結果:サブ4ならず、直近3回で一番悪いタイムでした
タイムは4時間23分38秒(ネットタイム速報値)でした。タイムを意識するようになってから4時間11分→4時間10分と来ていたのでPBに比べて13分も遅い。とてもがっかりな結果でしたが、飛ばしたわけでもないのにラスト5kmは足が全く動かなくなってしまったので……実力不足というほかないです。正直見返したくないんですけど、今後のためにも見返して反省しておきます。
0-5km:30分11秒(6分2秒/km)
スタートからしばらくは大混雑。焦って前に出ても仕方が無いので、6分/kmぐらいでいいやと割り切ってゆっくりスタート。朝9時の割に沿道に結構な数の人がいて驚く。本当にありがとうございます。そして案の定、かなりゆっくりなスタートに。体調は概ね良好だけど、足が重くてなかなかスピードが出ない。「最初から調子に乗って飛ばしてしまったらどうしよう」と心配していたけれど、その心配はない模様。というかこのままペース上がらなかったらどうしようっていう思いの方が強い。「10km過ぎれば足がほぐれて軽くなってくるはず」という諸先輩方の言葉と自分自身の実感を拠り所に我慢の滑り出し。5-10km:29分48秒(5分57秒/km)
足が重いのは相変わらず。さすがにそろそろ心配になってくる。自分で「これぐらいなら行けるだろう」と思って走っていても平地でも下りでもペースが5分55秒を切れない。今日の体調最悪かも。。10kmで海が見えてきて気持ちは晴れてきたけれど、ペースが全く上がらないのでどんどん不安になる。周りのタイムを気にしているランナーもなかなかペースが上がらない様子。既に気温の影響が出てるのか?10-15km:29分11秒(5分50秒/km)
だいたい同じようなペースで走っている先輩(名前も知らないけど)を見つけたので、このあたりからずっと後ろを付いていく作戦に。14kmあたりでようやく足がほぐれた感覚があって少し安心するも、その後もペースはなかなか上げられなくて我慢の走りが続く。給水所ではスポーツドリンクを飲んだ後、水を一口飲んで頭に掛ける。暑い。夏の間中、暑い中でもかなり走ってきたはずなんだけどまだまだあと30kmあるというプレッシャーなのか、既にしんどい。15-20km:29分52秒(5分58秒/km)
この区間も「先輩」について走る。そろそろペースを5分40秒/kmに上げないといけないのだけど、ペースを上げて体に返ってくるダメージが大きくてなかなか上げられない。結局、概ね6分/kmぐらいで推移。この時点でサブ4はかなり厳しくなりつつあるけれど、後半ペースが上げられればまだ間に合うと信じつつ走る。まー正直に言うと半分ぐらい「やべえな」と思ってるんだけど、でも信じるしかない。ペースがまったく上がらない以外は予兆も含めて今のところ筋肉的な問題はなし。明石大橋を横目に見ながら折り返し地点まで必死に走る。20-25km:28分57秒(5分47秒/km)
折り返して来た道を戻る。さすがにこのままのペースでは完全に間に合わないので、23.6kmの給水所で「先輩」とお別れして無理やりペースアップ。それでも上げられる幅は大きくないので、ひとまず5分45秒/kmを目標に進む。神戸マラソンのコースは大きなアップダウンはないものの、5メートルクラスの小刻みなアップダウンがいやらしい。特に後半はそれが足に効く感じがある。ペースを上げたせいか25km手前で左ふくらはぎが一瞬痙攣。太ももにも強ばりを感じ始めたので、給水所では水を2つとって太ももと頭に掛けて走るようにする。25-30km:29分03秒(5分49秒/km)
この区間もペースを上げて頑張る。28kmを過ぎてようやく5分30秒/km台でペースが安定してきたので、このままなんとか粘って行ければ4時間10分のPBは切れるかもしれないというところを目標にペース維持。動かない足を必死で動かしているせいか呼吸がつらくて声援にこたえるのがしんどい。今年の京都マラソンに引き続き、かなり苦しいレースになってきた……もうコースを見る余裕もなし。30-35km:32分02秒(6分24秒/km)
