関西は冬も節電になるらしい

関電、冬の節電で生産調整要請も 「夏以上に厳しい」 – 47NEWS(よんななニュース)

関西電力の森詳介会長は12日、大阪市での関西経済連合会会長としての記者会見で、定期検査で停止中の関電の原発が再稼働できない場合、冬場は「夏以上に需給が厳しくなる」と述べ、メーカーの生産調整を含めた本格的な節電策を要請する考えを示した。

 原発の再稼働が遅れれば電力不足が続くことを訴え、企業活動への影響を強調して、政府や地元自治体に対し再稼働に向けた調整を促す思惑がありそうだ。



「原発稼働させたいだけだろ」という読みが横行するんだろうなぁという予感はありますが、ぶっちゃけ電力を安定供給するためには安全性の確認できた原発から稼働させるしかないと思いますけどねぇ。

関電の原発は、停止中のものが再稼働できなければ、年末までに11基中10基が止まる。夏にフル稼働した火力発電所の一部も点検に入る。

ということらしいので。


ただまぁ「11基中10基が止まる」といっても現状だって4基しか動いていないので…、どうなんですかね。個人的には1年間電力を安定供給できる分だけの原発は稼働させるべきと思ってますが、さすがに全部は要らないなぁ。停止する原発3基分と、定期検査に入る火力発電所の分合わせて300万くらい確保できれば、夏と同様の節電で切り抜けられそう。となると、比較的新しい大飯の3/4号機、高浜の4号機を起動すれば事足りるかな。大飯の3号機は既に定期検査は終わってストレステスト待ちだし、大飯4号機、高浜4号機も11月には定期検査終わるみたいだし。

プレスリリース -大飯発電所3号機の定期検査開始について- [関西電力]
プレスリリース -大飯発電所4号機の定期検査開始について- [関西電力]
プレスリリース -高浜発電所4号機の定期検査開始について- [関西電力]

それで必要に応じて火力発電所動かせば節電無しで定期検査回して行けるんじゃないの?

美浜はもうこのまま廃止で良いんじゃないかな…運転開始から40年経ってるし。。


原発をどの程度動かすのかって言う話は、将来的に再生可能エネルギーへシフトしていくとして、その実現までの20年くらいをどうやって凌ぐかってのが差し当たっての問題のはずなんですけど、どうするんですかねぇ。原発を全部止めろというロマンティックな意見をよく見かける当たり、今のまま場当たり的に節約しながら凌いていくんですかね。古い原発を複数廃止し新しい原発を少数建てて、11基ある原子炉を4基くらいにして20年凌げばと僕は思ってるんですけど、うーん。まぁ無理だよなぁ新しく作るのは。国民の心情的な意味で。どうすんのかなぁ。