「近視だと老眼にならない」
なんていう話を聞いたことがある気がするんですけど、残念なことに超近眼なのに自覚しはじめる程度には老眼が進行しています。42歳。ちょっと早い気がするけど実際問題そうなんだから仕方ない。本や漫画が読めないレベルではないけれど、なんだろうなあ、夜目が利かなくなってきました。暗いところで細かい文字とか絶望的に読めない。昨日、ほんの少しだけ暗い(電気を点灯していない午後の室内ぐらい)場所でボタン電池の型番を読むのに凄い苦労しました。なんであんなに小さいんだ、LR44。素晴らしいぞ。明るいところでは細かい文字でも問題なく読めるけれど、目が疲れた状態だと10センチぐらいでぼやけてくるし、しんどい。もう少し進むと話しても見づらくなるんだろうなあ。
以前、水曜どうでしょうのDVD副音声で鈴井さんと嬉野さんが、
老眼が来たときは「年取った」っていうショックがあった
といってたんだけど、どうだろう、そこまでのショックはないけれど確かにまごうことなく歳取ったって感じはするよね。なんかこう、言い訳の余地がない。「息切れするようになった」は「運動不足だから」といえるし、薄毛や肥満や体臭は年齢関係なくなる人がいる個人差の大きいものと、なんらかの「老化ではない可能性」があるんだけど老眼ってあんまり申し開きできない。「老いた」以外のなにもんでもないし。
もし僕が2013年に会社を辞めずにそのまま在籍し続けていたとしたら、前職の会社で前職のまま歳を重ねて40歳になっていたとしたら、自分が若いままだと勘違いしたまま歳を重ねた分、歳を取ったことを実感してショックを受けたかも知れない。30代から40代に掛けてあまり環境が変わらなかった人はそうかも知れないけれど、僕は極端に若い(20歳以上年下の)人たちと働くことになったので、その時点で色んな意味で自分がもう若くないのだと言うことを身にしみて感じてしまって今さら年取ったという感慨も何もないのよね。「会社に新人が入ってきた」レベルではなく、職場に10人同僚がいたら自分が上から2番目で、半分は20歳とかいう職場だったので。こっちがそう思ってなくても悪気なく年寄りとして扱われる、そりゃもう仕方ないよね。そんなもんだ。
だからまあ別に老眼だなあとなってもショックは全くなかったけれど、それはそれとして不便ではある。ボタン電池もそうだし、機械の型番を見るのも難しいときがある。最近見てないけどもしかするとマザーボードとか基盤とか見るのもツラいかも知れない。年配の技術者の人で、老眼の境目にいるような人たちはこれどうしてるんだろう。そもそも拡大鏡使ってるから気付かないとかそういうことか?どうなんだろう。
あと何年かしたら、メガネを持ち歩くようになるんだろうか。今、自宅ではメガネのことが多いんだけど祖だけでもめんどくさくて嫌なのに(便利なのはそのまま寝れるぐらい)、それを持ち歩くのか……考えるだに邪魔くさい。せめてオシャレなメガネを探すか。渋いやつ。