業種別の内訳でみると、消費指数が大きく増加した業種と、大幅下落した業種に別れた。航空旅客は2月前半の-8%から-12.7%まで悪化。遊園地も、同-7.6%から-11.1%へ悪化し、消費動向が悪化している。
新型コロナで消費が増えた業種、減った業種 JCB消費NOWで明らかに – ITmedia ビジネスオンライン
一方、ビジネスホテルは、2月前半の0.7%増から3.4%増へ消費が拡大。ホテルも同-1.7%から1.2%増と持ち直した。居酒屋は、2月前半は2%増だったが、後半は-4.6%とマイナスに転じている。
2月前半と後半の前年比を比較したもので、それによると外食産業は2月前半が前年比プラス3.4%であったのに対し、2月後半は前年比プラス1.8%となってます。プラス幅が減少している点でネガティブな影響があったことが予想出来ますが、医薬品小売とECを除くすべての業種が前年比マイナスになっていることを考えると外食産業のそれはかなり頑張っていると言えそうです。
ミクロに分類した中では、喫茶店・カフェが前年比4.3% → 2.7%と踏みとどまったのに対し、居酒屋は2% → -4.6%と大きく落ち込んでいて影響の大きさを感じさせます。実際働いていて「来店数が減っているな」とは感じないんですが、団体の予約が全くないんですよね。借り切ってのパーティももちろん全くないし、5人以上のグループもかなり少ない。コース料理の予約もないから単価が伸びなくて売り上げも伸びない、そんな感じ。
すべての店舗が同じだとは思いませんし、こんな状況でも頑張っている店はあるだろうとは思いますが、手っ取り早く客数を増やせる団体予約が減るのは単純に痛手ですよねー。以前いた居酒屋の姉妹店(去年11月に縮小・移転)は、元商家の広い町家を利用し観光客と団体客で売り上げを作っていたような店だったんですけど、もしあのまま残っていたら今頃壊滅的な大赤字だったでしょうねえ。縮小・移転は難しい話ではありましたが、ある意味で不幸中の幸いでもありました。社内でどう言われているかはわかりませんけど。
このまま落ち着いて、少しずつでも客が戻ってくれることを祈ってます。