記事から抜粋。
まずあらためて、5Gについておさらいする。5Gがどれほどの変革をもたらすのかを知るには、数字を見るのが手っ取り早い。
中国が着手した「6G」って何? 5Gから10年先の“覇権”を巡る思惑 (1/4) – ITmedia ビジネスオンライン
現在私たちが使っている4G(LTE)と比較すると、5Gは、速度が100倍早くなり、扱えるデータ容量は1000倍にもなる。5Gの超高速で大容量の通信を使えば、今なら2時間の映画をダウンロードするのに5分ほどかかっているのが、3秒とかからない。
また5Gには、低遅延と多接続という利点がある。通信の際に起きるタイムラグは1ミリ秒(1000分の1秒)以下になり、現在なら遠方の人と通信をするのに生まれるタイムラグはほとんどなくなると言っていい。多接続については、1平方キロメートルあたり、100万台の機器を同時に接続できる。さらにデータ通信はこれまで以上に安定するし、電力消費量も少なくて済むという。
すげえ。スマホはますますリアルタイム端末になり、その上大量の機械を接続出来ると言うことは、今のようにイベントや祭で人が集まるとスマホが繋がらなくなるという現象はなくなるし、充電も何日かに1回で済むようになる?「4G」なんて大したことないでしょと言っていた未来に今の「スマホで動画見放題」「アプリのリッチ化」などがあることを考えれば、こうした話も「設計上の話でしょ?」とは一概には言えないですよね。
唯一の欠点としてはこれか。
ただ5Gは高周波数帯を使うことで、これまでのように電波が扇形に広がるのではなく、デバイスに直線的にデータを運ぶことから、建物や雨などにデータが遮断されてしまうという弱点がある。そのため、現在以上に多くの通信基地が必要になる。日本でも最近、各社が急ピッチで設置を進めているが、設置のための人手確保も難しくなっており、まだ幅広いサービスを提供するには時間が必要になると見られている。
中国が着手した「6G」って何? 5Gから10年先の“覇権”を巡る思惑 (1/4) – ITmedia ビジネスオンライン
あー。
これあれですよね、PHSが物陰に弱かったのと同じ話ですよね。携帯電話が800MHzでアンテナから陰になっても繋がったのに対し、PHSは1.9GHzで回り込みづらく建物の中などで切れやすかった。5Gは3.7/4.5GHzと28GHzなので、PHSよりさらに高周波数になり、より直線的になると。そうなると基地局の数も増えるし最初は狭い地域でしか繋がらない、地下や建物内で繋がらない、なんてことも起こりうるわけか。Wi-Fiかよ。
とはいえ、これがほんとに今の4Gレベルで普及したらすごいな。通信コスト次第ではあるけど、もしかしてネット回線って要らなくなるんじゃないか?光回線は解約してしまって、テザリングとかPocket WiFi的なものだけで家や職場の複数PCの回線接続をまかなえるのでは。回線接続もプロバイダも要らなくなるんじゃね。
ちょっとそれは未来だなあ……