「ファンタジック」が和製英語だった件

麒麟のイラスト(空想上の生物)


fantasic

〈和製英語〉ファンタジックな、ファンタジー系の◆もともとはfantasticの誤用と思われるが、(主に映画、ゲーム、小説の舞台設定などが)幻想的な、ファンタジー的なというニュアンスで普通に用いられることがある。

fantasicの意味・使い方|英辞郎 on the WEB:アルク



え、和製英語だったの。

「fantastic」の誤用と思われるって書いてあるけど「fantastic」だと、「素晴らしい」っていうイメージがあったんです。言いたいことはいわゆる「fantasy的な」、日本語にすると「空想的な」だったので、なんか違うなと思ってました。でも「fantastic」にも「空想的な」って言う意味合いがあるんですね。



fantastic

1. 非常に良い[優れた]、素晴らしい
・You’re a fantastic person. : あなたは素晴らしい人です。
・He’s a fantastic cook. : 彼は料理が非常に上手です。
・The weather was fantastic. : 天気は最高でした。/絶好の天気でした。
2. 〔物事が〕空想的な

fantasticの意味・使い方|英辞郎 on the WEB:アルク



ただなぜか「fantastic」をさらに変化させた「fantastical」という単語もあり、それもまた「空想的な」「幻想的な」。



fantastical

空想的な、幻想的な

fantasticalの意味・使い方|英辞郎 on the WEB:アルク



よくわからないけど、英語圏でも「fantastic」の意味合いが変わるにつれて「fantasy」の形容詞として使うのに違和感が生まれて「fantastical」とかいうよく分かんない形容詞が生まれちゃったってことなのかもね。それだったら「fantasic」の方が全然しっくりくるじゃんと日本人としては思ってしまうんだけど。


まあ、言語なんてそんなもんか。