​ 「ありがとうございます」ってちゃんと発音出来なくなってた

カフェの女性店員21 飲食店勤務なので、日常的に「ありがとうございます」っていう機会があるのですが、あまりに日常過ぎて言い方を崩している内に上手く言えなくなってました。 文字表記するとどうなるんだろう…… 例えば、子音が消えてしまって、 ありあとござーす とか、比較的言いにくい母音「お」が消えてしまって、 ありあたーす とかかな? 言ってる分にも聞いてる分にも、「だいたい合ってる」って感じなので、別にそれでい言っちゃ良いんだけど、居酒屋だし、でも気付くとなんか気持ち悪い。で、試しに意識して「ありがとうございます」って言おうと思って言ってみたけど、ちゃんと言おうとするとなかなか難しい。 コツは、ポイントを「とう」の部分に持ってくること。最初のアクセントを「りが」に持って来ちゃうと、「と」への意識が散漫になって、強く吐き出す感じの「と」の発音がぼやけちゃう。あとテンポ良く言うのも大事。挨拶であるせいか、無意識のうちに費やす時間が決まっていて、最初の方に時間を掛けすぎると、あとの方がいい加減になりがち。「ありがとうござーす」みたいな。 結局は、しっかり口を動かすことが大事になってくるので、慣れて口が動かなくなっちゃうとねー。大きな声で言うのでなおさらです。直すのにしばらく掛かります。僕もきちんと言えるようになるのに1週間くらい意識してようやくでした。慣れって怖いね。

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敬語は難しい

笑顔のビジネスウーマン ホールマネージャーがインカムで「お客様の人数が増えられたので準備して下さい」と言っていてなんか違和感。 「人数が増えられた」っていう言い方するのかな? いろいろ調べてみて、直接ヒットするような情報は無かったけれど、人ではない名詞の「人数」に敬語を使うのがどうもあんまり良くないみたい。日本語として正しいかどうかで言えば、別に「人数が増えられた」でも正しいのかも知れないけど、「お客様が増えられる」とか「お客様の人数が増える」「人数を変更された」など、お客様の行動に対して敬語を使うか、そのまま丁寧語で伝えるかどちらかが敬語としてはナチュラル。微妙な感じが残る表現は、避けるのが良いのかなと思います。つまり、今回の例だったら「人数」という単語をそもそも使わない。必要ないからね。 正しい敬語を使うのは確かに難しいけれど、よっぽど格式ある場面でない限り、極力シンプルにしていけばそうおかしなことにはならないと思うんですよね。相手には敬称と尊敬語、自分や身内には敬称は付けず謙譲語か丁寧語。あとは、場面に合わせて正しい敬語を使うように心がければ自然と身につくかと。つい、慣れた言い回しで言ってしまうこともありますけどね。 「人数」に関しては、丁寧な言い方として「ご人数」という言い方がありますが、世の中にはそれにさらに敬語を加えて「ご人数様」と言っている場合があるみたいです。

答えて!森ちゃま|高級ホテルに学ぶ正しい日本語

× お名前様、ご人数様 ○ お名前、ご人数  名前や人数は人名ではないため、「様」をつける必要はない。

引用元は高級ホテルでの敬語の使い方ですが、丁寧にしようとし過ぎるあまり、過剰な表現になってしまうってことがあるかも知れませんね。特に慣れていない場合。前述のホールマネージャーも、敬語にあまり慣れてないけれど頑張って丁寧に喋ろうとしておかしな日本語になってしまっていることがままあり、スタッフの中にそういうのを指摘出来る人間もいないので、割と変な表現がそのまま使われ続けています。 そんな堅い店でもないしまあいいかと思って放ってありますけど、働いている大学生バイトはいずれ社会に出るわけなので、店の言い回しが必ずしも正しいわけではないよというのを頭に入れつつ、正しい敬語を使っていってもらえればなと思います。大企業ならそのへんの研修もちゃんとあるだろうし、大丈夫だとは思いますけどね。使わなきゃ!ってなったときにうっかり失敗しちゃうのが敬語なんでね。

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Fixed distance.(固定された距離)

のどがかわきました 正しい英語かどうかはともかくとして、この場合の「distance」は人と人の距離感のこと。僕にはあんまりないことだけれど、ごくまれに、「この人とはこの距離感で接することにしよう」と決めて、それを維持しようとすることがあります。語感的には、なるべく離れないようにぴったりくっついていくというようにも解釈は出来るけど、実際には「必要以上に近付かないようにしよう」ということが多いので、寄せれば引き、引けば……まあそのままかな?相手との「最短距離」を決める感じ。それ以上は近付かない。 相手から見れば、面白くはないと思うんですよ。どう考えたって明らかに避けているので。でも、そのことは僕自身にとっては必要なことで、「避けられてる」と捉えられても全然構わない、そう思っていることでもあります。 そういうのを決める僕は、多分、弱いんだろうなあと思うのです。 「ごくまれ」は例えば、苦手なタイプの人を対象に生じたりするんですけど、そういうのを決めておかないと、必要以上に近付いてしまって、やっぱり今日もイラッときたとかそういうことになりがち。そうなることなんてわかってるんだから、近付くなよと思うんだけど、人が良いのか、機嫌が良さそうだと近寄ってしまうんですよ。性格的に合わないとわかっていても。それがなー僕が甘くて隙があるところなんだけどさ。 あれだ、「元カノ」とかにもあった気がする。そんなんせんでも、友達に戻って普通に友達付き合いすれば良いじゃんと今となっては思うんだけど、まあね。いろいろと思うことはあるから。その時の彼女に気を遣うとかそういうことでは全然なくて、単純に、僕のモヤモヤ分を減らすために、ただそのために取る距離感。正しいとは思えないけどね。でも、自分のスタンスを自分で掴むまでの、自己防衛手段。 ちなみにそうなっている僕とどう付き合うか?について、僕自身が語るならば、それはつまり、無理やり距離を詰める、これに尽きます。基本的には、別に距離を取る必要は無いなと思いつつ、距離を取っておかないと自分にとって面倒なことになるぞという意味での距離感なので、もしその面倒ごとを起こしたいのであれば、距離を詰めるのが一番効果的。僕は多分困るでしょうけどね。そんなん知らん、ていう人向け。 人との「車間距離」って難しいよね。昔から試行錯誤していることだけど、なかなか上手くつかめるようにはならないなあ。上手くつかめると、やりとりがすべて自動化するような感覚があって、どうあっても楽しくなってすごく楽なんだけど。難しい。 VooDoo Mixみたいな絶妙な距離感があると良いんだけど。 なかなかそうはいかないね。

