「東方の書籍を読んでみようキャンペーン」第2弾は、っていうかまぁ「東方求聞史記」を読んでから随分立ってしまったのだけど(よく考えたら文花帖より先に求聞史紀読んじゃってるな)、小説としての第1弾である「東方香霖堂」。主人公である半妖、森近霖之助はゲーム本編に(多分)出てこないので、二次創作で見かけてもいまいちピンと来ていなかったのですけど、東方香霖堂を読んだらその感覚がよく解りました。

霊夢と魔理沙、二人の人間ととても仲が良く、冷めていてあまり周囲と関わり合いになろうとしないがなんだかんだで世話を焼いてしまう性格、これはとても感情移入のしやすいキャラクターだなと。全くなんの印象もなかったキャラクターでしたが、少し好きになりました。男性キャラクターなのになぁ。あ、だからなのかな。

「まぁ、東方はゲームが本編で書籍はおまけ」と思って読み始めたらばこれが結構な分量があり、読むのに意外に時間が掛かってしまいました。霖之助が主人公ではあるものの、妖々夢までの主要キャラクターも頻繁に顔を出すので飽きずに楽しく読めます。個人的には紫との関係性というかやりとりがとても印象的でした。紫ってなんかよく解らないキャラクターだからなぁ。二次創作では色んな描写があるけれども。

なにはともあれ、東方の設定というかエピソードというか、そういうものを楽しみながら知って起きたい人には、オススメです。ただし、本作中で幻想郷や各登場人物の細かい説明はあまりなされないので、あらかじめ東方求聞史紀あたりを読んでおくことをオススメします。