【今日のニュースから】沖縄で定宿にしていたホテルの関連会社が倒産してた



東京商工リサーチによると、WBFホテル&リゾーツが 4 月 27 日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請。同日、監督命令を受けたことが明らかになった。負債総額は 160 億円で、新型コロナウイルスの関連倒産としては、過去最大の倒産となる。

(中略)

WBFホテル&リゾーツは、2004 年から沖縄、2009 年から北海道で運営を開始した「ホテルラッソグループ」を前身とする。2016 年より「ホテルWBF」へ順次リブランドのうえ、北海道・関東・関西・九州・沖縄などで全国展開していた。

WBFホテル&リゾーツ、新型コロナウイルスで負債160億円で民事再生申請 | 民泊・ホテルテックメディア Airstair


昔、国際通りにほど近い沖映通り沿いの「ホテルラッソ国際通り」(現「ホテルWBFアートステイ那覇」)を定宿にしていた時期があったんですよね。立地が便利で価格が手頃だったので。共有のキッチンもあったし。石垣島に行ったときも姉妹店である「ホテルラッソアビアンパナ石垣島」(現「ホテルWBFアビアンパナ石垣島」)に泊まったなー。その後改装してコンセプトが付加された結果値段が高くなったので行かなくなりましたが、まあ便利なところでした。

で、話が少しややこしいんですけど、そこを運営している会社「WBFリゾート沖縄株式会社」が倒産したわけではなくそこは引き続き運営を続けています。親会社は「WBFホールディングス株式会社」(99.75%保有)でそこは一応大丈夫なのかな。ただサイトは繋がらなくなってますが(メンテナンス中)。ホールディング制に移行する前の実質的な親会社「株式会社ホワイト・ベアーファミリー」という旅行会社も(今のところは)大丈夫。それでも子会社が一社だけで160億円の負債なんで、関連会社も影響は免れないよなあ……観光を主目的に運営されていたホテルは今特に厳しいだろうし。移動を制限されている今、応援てのも出来ないし。



京都もホテル業界は厳しい

京都のホテルではまだ大きな倒産という話は聞きませんが、どの会社も半年とか1年とかもつわけはないので、長引けば長引くほど厳しくなるでしょう。特にここ数年で次々出来たようなホテルは内部留保もないでしょうし、ただでさえ価格競争で厳しかったみたいなので、余計に厳しそう。飲食店ならテイクアウトで少しでも売上を稼ぎ認知度を維持するって出来るけど、ホテルじゃあなあ。人集めてナンボだろうから、稼ぐ方法が難しいですね。テレワークプランを展開しているホテルも増えてきてますけど(アパホテル京都駅北だと8時から19時の滞在で4,500円だそうです)、普通に宿泊してもらうよりは利益率低そうだしな……とはいえ今「観光に来て下さい」とは微塵も思えないし。

かなり厳しいギリギリの状態が続いているとは思いますが、新型コロナウイルス収束後の復旧に向けて何とか耐えて欲しいところです。このままだと一時的とはいえ、京都市内、空きビルだらけになる可能性も否めない……100が50になってもまた積み上げていけば良いけど、0になってしまうとまた1にするのが大変。でもホテルの数、ほんとに異常なぐらいあるから全部を助けるのは無理だろうなあ。近隣に点在していたゲストハウス、民泊も次々閉鎖されて行ってるからなあ。どうなりますか。


参考