始めに注意点。
- Googleマップで測定できるのはあくまで建物の土地面積です。実際には壁も柱もあるので、その面積=その物件の専有面積ではありません。あくまで正確性を求めない試算なので、そこから適当なサイズに概算して計算しています。
- 計算に使用するのは賃料の平均値です。実際の賃料は物件ごとに異なります。
京都市中京区で計算してみる
京都市中京区の平均賃料は坪あたり17,381円。京都市中京区の店舗物件賃料相場を見る|詳細| 飲食店.COM
9月までお世話になっていた居酒屋の建物面積は158.32平方メートルでした。2階と3階の1/3ぐらいを使用していたので、205平方メートルぐらい。壁などを考えて専有面積を200平方メートル、約60坪として平均値で計算すると賃料は約104万円。さすがに高い。街中だもんな。
自分で店をするとき、そこまで広い店舗は必要ないので今度はよく行っているバーを考えてみる。飲食店オンリーとして考えると、カウンター席8席、テーブル席5席ぐらいが取れる感じの店。Googleマップから実際に利用している部分を想像して計測すると専有面積はだいたい50平方メートル弱ぐらい。約15坪ぐらいかな?そこから平均値で賃料を計算すると約26万円。もちろんこれも実際の数字とは異なるだろうけれど、目安としてはそんな感じか。
賃料の目安は売上の10%程度だそうだから、逆算するとあの店を借りたとして月の売り上げ目標は260万円。
損益計画の考え方について 出店開業マニュアル 飲食店.COM
週1日休み、土日の売上が平日の2倍として計算するとだいたい平日1日の売り上げ目標は7.7万円。結構行くなあ。みんなそんな稼いでんの?すごくね?
京都市左京区だったら?
ちなみにこれが京都市左京区になると平均賃料は12,191円まで下がる。京都市左京区の店舗物件賃料相場を見る|詳細| 飲食店.COM
これで同じように計算すると賃料は約18万円、月売り上げ目標は180万円、平日1日の売り上げ目標は5.4万円。中京区よりは楽だけど結構大変。カフェの客単価だったら昼夜営業してピークタイムを中心に毎日そこそこ入ってなんとか行けるぐらいの感覚なんだよな、この感じ。もちろん客単価がもっと高い店だったら違うけれども……これ以上狭くすると、賃料負担は減るけれども代わりに席数が減って売上を確保しづらくなるし広くすると固定費が増えて売り上げ目標が上がる。ぐぬぬ。