暴力行為 過去最多の5万2756件 昨年度・小中高校生(毎日新聞) – Yahoo!ニュース全国の小中高校生による暴力行為の発生件数が07年度、過去最多の5万2756件(前年度比18.2%増)に上ったことが、「問題行動」に関する文部科学省の調査で分かった。小中高すべてが過去最多で、特に小学校は前年度に比べ37.1%も増えた。いじめの認知件数は前年度より減少したが依然10万件を超え、携帯電話のインターネットサイトなどが関係した「ネットいじめ」など新しい形態も目立っている。
ああー荒れてんだなぁと思いますよね?奥さん。
僕もそう思いました。
元ネタの毎日新聞の記事の方にはないんだけども、
上に挙げたYahoo!Newsの方には紙面で使われた画像なのか、推移のグラフも載っています。
で、このグラフには注釈としてこんなことが書かれています。
06年度に暴力の定義を拡大し、国・私立校も対象に追加
え。
記事の本文にはそんなことひとっことも書いてないんだけど。
実際に数多くの暴力行為があることは間違いがないんだろうけども、
過去最多なのは統計基準が変わったからじゃねーの?とか。
それじゃあ増加してるかどうかもわかんねーぞ(06年よりは増えてるけどね)。
それ比べるって…どういうセンスしてるんだろ。
社説にも書いてるし。
社説:荒れる子供たち 調査結果を具体策に生かせ – 毎日jp(毎日新聞)
えーと、毎日新聞社はグラフ1つも満足に見れないの?
それとも煽りタイトル書いて、それを維持したいのでいっぱいいっぱいなの?
いじめもそうなんだけど、この手の話って、
取り組みを充実させればさせるほど報告件数は増えるもんだよな。
教育委員会や現場がザルであればあるほど減るよね。警察と同じ。
だから数字を見て「悪化している」「良化している」と議論することは、本質的ではないと思うのよ。
僕が、担当教師だったら「悪化している」と指弾されることで報告を渋ってしまうかもしれない。
それは…矛盾しているんじゃないかなぁ。
もう少し、適切な…というか、問題解決に効果的な報道の方法を考えてみるべきだと思う。
「件数が多い」=「ワースト」、であるかどうかは現地で見て比べないとわからんでしょう。
いつまでも前と同じでやってますじゃダメなんじゃないかなぁ。