女優の常盤貴子が19日、都内で行われた4月スタートのBS11・KBS京都・TOKYO MX新番組『京都画報』局合同記者会見に登壇した。これまで何度も別番組などでその魅力に触れ、京都が大好きだという常盤だが「一度、お店を紹介していただいて、その方と伺ったときにすごくいいお店だった。次に友達と京都を訪れたときに行ったら、元々紹介してくれた人が烈火のごとく怒って…『そんなん失礼やろ!』って」と京都特有のマナーの洗礼を受けたことを明かした。
常盤貴子、京都人特有マナーの洗礼浴び反省 激怒され「人付き合いってそういうもんなんだ…」 | ORICON NEWS
「なんで失礼かわからなかった」と首をかしげる常盤だが、その理由について「京都のルールとしては一度紹介してもらったら、その人に断りを入れて『また、行かせていただいていいですか』と言うのが礼儀。人付き合いってそういうもんなんだと、『京都は厳しいな~』って。教えていただいてよかったことです」と反省しつつ前向きに捉えた。
「それを2、3回くらいやらないといけないんですよね? その上で『自分で行きよし』と言われたら、『ありがとうございます、そうさせていただきます』が礼儀なんですかね? どうなん…?」と同席した番組プロデューサーでKBS京都の石場昭雄氏に京都弁を交えて質問。石場Pは「あまり聞いたことない。よっぽどその人が厳しかったのかも?」と回答し、常盤は笑いながら「まぁ京都の人はそういうかもね!」とうなずいていた。
京都市民としては
( ゚д゚)ポカーン
て感じですよね。正直言って。
京都市全体としてみたとき、こんなこと言い出す人、言い出す人が常連の店なんてのは絶滅危惧種であって、一般市民が生活している観測域内には現存していない文化です。逆に言えば常盤貴子さんが行こうとした店がそういう古い京都を守る特殊な文化圏にある店(=要するに祇園などのお高い店)であったというだけで、「京都」全般に関して言えば、
ねーよwwwwwwww
というリアクションしか思いつかない与太話であります。どこのファンタジーだと。お前らの言う「京都」って何時代の京都なんだと。東山区の一部だけを京都と呼び、それ以外は洛外とでも呼ぶつもりかと。
まだね、海外のメディアが京都に古い日本のファンタジーを見るのはわかるんですよ。僕だってそういう京都は文化として魅力的だと思いますし、そういうのを面白がる気持ちはわかる。でもさー、「京都ってこんなとこ」みたいに国内のメディアに載せられちゃうと(いや記事だって「ねーよ」っていってるんですけどね)、さすがにちょっと待ってくれってなっちゃうでしょ。聞いたことないぜ、多少上品な小料理屋とかでもさ、誰かの紹介がないと行けないとか、2回目からは紹介してくれた人に断らないと行けないとか、紹介した人が「自分で行きよし」っていうとかさー。
そんなの御茶屋遊びと同じでさ、それを今も楽しんでる旦那衆がいないとは言わないけどさ、京都市民的にはファンタジーだよ。「京都人はいけず」ぐらいであれば近所付き合いすると感じることはあるんでファンタジーではないけれど、さすがに一見どうのこうのなんていうのはね、特殊なテーマパークでの決まり事ですよね。もしそういう場所に遊びに行くのであればそこでのルールは守って下さい。その方がお互い楽しめるでしょう。ディズニーランドと同じです。でもそれは、今の京都じゃないです。かつてあった「京都という文化」です。それはもう「京都」じゃないんだよ。
だいたいそんな街、くっそめんどくさいでしょ。ありえないよ。