「龍が如く 3 リマスター版」が動かなかった理由を冷静になって考える ―― やっぱりネックはCPUだったか?

結局のところなぜ動かないのかよくわからないまま、PCスペックのアップデートを決めてしまいました。多分それで正解なんだろうと思っているんですけど、それにしてもなぜ動かなかったのかよくわからない。だってそれまでのシリーズは全然問題なくプレイできてたのに。



全く問題なくプレイできていた「龍が如く 極2」のシステム要件(最低)がこちら。

「龍が如く 極2」システム要件(最低)

  • OS: Windows 7 (64-Bit Required)
  • プロセッサー: Intel Core i5-3470, 3.2 GHz / AMD Ryzen 3 1200, 3.1 GHz
  • メモリー: 4 GB RAM
  • グラフィック: GeForce GTX 660, 2 GB / Radeon HD 7870, 2 GB
  • DirectX: Version 11
  • ストレージ: 42 GB 利用可能
  • 追記事項: Pre-set Graphics Setting: Low, Target FPS: 30FPS (1080p at 75% render scale)


一方で、「龍が如く 3 リマスター版」のシステム要件(最低)がこちら。

「龍が如く 3 リマスター版」システム要件(最低)

  • OS: Windows 7
  • プロセッサー: Intel Core i5-3470 or AMD FX-6300
  • メモリー: 4 GB RAM
  • グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 560 or AMD Radeon HD 6870
  • ストレージ: 26 GB 利用可能


こうして見比べてみると、「龍が如く 極2」が動いて「龍が如く 3 リマスター版」が動かない理由が、スペック的にはまったくないんですよ。どっちかというと「龍が如く 極2」の方が要求が厳しいぐらい(「極」は新規開発されたシリーズだからかな)。

ただ、もう一度エラーメッセージを見返してみると「AVX」って書かれてるんですよね。





AVXって多分これのこと。


近年発売されているCPUの多くは「AVX」と呼ばれる機能を備えています。このAVXとはCPUの拡張命令セットのひとつで、対応したアプリケーションの処理を高速化することができます。

最近のCPUがサポートしている「AVX」とは何か? : AKIBAオーバークロックCafe


「龍が如く 極2」では対応していなかったけれど、「龍が如く 3 リマスター版」では対応したということなんでしょう。僕が使っているCPU「i7 920」は決して遅いCPUではないけれど、年代的な理由でAVXは搭載していません。


Nehalem 世代

(中略)

特記事項 – AVX/AESは、非搭載. vPro/VT-d/TXTは、無効. 内蔵GPUは、非搭載.

Intel Core i7 – Wikipedia


発売されたのが2008年ですからね……12年も経てばそりゃ変わるわ。僕だってまだ32歳でしたよ。わけえ。



なんかいまいち納得できない部分は残りますが(オプションでAVX対応オフにして起動できないの?とか)、12年も前のCPUで最新のゲームがプレイできなくても文句は言えないんだよなあ……悲しいけど、これが現実なのよね。もうすぐ代替わりするPCパーツ諸君にはほんと感謝の気持ちしかない。ありがとう。第2の活躍の場を与えてあげられればよかったんだけど……たぶんこのまま予備パーツからの廃棄処分だろうなあ……ゲーム以外ならいまでも十分使えるんだけどなあ。

筐体&電源とWindows10買って、組み付けて整備して義実家にでも持っていこうかしら。その辺の新品よりよっぽどパワーあると思うけどなあ。