スーパーマーケットごとのターゲット戦略

スーパーマーケットのイラスト
在宅勤務になってから昼休みに買い出しするようになりまして、近隣のスーパーにいろいろ出掛けるようになりました。



住宅地多めの地域なのでとにかく近所にスーパーが多いです。よく行く順に、

  • フレスコ(性格の違う2店舗あり)
  • ライフ
  • アイハート
  • 生鮮館なかむら

とあって、さらに基本的には行かないけどたまーに見に行くところとして、

  • イズミヤ
  • 業務スーパー
  • メッサ北野
  • コープ
  • 大国屋
  • KOHYO(イオン系)

があります。いくら何でも種類ありすぎだろ。
また、少し離れているけどよく行くところとして、

  • 西友
  • 八百一本館
  • タベルト(藤井大丸地下)

もあります。



スーパーごとに客層が違うんです

これだけ種類があることに意味あるの?という感じですが、以前書いたとおりぱっと見均一に見える住宅地でも実際には富裕層から貧困層まで混在しており、地域には多様なニーズがある地域です。それを反映してかスーパーの側も対応が様々です。例えば食肉コーナー1つとってみても、100g300円を超える牛肉や3,000円以上の焼肉セットを揃えているスーパーがあると思えば、100g68円の国内産若鶏ムネ肉が主力のスーパーもあります。当然、店にいる客層も違ってきます。

先に上げた近隣のよく行くスーパーを分類するなら、

富裕層向け

  • アイハート

中流向け

  • フレスコ(その1)

中流~庶民向け

  • フレスコ(その2)
  • ライフ

庶民向け

  • 生鮮館なかむら

といった感じになります。アイハートと生鮮館なかむらとでは、野菜を買うにしても品質にそこまで違いがなくても値段が倍ぐらい違います。扱いが丁寧だったり、少量だったり、ブランドものだったり、そういうところで違いを出すんでしょうか。アイハートは必然的に裕福な高齢者が多く、生鮮館なかむらは庶民的な人たちが多いですね。アイハートに行くような人たちは恐らくアイハート1つで満足出来るでしょうし、生鮮館なかむらに行くような人たちはアイハートでは買うものがないはずです。





ただし例外もあり

割と広い層をターゲットにしているのがフレスコとライフですが、特にライフのターゲット戦略がこの中では独特です。基本的には中流~庶民向けなのですが、ライフのラインナップには謎にこだわりの商品が並んでおり、いわゆる割安な商品、豆腐であれば400g100円、納豆であれば3パック98円といった商品もありつつも、謎に200グラム198円の「国産有機大豆を使った豆腐」(PB商品)なども売れられています。誰が買うんだ?と思うんですけど、値引きシールが貼られていないところを見ると需要があるんだよなあ。

他の商品群でも地味ーに高額商品が紛れていたりして、なかなか油断ならない。ライフ独自のPB商品が充実しているからこそ出来ることなのかも知れません。



個人的な使用法としては

我が家は決して裕福な家庭というわけではありませんが、野菜にしても魚にしても「安かろう悪かろう」は買いたくないので、良いものを買うときには店を選びます。各店を回って新鮮かつ高価ではないものをピックアップするのが基本で、どうしてもなければアイハートに行くかこだわりの八百屋などに行く的な感じ。
(ちなみに魚はタベルトで買うのが一番質と値段のバランスが良いです)

一方で我が家は肉に関してはあんまりこだわりが強くないので、買うとしても飼育方法にこだわって作られた鶏肉(抗生物質不使用など)をタベルトまたはライフで買うぐらい。

その他の食材については気分で店を選んでその店で良いものを選んで買うって感じかな。行動様式が完全に主婦のそれだけど、まあ毎日やってればそうなるのも致し方なし。幸いたくさん選択肢があるんで、楽しいですね。ありすぎるのもどうかと思いますけど。





このまま共存して欲しいですね

この狭い地域にこれだけの種類の店があるのはさすがにありすぎかなと思うし、文字通り鎬を削ってる状態だろうなとは思うんですけど、選択肢が多いのが助かることも良くあるので、なんとかこのままターゲットを分けつつ棲み分けて共存していって欲しいですね。特に高齢者の方は遠くまで買い出しに出掛けられないし、僕にとっては「近隣」であっても彼らにとっては「唯一」であることもあると思うので。

いやー生活してみて見えてくるものもあるなー