【ドル円】 大変だ……いつの間にこんな円高に!(執筆時点で112円65銭)

ドル円(2016/02/11) この記事を書くのもなんと3ヶ月ぶり。日銀のマイナス金利からこっち、円高になっていってるなあと気付いてはいたのですが、忙しかったのと、徐々に変化していったので書くタイミングを逃しちゃってたのとで見てるだけでした。でもさすがにここまで円高になるとグラフでも乗せておこうかということで。 グラフ見るとわかるとおり、2月の頭には120円台だったんですね。その前の1ヶ月の間はジリジリと円高で、116円から120円くらいの間で上がり下がりがあるのかなあと言う感じだったのが、ここに来て。何があったんでしょう。

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【ドル円】 米経済好調でひさびさの大きな値動き(執筆時点で1ドル123円19銭) 【定点観測】

usdjpy_20151108.png 10月中旬に118円台になったこともありましたが、おおむね120円から121円で安定していたドル円。このところの経済指標などの影響でまた少しずつ円安が進んできています。8月末に中国経済後退からの株安で急騰したのが、2ヶ月半掛けて吸収されましたみたいな感じかな。 【ドル円】 円急騰で1ドル118円台(執筆時点で1ドル118円79銭) 【定点観測】 | mutter 今回のドル高(円安)はアメリカの雇用統計の影響。

NY外為市場=ドル高進み123円台前半、米雇用統計受け | Reuters

6日のニューヨーク外為市場は、ドルが円に対して2カ月半ぶり、対ユーロで6カ月 半ぶり、対スイスフランで7カ月ぶりの高値をつけた。10月の米雇用統計で、雇用の伸 びが市場予想を大きく上回ったことを受け、午後になってもドルが買われ続けた。 ドル/円 は一時、8月21日以来の高値となる123.26円を記録。直近で 1.2%高の123.19円。今週は2.1%上昇、週間では昨年12月以来の高い伸び を示した。 (中略) 10月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が27万1000人増と、2カ月続いた 低い伸びから一転、急増した。市場予想の18万人増を大きく上回った。 市場では予想外に堅調と受け止められ、連邦準備理事会(FRB)が12月、利上げ に踏み切る公算が強まった。

前回が中国、今回がアメリカと言うことで、良いか悪いかは別にして、世界は今この2国のパワーバランスの上に成り立っているのだなあと実感せざるをえません。かつてソ連に対してそうであったように、日本もどちらに付くか明確にしなくてはならない日が来るんだろうなあ。まあ現状「中国」って言う選択肢は、政治的にはないと思いますけれども、ソ連と違って中国は「仲良い友達と一緒に引きこもる」というようなことはしなさそうなので、関係性はごちゃごちゃになりそうですね。めんどくせー そして引用した記事にもありますが、アメリカが年内にも利上げということはそこでまたさらに円安が進むわけですね。金利差が広がれば、金利が高い方に資金は流れるわけなので。どこまで行っちゃうんですかねー

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【ドル円】 ごく普通に121円台に戻る(執筆時点で1ドル121円13銭) 【定点観測】

usdjpy_20150828.png 束の間の118円台、すぐに121円台に戻りました。しばらく安定していたので値動きをきっかけに処理した人が多かったのと、でもやっぱりよくよく考えるとすぐにどうこうって言う情勢ではないよなということとかなあと思ったけど、これを読むとむしろ値が戻ったのはただの反発で、状況によってはさらにドル安が進むことも考えられるってことらしい。一服程度?

〔マーケットアイ〕外為:ドル121円前半でもみあい、株価堅調でも買い上がる材料欠き | Reuters

ドル121.14円付近。日経平均株価が堅調に推移しており、ドル/円も仲値公示を挟んで一時121.32円までじりじり上昇した。200日移動平均線の通る120.70円付近がレジスタンスと意識されてきたが、前日にこれを上抜けており、底堅さが意識されてきている。ただ、ドルはその後ややや弱含んで推移している。 これまでの上昇は「下げ過ぎの巻き戻しであって、自律反発の範囲内。中国株も1日しか上昇しておらず懸念が残る中では、上値を追いにくい」(国内金融機関)と、この先も買い上がっていくほどの材料には乏しいとの声もある。 目先では、前日の高値121.40円や、まとまった売り注文が観測される121.50円で頭が押さえられそうだとの見方が聞かれた。

