言われて思い出す方もおられると思うが、昨年の12月に本誌は初めて、Appleが大型のiPod touchを企画していると報じた。Appleのタブレット機をめぐる噂はここ数年つねに飛び交っていたが、本誌の情報筋は、そのデバイスがAppleの今のモバイルデバイス、すなわち売れに売れているiPhoneとiPod touchに近いと言っていた。そしてAppleInsiderの最新報道は、そのことを確認するとともに、さらに詳しい情報も報じている。
中でもいちばん重要なのは、何か月も、あるいは何年もかかって企画を練り上げたであろうそのデバイスに対し、Steve Jobsが最終的にゴーサインを出したということだ。Appleでは今でも、製品が実際に世に出る/出ないを決めるのはJobsの鶴の一声だ。Jobsはその新製品をとても気に入って、発売を2010年と”確定”したそうだ。AppleInsiderによれば、今回の情報筋は”Appleの内部事情に関しては驚くほど正確な”ことで高く評価されている人物だそうだ。
iPodなどで有名なあのAppleが次に出すと目されている新しい「タブレット型ネットブック」について、投資会社のアナリストが具体的な発売時期や新たに対応するサービスなどに関する分析を発表しました。
また、人気ネットブック「EeePC」で知られるASUSも「EeePad」と呼ばれる対抗商品を発売すると見込まれています。
確かにiPhoneはこれまでのどんなガジェットも違う画期的なツールで、それ1台あればPCの役割の半分以上をこなせる…と言うことは理解できるのだけれども、出先や、何かをしながら端末をいじるという習慣のない僕にとっては正直あんまり魅力的には映らない。
買えば多分使うようになるだろうし便利に思うんだろうけど、無いなら無いで別に良いって感じ。使ってもいないのに言うのは卑怯かも知れないけど、あの小さな画面で満足できる自信がない。どうしてもそれは誤魔化しじゃないのか?と思ってしまう。携帯電話と一体化する必要性もちょっと理解できない(VoIPが一般化したらこれは違うけども。だからGoogle Mobileの方がちょっと興味ある)。
一方で、じゃあ、ネットブックとかどうよ?と言われるとそれはそれでなんとも。
iPhone、携帯電話のすばらしさは、ボタンを押すとパキッと目を覚ましてすぐに操作ができ、用が終わったらさっとスリープさせられるところ。それで少なくとも1日は電池が持つ(使い方には依るけど)。それに、スペックから考えてある程度やりたいことを諦められる「良さ」がある。
それがネットブックだと値段的に見てもスタイル的に見てもどうしても軽量PCだと考えざるを得ない。だからどうしても「出来そうなのに出来ない → スペックが足りない」というストレスがある(スペックそのものへのストレスではないんだよね)し、起動についてもiPhoneには敵わない。
僕が欲しいと思う端末はこんなの。
- ディスプレイはなるべく大きく。QVGAで文字が潰れずに読めるくらい。
- 重量は軽量。
- 起動はなるべく早く。
- 電池の駆動時間が長い方が好ましいけど用途(後述)からすると別にどっちでも良い。
- wi-fi対応。
これはどんな用途を想定してるかというと例えばこんな感じ。
- 夜寝る前、ベッドにタブレット持って入って起動
- Tumblr、はてなブックマークに投稿しつつ軽くネット巡回
- 眠くなったら終了して寝る
PCを起動しても良いんだけど、そうすると色んなことが出来てしまって眠れない。それに寒いし。タブレットだったら、そんな大袈裟なことをせずに起動でき、なおかつ僕がiPhoneについて行けないなぁと思うところを補える気がする。
そんなわけで、もしスペックが十分なら「CrunchPad」は素晴らしいなぁと思っていたんだけど、あんなことになってしまったし、こうなると冒頭に上げたAppleのタブレット端末を待つってことになるけどタブレットに、$700出すのもそれはそれでなんかなぁ…
…ま、性格的に考えて、こういうガジェットを買わない方が生活の豊かさを失わなくて良い気がするんだけどもね。今で十分ネットに接続できるしなー