えっ……
旬は秋から冬。カワハギと比べて味で劣るといわれる。これはウマヅラハギのとれた場所や鮮度によるともに鮮度の問題であると思われる。
瀬戸内海や西日本では、両種を値段的に分けたりしない。
刺身は透明感があり、その上、甘味がある。やや上品にすぎる味わいを助けるのが秋にたっぷり膨らんだキモである。夏には赤味がかったキモの色が寒くなってくると白くなり、口の中、体温で溶けるほどに脂がのる。これを適当に切り、刺身に巻き込んで濃淡混ざりあった旨さを味わう。
西日本では鍋物の材料としても珍重するが、白身であっさりしていながら甘味がある。とても味がいい。
煮つけも肝を生かして美味。
また各地で売られている干物などもとても味わい深いものだ。白身でさっぱり上品ななかに脂旨味もある魚であり、みりん干し、塩干物など当たりはずれがない。
ハゲっておい……
ハゲっておい……
確かにつるんとした風貌はしてるけれども……
びっくりすんなあ……
ちなみに:近畿地方限定の呼び名らしいです。
悪意ある表記もしくはイージーミスかなと思いきや、近畿地方では「ウマヅラハギ」のことを「ウマヅラハゲ」と呼ぶことがあるらしいです。兵庫、大阪、和歌山あたりで呼ぶとか。京都でもそうなのかな。もっとも「ウマヅラハゲ」で検索しても5,260件しかヒットしない(「ウマヅラハギ」では147,000件)ので、ごく限られた地域での呼称だとは思いますが。初めて知りました。びっくりするわ。