中国経済はかなり危ういけど、それでも7%程度の経済成長を続けているのは事実なので、長いスパンではダメになる可能性はあっても、もうしばらくは大丈夫なんじゃないのと思うんですけどね。これがマイナス成長になったって言うなら大問題ですが。というのを、黒田さんの会見読んで思いました。詳しいことはわかんないですけど。

黒田日銀総裁 「中国は成長維持できる」 NHKニュース

アメリカを訪問している日銀の黒田総裁は26日、ニューヨークで講演しました。この中で黒田総裁は世界的に株安が連鎖する発端となった中国経済の現状について、「上海市場で株価が急落するなど市場の混乱はあったが、中国政府には政策対応を取る余地がある。長期的には、経済は減速するがことしと来年にかけては6%から7%の高い経済成長を維持できるだろう」と述べました。

ただなー。「高い成長を続ける唯一の経済大国」という側面から、過剰に期待されてる面はあると思うんですよね。その期待込みの「理想」が「現実」に置き換わる瞬間に、株価暴落とかそういうことが起きることはあるかなあと。勝手に期待され、それが崩れたっていって勝手に暴落し、それが引き金となって経済本体が減速ってなったらなんかこう、モヤッとしたもんがありますけどね。経済本体はただそこにあっただけなのになあという感じの。

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【ドル円】 円急騰で1ドル118円台(執筆時点で1ドル118円79銭) 【定点観測】

ドル円(2015/08/26) このところずっと1ドル124円の水準が続いていて、先日中国元の切り下げの話題が出たときも122円台で留まっていたんですが、そこからの中国景気後退懸念→ニューヨーク株式市場下落という流れで気付いたら昨日今日で118円台になってました。おおおう。ここまでの急激な値動きって久しぶり。 でもまあ、1年スパンで見るとこんな感じか。 usdjpy_20150826_1y.png 夏前の水準に戻っただけだし、そもそも1年前は104円台だったわけで、まあこれくらいの値動きなら許容範囲内ではあるのかなあと思ったりします。

ドル反発、中国追加緩和でリスク回避一服=NY市場 | Reuters

25日のニューヨーク外為市場で、ドルは主要通貨に対して反発した。24日の市場でドルは避難通貨とされる円やユーロに対して7か月ぶりの安値水準に下落していたが、中国人民銀行(中銀)が追加緩和策を発表し、ドルは買い戻されて1%超上昇した。 中国人民銀行は25日、政策金利の0.25%、預金準備率の0.50%引き下げを決定。中国の主要株式指数は24日に8%以上急落したのに続いて25日も7%以上の大幅下落となり、昨年12月以来の安値を付けていたが、緩和発表後は欧米株が急反発し、原油価格も上昇した。

中国経済はまだまだ安定に向けて作業している途中だしどうなるかわかりませんが、少なくとも、世界経済が中国の動向にリンクしてるってのはよくわかりました。何とか上手いことやって欲しいですね。

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【ドル円】 12年ぶりの1ドル124円台(執筆時点で1ドル124円27銭) 【定点観測】

usdjpy_20150529.png 前回外国為替相場のブログ記事を書いたのが3/6で、それから1ヶ月半。1ドル120円台だった相場は、目を離した隙に円はどんどん円安になっていって、ついに124円台に突入してしまいました……という状況だと解りやすいんですけど実際は全然違って、グラフを見ればわかる通り、ほんの2週間前までは120円を挟んで上がったり下がったりだったのがここ1週間ほどで一気に円安が進みました。

一時1ドル124円台前半 12年半ぶり円安水準 NHKニュース

28日の東京外国為替市場は、アメリカの景気の先行きに対する期待からドルを買って円を売る動きが出て、円相場は一時、1ドル124円台前半まで値下がりし、およそ12年半ぶりの円安ドル高の水準となりました。 円相場は27日のニューヨーク市場で一時、1ドル=124円9銭まで値下がりしましたが、28日の東京市場でもアメリカの景気の先行きに対する期待を背景に、アメリカの中央銀行、FRB=連邦準備制度理事会が年内にも利上げするのではないかという見方から、高い金利が得られるドルを買う動きが続いています。

