※ 以下ネタバレがあります。ご注意下さい。
最終日は旅程的にはもう帰るだけ
前日リバプールに1泊し、レンタカーを返すためにロンドンへ向かう。距離は330km。ただそれだけのことなんだけど、やっぱりねえ、なんですかね、この何の変哲もない旅程を番組として切り取るその撮り方がやっぱり普通と違うんですよね。見映えとしては「友達同士で和気あいあい」楽しんでる旅の風景なんだけど、これね、ひろゆきが以前「水曜どうでそうTV」で言ってたとおり、ほんとに友達同士の旅でカメラ回してもこんな面白いことにならないんだよね。それを考えると、編集してみてここまで面白くなるのってやっぱり技なんだよなあと。やっぱりすげえよ。しかも誰か1人がすごい、例えば大泉さんが面白くてすごいというわけではなくて、あまり喋らない鈴井さんも含めた4人の掛け合いが最高に面白い。しかもね、昔に比べて嬉野さんが積極的に喋るようになってきてるから余計に盛り上がる。
やはり、イギリスの飯は……
聞いてたイギリス人の食への執着の無さ、もちろん一部には過剰な表現もあるでしょうけれど、やっぱりねえ、イギリスの飯は不味いんですね。さもありなん。色んな国の色んな旅を見てきて思うけど、麺って結構な安パイですよ。それがまた新たな地雷になった上に、サービスエリアのハンバーガーまで不味いとかなってくるともう救いがない。そういえば道中、大泉さんがタイ料理屋かインド料理屋ばかり探してたしその辺でね、お察し。
最後はもちろんアビーロードで。
珍しく綺麗に決まったなあ……いいね。やっぱさ、昔の水曜どうでしょう見返したくなったというのもあるけど、それ以上に旅に出たくなりましたよ。こんな愉快な4人で旅に出ることはないけれど、それでもなんか旅に出たくなる、そんな気持ちになるよね。水曜どうでしょうはすごいなあ。旅の中の楽しい部分をこれだけ的確に切り出せる、やっぱ最高すぎるでしょ。
全7夜は、最近の作品としては短いけれど、言ってみればこれは「どうでしょうハウス」の全11話と連続してるとも言えるわけで、そうなると全18話、1クール半なわけだからそれなりのサイズはあります。見た側からしても、アレを踏まえた上での旅行ですし、そう考えても良いかな。次に4人が集まって水曜どうでしょうを撮るのがいつになるのか検討つかないけど、忙しい大泉さんはともかくとして、他3人は徐々に定年に近付くわけですしまた近いうちにやってくれるんじゃないかなと。期待してます。
ま、しばらくは「どうでしょうハウス」と「21年目のヨーロッパ21ヵ国完全制覇」とで楽しめるかな。
次会う日を楽しみに待ちたいと思います。今年も、「水曜どうでしょう」をありがとう。また逢う日まで。
