というわけで、10/28(水)から水曜どうでしょう2020最新作が始まりました。D陣の方針として「地上波放送翌日からネタバレ解禁でどんどんしゃべっていく」ということらしいので、本ブログでもネタバレについて本文ではあまり気にしないことにしますが、一応、タイトルや見出しで内容がわからないようには配慮するつもりです。
時間はかなり遡って2018年8月1日。まだ新型コロナウイルスの予兆すらない2年前の夏、移転前のHTB旧社屋裏口に集合した4人。ミスターが企画概要を喋り始めた瞬間にどこに行くことになるのか一瞬でわかる、ある意味でわかりやすい企画、別の言い方をすると大泉さんでなくても「それやって何が面白いんだよ」と思ってしまう企画。3回もヨーロッパ行ったのに今さら「アイルランド行きます」って言われてもなあ。何あるんだよアイルランドって。ギネスとウィスキーとクローバーのイメージしかないぞ。
しかも今回は藤村さんも全然乗り気じゃないという希有な状態であり、ミスター&嬉野さんが企画を引っ張るという番組を牽引するという意味では不安な布陣。加えて多忙による準備不足。いやあ、これもうなんかあらかじめグダグダがわかってる感じ、それお前、とおもいつつ、よくよく考えたらどうでしょうってそんなもんなんですよね。
だってオーストラリア行ったときだって地図買ったの現地に着いた翌日のことだし、コスタリカでも西表島でもアフリカでもガイドに丸投げだったし、なんならアメリカだって横断することだけ決まってて中身は行き当たりばったりだったし、以前副音声で藤村さんが言っていた安田顕のどうでしょう感「どこでも良いからみなさんが行ってくれればそれでいい」、まさにその通り、なんにしてもどうでしょうをやるっていう枠組みさえあればそれはどうでしょうになるし、なんだかんだあってロケ全体を通してみると退屈だったとしても、出来上がる番組は面白くなるという不思議なもの、それがどうでしょう。
そう考えるとどこから出発してどこを目指すかとか、様々な無駄な工程とかあるけど些末なことであって、そういうのは香り付けとして聞き流すぐらいで、企画発表後の千歳に向かう車内でようやく本番という感じではあります。そして第一夜はその車内の映像のまま終わるって言うね。企画開始どころか、千歳空港にすら着いてない。なんなら北広島のICにすら着いてない。それでもこの、前作を踏まえたどうでしょう首脳陣の笑いがもう既に楽しい。大泉さん……
面白い企画になるかどうかはまだ全くわかりませんが、今回も楽しく最後まで視聴するんだろうなということは既にわかっています。それを裏切られたことはないもんなあ。しばらく、少なくとも年内いっぱいぐらいは、毎週水曜日の夜を楽しみにして生きていくことが出来そうです。このご時世、それだけでもうありがたい。新作の公開が今でほんと良かった。