超簡単に言うと、
  1. アメリカが利上げする(日本はゼロ金利のまま)
  2. 政策金利の差が広がる
  3. 円を売ってドルを買う動きが強まる
  4. 円安ドル高
となる……というか、そうなることを多くの人が期待しているのでこういう相場になっていると言うことでしょうか。たぶん。これ以上円安になっても燃料費が高騰するなどデメリットが増えるだけなのでそろそろ勘弁して欲しいんですけど、そう都合良く行けるわけじゃないしなあ……

韓国企業が「円安」に悲鳴!・・・長期化に「もう限界!」=韓国華字メディア (サーチナ) – Yahoo!ニュース

韓国の通貨ウォンの対円レートについて2014年10月以降は「100円=1000ウォンを超えたことがない」とし、4月29日には100円=896ウォンとなり、約7年ぶりに100円=900ウォンを下回ったと紹介。鉄鋼や半導体など、韓国はさまざまな産業で日本と競合関係にあるとし、韓国では多くの企業から「もう限界」との悲鳴が聞こえてくると報じた。

韓国も大変そうですけど、頑張ってください。ダメそうだけど。まあ正直、中国に貢げば生き延びられると思うんで、AIBBを通して貢献するなどして庇護してもらえば良いと思います。

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【ドル円】 円安進んで120円台(執筆時点で1ドル120円15銭) 【定点観測】

usdjpy_20150306.png 昨年末に一時121円台を記録して以来、ちょいちょい120円台を記録していますが、一時的なものだった2月に比べると今回は長く続きそうな予感。とはいえ、それ以上のレベルになるとこういう見解だそうで……

東京外為市場・正午=ドル119円後半、米雇用統計への期待で底堅い | 外国為替 | Reuters

主要通貨に対するドルの強さが継続する中にあって、ドル/円は上値の重さが意識さ れている。市場では「ドル高エンジンだけでは明らかに迫力不足。日銀の追加緩和への思 惑が後退して円安エンジンが全然かかっていないため、上値を追えない」(国内金融機関 )との声が聞かれる。「120円が近づくと円安けん制の発言が出やすい」(別の国内金 融機関)との警戒感も根強く、ドル/円の頭を押さえているもよう。 120円ちょうどに大きめのオプションバリアが観測されていることも上値を重くし ており、「あと20銭が近いようで遠い」(国内金融機関)との声が出ていた。 前日の海外時間には、ドルの主要6通貨に対するドル指数が約11年半ぶりの高値を 更新した。ユーロがドルを初めとする主要通貨に対して売られたことに加え、朝方発表さ れた米指標が比較的堅調だったこともドル買い要因となった。

そんなことより、ユーロ大丈夫なんでしょうかね……

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【速報】【ドル円】 一転して円高に、今夜は115円台?(執筆時点で1ドル116円37銭) 【定点観測】

ドル円 2014/12/16 というわけで、衆議院選挙の結果を受けまして(どういう理由か知らないけど)外国為替相場は円高に触れております。一応、「中長期的な円安の流れは変わらない」ってことなんですけどどうなることやら。これだけ急激に上下すると、海外と取引のある会社は資金の確保に苦労してそうです。最近お世話になっている会社では、一応先を見越して、外貨を確保したりするみたいなんですけど、確保した後で円高になったらそれはそれで損だからなあ。難しい。

BUZZ-〔外為マーケットアイ〕ドル4週間ぶり116円台に下落、リスクオフの流れ続く | 外国為替 | Reuters

ドル/円は116.65円付近。急激な原油安に端を発したリスクオフの地合いが継続し、ドルは4週間ぶりに116円台に下落した。ロシア株が約10%と大幅下落する中、欧州主要国の株価が弱含んで推移している。ドルは下落幅を広げ、一時116.55円まで落ち込んだ。 市場では「どれほど調整局面が続くかは、まだ見極めが必要」(国内金融機関)との慎重な見方が多い一方、115円付近では国内投資家の買い意欲が観測されるとして「サポートになり得る」(別の国内金融機関)との声も出ていた。

「リスクオフ」ってのは、

リスクオフとは|金融経済用語集

リスクオフは、株式やコモディティ、高金利通貨など、リスクの高い資産を避け、国債や短期金融商品など相対的に安全と思われる資産に資金を移すことをいう。

ということらしいので、このところ進んでいた傾向を一旦少し戻して一服みたいな感じなのかな。日本経済の状態から見て、「リスクの低い円を買う」ということでは無いように思えるし。 ちなみにこの原油安、日本では税金の高さも相まっていまいちピンときませんけど、産油国では経済に打撃を与えるほどのインパクトになっていて、例えばロシアでは通貨が今年初めに比べて半分に下落しているそうです。

