投資信託をいつ再開すべきか

バブル経済のイラスト
新型コロナウイルスの世界的な広がりで急落していた株価が今、好調です。



アメリカって今すごい大変なことになってるんですよね。死者が10万人を超える中、各州が段階的にロックダウンを解除し、今後死者は14万人まで増えるなんて言われている中、ダウ平均株価が2ヶ月半ぶりに2万5,000ドルを回復したそうです。マジで。


27日のニューヨーク株式市場は、前日に続いて大きく値上がりし、ダウ平均株価は、2か月半ぶりに2万5000ドルを回復しました。投資家の間には経済活動の再開を受け、景気の先行きに対する期待が広がっています。

(中略)

投資家の間では経済活動の再開を受け、景気の先行きに対する期待が広がっています。

この日は金融関連株のほか、人員削減を発表したボーイング、それにことし7月11日からフロリダ州のテーマパークを再開する方針を発表した娯楽大手のウォルト・ディズニーも値上がりしました。

(中略)

ニューヨーク株式市場の主な株価指数は、3月末まで急激に下落しましたが、その後は、回復傾向が続いています。

NY株式市場 ダウ平均 2か月半ぶりに2万5000ドル回復 コロナ | NHKニュース


いや、僕でも理屈はわかるんですよ?株価は現在の経済の強さだけでなく将来性を考慮して決まるものだから、今が大変であっても適切な施策が用意されて今後回復していく見込みが十分にあるならば、株価もそれに合わせて値上がるんだってことはね。

でもさー正直、まだ見通しなんて全くわからない状態じゃないですか。アメリカの経済がこのまま順調に回復するかどうかもわからない。大企業ですら破綻しつつある昨今、そもそも「被害」もまだはっきりしていないわけだし。そんな状況でのこの株価を「バブル」と表現するのは一定の納得感があります。


株価と実体経済のギャップが大きくなった現在の相場を「コロナバブル」と呼ぶ声が増え始めた。株価は半年後、1年後を織り込むと言われるが、それだけでは説明がつかないほど、両者のかい離が大きくなっているためだ。今の株高の原動力は金融緩和や財政支出などの経済政策。今後、株価の上昇が続くとしても、それは過剰流動性相場とみる関係者が多い。

(中略)

個人と海外勢の買いが合わされば「かつてITバブルの時のような状況が先行き起きる可能性が十分ある」と、東海東京調査センター・シニアストラテジストの中村貴司氏は指摘する。

歴史上、バブルの背景には、必ずと言っていいほど緩和的な経済政策がある。今回も、未曽有の金融緩和と財政支出により、大規模なマネーが生み出されている。「当面は各国の空前規模の施策によって生み出されたジャブジャブの余剰資金が、世界中のマーケットで滞留する可能性がある」(国内証券)との見方は少なくない。

アングル:市場にコロナバブルの声、実体経済と乖離 過剰流動性相場 – ロイター


僕は一儲けを考えるギャンブラーではなくて、寝かしておくよりはいいかぐらいの考えのただの庶民なので、「今はバブルですよ」と言われそれが納得出来る状態で投資なんか出来ない。いやあバブルなら上手く乗れば大儲け出来るのかも知れないけれど、僕の資金は余剰資産ではないので、そのタイミングを逃したとしてもなるべくリスクの低い投資で回したい。僕の場合は投資と言っても投資信託であり、生身で市場に入っていくわけではないのでリスクは高くないけれど、それでも3月にはだいぶ損したしなー。

現金をただ口座に入れておくのはもったいないし再開したいのはやまやまなんだけど今はまだ「待ち」かなあ。自分の中ではぼんやり、「夏過ぎたら再開しようかな」ぐらいにしか思ってなかったんですが、なんかちゃんとした指針を持っておいた方が良いかも。米中関係もよりきな臭いしなあ。


どうなるんすかねー。