桜。

実は僕、桜があんまり好きじゃない。
今年の春は、なんか妙に春が好きになったので、
もしや、桜も、と思ったけど、
いつも行くコンビニの向かいの、
鴨川土手の桜を目にしたときに、
やっぱり、綺麗さより、薄気味悪さを感じてしまった。

そう、僕には、桜は薄気味悪い。

もちろんね、綺麗だなぁ…と思ったりもするんだけどね、
ふとしたとき、なんとも薄ら寒いものを感じてしまう、
なぜかな、みんなが好きって言うからかな、

それもありうるけど、多分、あの色の花が
一面に咲いている光景自体、
好きじゃないんだと思う。

桜は、他の楽天的な花達に比べて、
とにかく、妖しい。

それが、僕の、『日本人が愛する花』に対する、印象だ。