逆オイルショック:資源国通貨が総崩れ 世界経済に懸念 – 毎日新聞

国際原油価格が夏場以降5割近く急落する中で、資源輸出に依存する新興国の通貨が急落している。ロシア・ルーブルの価値は年初以来、対ドルでほぼ半減。南米、アフリカでも今年の通貨下落率が2ケタに達する資源国が続出するなど、「逆オイルショック」とも言える様相だ。

ロシアの他、メキシコ、ブラジル、ナイジェリア、ノルウェー、オーストラリアなどの通貨も売られていて、資源国の通貨が総崩れに。なぜこのタイミングで原油価格が下落しているのかイマイチよくわかりませんが(日米欧の景気減速、シェールガスなどあるらしい)、どこかの誰かの決定が回り回って極東の中小企業の明日の資金繰りに繋がってるわけで、世界経済って面白いなあ(怖いなあ)と思う次第です。もちろん、だからといって何か出来るわけじゃなく、それに粛々と対応してナントカ乗り越えるしか無いんですけれど。 来週、年明け、どうなっているんだろうなあ。

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【速報】【ドル円】 円安続く……121円台(執筆時点で1ドル121円30銭) 【定点観測】

ドル円 2014/12/06 昨日に引き続き、円安が止まりません。120円台を超えてついに121円台に。

NY市場 1ドル=121円台に NHKニュース

5日のニューヨーク外国為替市場はこの日発表されたアメリカの先月の雇用統計が市場の予想を大きく上回り、景気の先行きに対する強気な見方が広がったことからドルを買って円を売る動きが加速し、円相場は、1ドル=121円台まで値下がりしました。 5日のニューヨーク外国為替市場はこの日発表されたアメリカの先月の雇用統計で農業分野以外の就業者の数が市場の予想を大きく上回ったことから景気の先行きに対する強気な見方が広がりました。 このため、ドルを買って円を売る動きが加速し円相場は、1ドル=121円台前半まで値下がりしました。 市場関係者は、「雇用統計の結果を受けてアメリカの長期金利が上昇したこともドルが買われる要因になっている」と話しています。

色々と要因はあるのですが現時点での材料について超簡単に言うと、「日本に比べてアメリカの経済が好調→円を売ってドルを買う」ってことです。もちろん直接的には金融緩和の差のせいなんですけど、そうなる理由は結局、経済の調子のサナので、まあそういうことです。日本は消費税増税を延期したので財政改革が遅れて売り、仮に消費税を増税していたら経済に影響があるのでやっぱり売り。どっちにしても円安しか無いわけで、そりゃ下がりますよねえ。ま、後からだったら何とでも言えるんですけど。 円高に関しては「これ以上の水準は危険」とかなんとかいう話が割と素早く出てくるのに、円安の方はあまりその手の話が出てきません。なんででしょうかね?どの辺でどんな効果があるのか、僕にはよくわかりませんが、こういう話題も出ている以上、何らかの対策……できるだけソフトな値動きにできるような対策をすべきじゃないのかなと思い始めています。

2倍の速度で進む円安、前回円高時に比べ関連倒産件数は3倍超 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

帝国データバンク東京支社情報部の内藤修氏は「円高でも円安でも倒産は発生するが、倒産が増えるのは為替変動が速い場合だ。企業に対応する時間がないためとみられる。為替の影響は通常、3─6カ月遅れて倒産に表れてくる。足元の円安による関連倒産は年明け以降、本格的に出てきそうだ」と警戒する。 今回の円安倒産は、負債総額でみれば累計で1兆9486億円とまだ小さく、1件当たりの負債総額は約45億円と円高倒産の372億円の8分の1以下だ。しかし、件数では、円安を原因とした企業倒産は13年が130件、今年が11月までで301件と急増。円高倒産がピークだったのは11年の85件であり、件数では3倍以上の規模となっている。

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【速報】【ドル円】 7年4ヶ月ぶりに一時120円台(執筆時点で1ドル119円81銭) 【定点観測】

