選挙が静かになる日は来るのか問題

選挙カー(街宣車)と立候補者のイラスト
京都市長選挙が始まってしまいました。


1/19日告示で2/2投開票のはずなので、今街中で名前を連呼したり街宣車を走らせたり街頭演説したりしてるのは公職選挙法違反じゃねえのと思うんだけど、なんかねえ。そういうのなし崩し的に認められてる感じしますよね。政治活動と選挙運動の線引きが曖昧になってるっていうかね。革新派の候補の必死な気持ちもわかるけど、そこはきちんとルール考えて活動してくださいね。頼むよ。



選挙運動ってなんであんなにうるさいんでしょうかね

告示前なのはさておき、選挙運動ってそれがどんな候補であれめちゃくちゃにうるさいですよね。特に僕は昼間に仮眠を取ることも多いので、ダイレクトにダメージがある。ほんと勘弁して欲しい。こんなにうるさいんだったらもう一番静かな選挙運動した人に投票するわーとも思うんだけど、でもそんな人は当然落選します。もうね「名前連呼する方が得票に繋がる」っていう調査結果が出てしまってる以上、当選したければうるさがられても街頭で訴え続けるしかない。選挙カーを走らせるしかない。市民が覚えてしまうほど名前を連呼するしかない。

海外ではテレビの討論番組を通して訴えを行うことも多いらしく、日本のように市民生活に支障を来すような選挙運動はしないらしいです。なんでなんでしょうね。そういう運動が嫌われているってことなのか、国民性の問題なのか?日本でだって嫌われてるはずなのに、なんで得票に繋がるんだ。どう思われてようと得票に繋がる以上候補者がそういう運動を自主的に辞めるのは難しい、となるともう法律で禁じるしかないんだけど、もし法律で禁じるとなると現職国会議員たちが自らの手で自分の「当選ノウハウ」を封じることになる。

国会議員なんて当選しなかったら無職なわけで、そんなノウハウを失うような制度改革はしたがらないでしょうね。気持ちはよくわかる。わかるけど、今の公職選挙法が出来て70年経つわけだから、そろそろ選挙のスタイルも変えていって良いと思うんだよね。国家の大切なことを議論する脇でそういうことも議論して貰えると嬉しいんだけどなあ。無理かなあ。



京都市長選挙2020の立候補者の皆さんへ

気合いがみなぎってるのは十分よくわかりましたから、名前を連呼し方針を呼びかけるのは1/19(日)まで待って下さい。あなた方には短い2週間かも知れませんが、僕たち市民にとっては長くツラい2週間です。2週間だけでもうるさいのにこれだけフライングされるとちょっともうね。1月の初めにはもう始まってましたからね。本人たちは政治活動としての「街頭宣伝」のつもりかもしれんけど、こっちにとっては選挙運動にしか見えません。勘弁して下さい。僕だって京都市民なんです。市民の暮らしを守ってくれるんじゃないんですか?