なんとかこのままでと思いながら走ってきたけれど、32km過ぎでついに右ふくらはぎにも痙攣、大きく動かすと攣りそうになってきた。それに加えて両太もも付け根に痛みが走って動かしづらくなってくる。結局、32km以降はペースが落ちて、以降最後まで戻すことは出来ませんでした。35-40km:36分55秒(7分23秒/km)
35km過ぎからはなんとか攣らないフォームを最優先に走る感じで。それをするとどこかに負担がいって余計なエネルギーを使うことになるのだけど、目の前の問題を考えないと仕方が無いので必死に調整。そして38kmのバイパスへの上り坂。その上り坂自体は、頂上が見えるし距離も短いしそれほど苦にはならなかったのだけど、地上から上る以上地上までまた下るわけで攣りそうな足にとってはその下りが死ぬほど辛かったのと、急坂よりもむしろそのあとだらだらと続くバイパスのゆるやかな上りの方が鬱陶しくて。これ元気なまま突入できたら見晴らしも良いし、すごい良いと思うんだけどなあ。そうなりたい。40km-ゴール:17分39秒(8分2秒/km)
バイパスからのかなり急な下り坂を下ってポートアイランドへ。下り坂を抑えて下らざるを得なかったせいで、下った直後の足のダメージが大きくとにかく股関節が痛い。足が動かない。仕方が無いので41.5km地点から15メートルほど歩いたけれど、立ち止まってストレッチしたらかなりよくなってまた走り始めることが出来た。直るんかい!と思ったけど、まあそれでもまた500メートルほど走ったら足動かなくなるんで、同じこと。最後の直線で彼女の人が応援に来てくれてたけど、必死すぎて声掛けるので精一杯。ヘロヘロの状態のまま、なんとかフィニッシュラインへ。ちゃんと走るようになって以来、もっとも苦しいレースでした。しんどかった。。完走した感想
やはり第一に、まだまだ練習が足りないってことだなと感じました。特に長い距離を走る筋肉が出来ていないんじゃないかなあ。もちろんフォーム改善でサポートしていけることもあるのだけど、フルマラソンを全力で走りきるだけの体が出来てないなというのが実感です。僕には25~30kmを狙ったペースで走りきれるような走り込みが必要。出来ればそれを月1ぐらいで。そうは言ってもなかなか時間を確保できないんですけど……加えて筋肉の柔軟性。大腿四頭筋やふくらはぎなどこれまで痛みが出やすかった部分や怪我をした部分についてはストレッチを多くしてほぐしてきたけれど、内転筋はあんまり意識してストレッチしていなかったんですよね。マラソン後にいろいろ調べた結果、フォームに問題があるのは当然としてもそれとともに内転筋の柔軟性が不足しているようだという結論に至りました。年々歳も重ねるし何もしなければ固くなっていく一方なので、意識してストレッチをしていく必要がありそうです。ウォーミングアップとクールダウンに加えよう。走っている間、背中の強ばりも感じていたので、その辺のストレッチも必要かも(今もしてるけれどもう少し多めに)。
あとは体重ですよね。結局絞りきれずに、2月の京都マラソンに比べて4kgほど重い状態での出場でした。体重1kgでフルマラソンのタイムが3-4分変わってくるそうなので……その分差し引くとちょうどPBと同じ。色んなことが積み重なって、上手く行かないレースになったのかなと思います。
「ネガティブレコードでサブ4」を目標に出場したレースでしたが、ネガティブレコードにトライすら出来なかったのはちょっと残念でした。残念すぎたなあ。気温の問題もあっただろうし後半攣りかけたのはそういうせいもあったんだろうけど、それにしてももう少し上手くまとめたかったし、なにより前半のスローペースは説明が付かないわけで。課題の多いレースになりました。次のフルマラソンは2月、それまでの2ヶ月半に何をしたら良いだろう。うーーーん。しばらく休んで、なんとか課題を1つずつクリアして次のレースに臨みたいと思います。次こそは、スッキリ「完走しました!」って言えるようなレースをしたいなあ。
最後に、沿道で声援を送ってくれた神戸市民の皆さん本当にありがとうございました。後半、ほとんど声援に応えられなくてすみません。いっぱいいっぱいでした。次出るときは元気に声援に応えながらゴールできるようになって帰ってきます。またその日まで。