ドル円 2014/12/05 というわけで、しばらく膠着だったドル円ですがついに120円台に到達しました。

〔NY外為〕円、119円台後半=一時7年4カ月ぶりに120円台(4日朝) (時事通信) – Yahoo!ニュース BUSINESS

【ニューヨーク時事】4日午前のニューヨーク外国為替市場の円相場は、投機的な円売り・ドル買いが進み、一時120円20銭付近と、2007年7月下旬以来7年4カ月ぶりに120円台を付けた。その後は翌5日の米雇用統計を控えて様子見ムードが広がり、円は下げ幅を圧縮、小動きとなっている。午前9時半現在は1ドル=119円70~80銭と、前日午後5時(119円74~84銭)比04銭の円高・ドル安。  120円の大台を前に急速に円売り・ドル買いが進行した。市場関係者によると「特に何も材料はなかった。ECB理事会などが終わった後の投機的な動き」(邦銀筋)だという。

マジか……材料なしでこんなんなるほど敏感になってるってことなの?確かに値が大きく動けば動くほど利益幅も大きくなるけど、でもこれ以上はちょっとさすがに家計に響くよね。電気代とかガス代とか。やばい。原油は値下がり傾向だそうだけど、円安で相殺されてるとか。うーむ。 今までの根拠の無い円高がおかしかったんだといわれればまあそうなんだけど。 まだまだ円安に進むのかなあ

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【ドル円】 さらにどんどん円安(驚愕)(執筆時点で1ドル118円23銭) 【定点観測】

ドル円 2014/11/20 マジかー。さすがに笑えないですね。やばいんじゃねこれ。

ドル一時118円台、FOMC議事要旨受け=NY市場 | マネーニュース | 外国為替 | Reuters

[ニューヨーク 19日 ロイター] – 19日のニューヨーク外為市場では、米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録要旨発表を受け、一時ドルが対円で7年ぶりの高値水準となる118円台に乗せた。議事要旨の内容に米景気拡大の見通しを変えるような驚きはなく、日米の金融政策の方向性の違いから日米金利差が拡大するとの観測がドルの後押し要因となった。 また6年半ぶり高水準となった米10月住宅許可件数もドルを支えた。 ドル/円JPY=は議事要旨発表後一時下げたが、ほどなく切り返して118円台に上昇、終盤も118.00円を挟んでの取引となっている。

てっきり「消費税増税1年半延期」→「日本の財政再建遅れ」→「円売り」みたいな流れかと思ってたけど、どうやら日米の景気の差が今後もしばらく金利差縮小に向かわないという見通しからの円売り、ということみたいですね。さすがに国内事情だけではここまで進まないかー…… 昨日の記事ではこんな感じ。

東京外為市場・午後3時=ドル117円前半で堅調、日銀総裁会見に注目 | 外国為替 | Reuters

ドルは朝方から116円後半で底堅く推移。日経平均がプラス圏で寄り付くと、一時 7年1カ月ぶりの高値117.24円まで上伸した。7─9月期国内総生産(GDP)や 首相の増税延期、衆院解散の表明といった「噂で買って事実で売る」ようなイベントを通 過してもドル売りの流れが大して強まらなかったとして「ドルの底堅さが再認識され、買 い戻しの動きが出ている」(国内証券)との指摘があった。 仲値公示を挟んで、日経平均株価がプラス幅を縮小すると、ドルも弱含んだ。輸出企 業の売りも散見されたとされ、一時116.89円まで下押しされた。ただ、短期筋のド ル買い意欲は継続しており、午後2時にかけてはじり高の展開に。午前につけた高値を更 新し、117.42円まで買い進まれた。 日銀はこの日の金融政策決定会合で、前回10月31日の追加緩和で決めた政策の維 持を賛成8・反対1の賛成多数で決めた。ドル/円は発表直後に利食いが入ったが、現状 維持は予想通りだったことから、下げは限定的だった。 市場では、黒田日銀総裁の会見に注目が集まっている。総裁は前回決定会合後の会見 で、消費税率引き上げを前提にして金融政策を運営しているとし、その後もデフレ脱却に 向けてやれることは何でもやると述べていたが、昨日、安倍晋三首相が増税延期を表明し た。日銀と政権の方針の整合性について、総裁からどのような説明があるかなどに関心が 寄せられている。

どこまで行くんだこれ。これもうわかんねぇな

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