10/9に京都・仏光寺で行われた「ベジタリアンフェスティバル京都 2011」に行ってきました。
昨年は岡崎公園で開催され、出店数もかなり多かったのですが、今年は場所を仏光寺に移し規模も縮小され少々寂しい感じ。仏光寺というシチュエーションはなかなかに面白かったのですが…ちょっと狭いかな。
ベジタリアンフェスティバルでのお目当ては、各種の料理。
僕は別にエコにもLOHASにも全く興味がないけれど、ベジタリアンフードは、食べ物としてとても好きで、肉を置き換えたような料理も、ベジ向けのインド料理も、(食べ物としての)マクロビオティックも、とても好き。口当たりあっさりしながらきちんと味わいのある感じとか。特に僕はインド料理(南インド)が大好きなので、とっても相性がよいのですね。
今回の収穫はこんな感じ。
ファラフェル
イスラエルのファストフード…ですかね。
ひよこ豆をすりつぶして揚げたミートボール的なものを、ナン的なもので挟んで食べます。とても美味。
ファラフェルガーデン/イスラエル料理【京都府 京都市】出町柳/ランチ/カフェ/国際料理
インド弁当
内容は、ダル、長岡式玄米、漬け物みたいやつ、カレー。
作ってるのは日本人でしたがかなりきっちりとしたインド料理でした。
食べなかったけど、店頭で焼いていたナンも美味しそうだった…!
イベントオンリーで実店舗は無いそう。
サモサ
サモサは芋をすりつぶしたヤツを皮で包み、揚げたもの。三角形が特徴。
感じとしては春巻きに近いけど、中身が全然違う。
どちらかというと、おやつ感覚かなぁ。
NPO法人ニランジャナセワサンガ
車麩バーガー
揚げた車麩を蒸してモチモチにしたパンズで挟んだもの。
代替食だなぁ…と思いつつ車麩好きなので買ってみたのだけど、これが存外に美味い!
しかも麩なのにお腹いっぱいになる!
いやー…人は足りないから足るを生み出すね…
雑穀カフェ ぴあっぱ
どれもこれも美味しくて、大満足でした!
ところで、ベジタリアンフェスティバルについて思うこと…
そんなこんなで、ベジタリアンフードに興味があって行っているベジタリアンフェスタなのですけど、不満に思っていることがあります。それは、余計な要素が多すぎる!!!
ベジを志向する人たちが、エコとかLOHASとか毛皮反対とか反原発とかに興味を持ちがちというのが解る気はするんです。そのことは別になんとも思いませんが、このイベントは、「ベジタリアンフェスティバル」じゃないんですか?コンセプトにはこうあります。
VEGANというライフスタイルの普及をめざし、植物性中心のヘルシーな食生活を提案します。
食生活と地球環境問題(温暖化ガス、水資源、生物多様性の保護、森林伐採問題)の密接なつながりを、皆さんととともに考え、
持続可能な地球になるようなライフスタイルを提案します。
確かに、活動目的には次の3つが上げられていますが…
- 地球温暖化防止、環境破壊の防止
- 生物多様性保護、動物福祉の推進に有効な食生活の啓蒙活動
- 人々の健康維持
コンセプトに書かれていることをそのまま読むなら、「ビーガンのライフスタイル」を普及していく中で3つの目的に近付いていくということですよね。「ビーガンのライフスタイル」の普及の向こう側に目的があるのに、「ビーガンのライフスタイル」の普及に力点を置かないのはなぜなんですか?
当事者の人たちはなんにも違和感を持たないかも知れませんが、僕のようなノンベジの参加者から見て、広場のど真ん中にどぎついピンクで装飾された「毛皮反対」のブースが陣取っていたり、明らかに肖像権を侵している反原発のTシャツを堂々と売っていたり、一方でビーガンについての説明は会場の片隅にこっそり展示されてるだけだったり、そんなの絶対おかしいよ。おかしいと思いませんかね?
まぁ「ベジタリアンをPRするフェスティバルではなくて、ベジタリアンによるフェスティバルなんだから、俺らがやりたいことをやるんだよ」と言われてしまえば、ああそうですか、と言わざるを得ないわけで、どうぞご自由にという感じですけれど、やりたいことが多岐にわたりすぎて、「ビーガンの普及」にちっともエネルギーが注がれていないのはとっても残念です。あんなに健康的で美味しいのに。本当に残念。