなんとかやれますよね。

またDドライブ以外に主にバックアップ用のHDD(1TB)がもう一台接続されているのですが、データの管理に目途が付いたらDドライブなどに割り振って、このHDDは外してしまう予定です。もったいないけど電気も食うしね。



3. スマホのストレージと同じぐらいの容量があるメモリ

先にも書いたとおり、最大搭載可能容量128GB(32GB×4本)のうち半分だけ使用しています。正直、32GBのメモリは1GBあたりのコストパフォーマンスが悪く、同じ64GBのメモリを乗せるなら16GB×4本の方が圧倒的に安いのですが、将来的に128GB積むかも知れないと考えてここはお金を掛けました。メーカーもちゃんとM/BおよびAMD Ryzen 5 3600と相性の出ているCORSAIRで。今のところ快適すぎて増強する未来はとても考えられませんが、まあどうなるかわからないですしね。しばらくはMinecraftやってもメモリが逼迫することはないでしょう。





4. とにかく簡単だったデータ移行

昔はもうデータ移行というと地獄でしたね。特に起動ディスクに保存しているデータのサルベージとか引き継ぎとか大変で、設定は1つずつ記録メディアに書き出しておく必要があるし、ブラウザも入れ直しだし。そうそう大量のメールデータの移行なんかもありました。アレは頭が痛かった。でも今回はまずChromeの移行が、


  1. Chromeをインストールする
  2. Googleアカウントにログインして同期する
  3. 引き継がれない一部の拡張機能の設定を行う

この3ステップだけで終わってしまいましたし、その他のデータもクラウドに載せられるものはクラウドに、それ以外はDドライブ(3TB HDD)にそれぞれ格納されていたので、多少リンクを貼り替えるとかアプリケーションの設定を変えるとかするぐらいで済んでしまいました。前回のスペックアップデートの時は、


OSを変えたのは凄い影響がありました。

今までの製品にバンドルされてたCDが軒並み動かなくてインストールからしばらくネットに繋がらず往生しました。他のPCで64bit対応版をダウンロードしてUSB外付けHDDで持って来れたのでなんとかなりましたが。

【メモ】 PCのスペックをアップデートしたのでそのまとめ – NOBODY:PLACE


とか書いてて、ああもう隔世の感がある。ネットの接続なんて全部Windowsに任せてパスワード入力しただけです。良い時代になりましたね。

ああ、ただし以前のPCで構築していたローカルの開発環境は綺麗さっぱりなくなりました。もちろんソースは残っていますがもう一度Vagrantなどから入れ直し。ただこっちは仕事メインで使っているmac miniの方により便利な開発環境が整っているので、わざわざWindowsで構築するかは未定。もしかしたらもうWindowsでは開発はしないかも。わかりませんが。




今後の展望

あと改善出来るポイントというとG/Bぐらいですが、G/Bは真面目に選ぶと高いし、今のところなに不自由なくゲームも出来ているので更新の予定はありません。買うとしても2世代前のミドルクラスぐらいになると思います。最新世代とかよう買わん。

あと細かいところでは、旧PCから使っている120GB SSDと3TB HDD、両方ともインターフェイスがSATA3対応なんですが、M/Bの制限でSATA2ケーブルで運用してたんですね。あれ、なんとかしたらもうちょっとスピード改善するかも。一応規格上はSATA2が3.0Gb/s、SATA3が6.0Gb/sなので速度が倍になるはず……まあそんなことは無いんですけど多少はね。安いし何かのついでに。




以上、誰のためになるかわからないレポートでした。QOL上がったわー