Wikipediaの項目を読み、参考エントリと医療向けサイト「日経メディカル オンライン」の参考エントリをいくつか読んだだけなので、あくまで「メモ」扱いで。

以下、簡単に羅列。


活性酸素の働き

デメリット

  • 細胞を傷つける
  • 癌や生活習慣病、老化等、さまざまな病気の原因になる
  • ビタミンCの破壊を促進し、しみ、くすみなどの原因となるメラニンを増加させる

メリット

  • 摂取した糖質をATPというエネルギー物質に変換する
  • 白血球などの好中球やマクロファージが体内の異物や毒物を認識し取り込み分解する際に利用される
  • 情報伝達物質(シグナル伝達)として働く

最近の研究

  • 活性酸素は老化に関与していない
  • 酸化ストレスの上昇がない人々に抗酸化ビタミンを投与した場合、心筋血流や内皮機能に悪影響が現れる可能性がある
  • 喫煙者によるβカロチンの過剰摂取は、癌や心血管死のリスクを増す可能性がある
  • 抗酸化サプリメントの中でカロチンは発癌リスクを高める、セレニウムには消化器癌予防作用がある、それ以外は特に効果はない(参考資料2)
  • ビタミンE、ビタミンCには強い抗酸化作用があると言われているが癌リスクを低下させせない(参考資料3)
  • 活性酸素を減らすことは癌を進展させる可能性もある(参考資料5)

参考資料

  1. 活性酸素 - Wikipedia
  2. 酸化ストレスが低いのに抗酸化ビタミンを長期間摂取すると心血管系に有害:MedWave Back Number
  3. ビタミンE、ビタミンCを摂取し続けても心血管イベントを予防できず:日経メディカル オンライン
  4. 抗酸化サプリメントは消化器癌予防に有効ではない:系統的レビューとメタ分析から:MedWave Back Number
  5. 「膵臓がんは最も大きな変化が期待できるがんです」:日経メディカル オンライン



なんとなくの感想

「抗酸化物質は体によい」「酸化作用は体に悪い」というのは、思考停止っぽい。酸化/抗酸化の機能はそんな単純な仕組みではなく、体へどんな影響を与えるかは状況によって変わる可能性がある。
少なくとも、
  • 活性酸素には細胞を傷つける作用がある(ガン細胞含む)
  • 活性酸素にもメリットがある(完全な有毒物質と考えるのは間違い)
  • (活性酸素に発癌促進作用があったとしても)抗酸化サプリメントには発癌リスク低減の効果はなさそう
あたりは言えそう。