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自転車店店長に無視されるなど

白黒 乾燥した大地 パートタイムエンジニアの零細企業定点観測。 ある件をきっかけに、店長に返事をしてもらえなくなりました。もともと愛想がある人じゃなかったんですが、今は、「おはようございます」って言っても見もしねえ。まーアメリカを自転車で横断するとかかなりの変わりもんなので、割と長いこと根に持つタイプ(かつ嫌なことは断絶するタイプ)なんでしょう。困ったおっさんです。まあ変わり者で困ったおっさんなのは、お互いさまではあるのですが。

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異性を意識しない男女関係

水際でジャンプする若者たち5 バイトの男の子や女の子たちを見ていて、「異性を意識しない男女関係ってあるんだろうか」とふと思い、年下の男の子をいじる女の子を見ていて、「意識しないってありえないよなー」なんて思っていたのだけど、自分のことに置き換えてよくよく考えてみたら、大学生の頃、「異性を意識しない男女関係」って普通にあったわーと思い出しました。大人になりすぎて忘れてた。 わかりやすいのは、先輩と後輩とか。 僕の場合、特に先輩。 もちろん好きだった先輩、気になってた先輩もいたけれど、1人1人思い出しながら振り返ってみたら、異性として意識していた先輩ってほとんどいなかったなあと気付きました。いや、失礼な意味ではなくて、たった1年や2年の違いであっても先輩はすごく年上に、大人に思えたし、彼氏がいればなおさら。そういうことよりもほんとに先輩として意識する方が多く、また大きくて、異性としてどうこうではなかったな。 大人になってからだと、不思議とそういう感覚が失われてしまっていて、相手が女性である限り、完全に「異性として意識しない」というのはなかなかない。別に具体的にどうこうしたいというわけでは全然ないのだけれど、そういうことじゃなく、新しく入って来たバイトの女の子が20歳年下(!)であっても、まあ、女の子として見るよねって言う。それを意識しないのは、母親と妹くらいかなあ。娘がいたりしたらまた変わるのかも知れないけれど。 ちなみに、先の男の子と女の子の話(女の子の方が1学年上)でいうと、男の子の方は女の子を異性として意識していると思うんだけど、女の子の方はたぶん全く意識していない(笑)そういう意識のアンバランスさ、みたいなのも先輩後輩にはありがちだよなあと思い出したりとか。甘酸っぱい。

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「指図(さしず)する」

ワイシャツ姿の男性3 昼間の仕事の社長の口癖に「指図する」というのがあります。使用例としては、

  • ああ、それについてはあとで指図するわ
  • 運送会社にはそのように指図しておきましたので
  • あの件指図しておいてくれた?
など。 要は、「指示する」と同じ意味で使用しているみたいなんだけど、個人的にはこの用語があまり好きになれないんですよね。別に言うほどのことでもないから言ってないですけど、「指図」ってなんだか高圧的な感じしませんか?上から目線というか。気のせいかな。

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とある人とのコミュニケーション方法を見つけた話

クレイアートの会社員4 職場で1人、ずっと苦手だった人(男性)がいました。年齢は30歳を超えていい大人なんですが、仕事を一生懸命にやる一方で気分次第で他人に対して雑に接したり、予想外のことが起きたときにパニックになったり、自分が責任を負うことを極端に嫌うなど、かなり子供っぽいところがある人です。そのせいで多くの同僚がイライラしており、あからさまに悪く言う人もいます。僕も入社してからずっとイライラさせられていて、口論したことも1度や2度ではないのですが、今から半年くらい前、入社して1年半くらい経ったところにようやく付き合い方がわかってきました。 どうするか? 答えはものすごく簡単なことで、とにかく優しく接してあげること。迷惑を掛けられても怒らない。雑に仕事されても怒らない。無茶な要求も怒らない。パニックになってたら、励ましてあげる。やるべきことを明確にして、必要以上に責任を背負わせない。にこやかに、あなたの責任ではないよと言うことを示しながら、次はこうして欲しいなあという会話をさりげなくする。 そうして優しく接してあげると、こちらへの当たりが全然変わることに気付いたんです。今までは、何かされたときに「なんやねん」となって、互いに苛つきの応酬になっていたんですけど、たぶん雑なやりとりをしたとき自分でも気付いていて、反省してるけどつい感情優先で動いてしまうあまりあとで反省する人なんでしょう、なるべく早い段階で「気にしてないですよ」と示してあげることで、次からものすごく気を遣ってくれるようになります。逆に「ちゃんとやって下さいよ!」とやると、表面上は気をつけてるように見えて、実際はひねてしまってコミュニケーションが取りづらくなってしまう。 この辺のさじ加減に気付くまで時間が掛かりましたが、そこんとこ上手くやれるようになったおかげで、その人との関係は劇的に改善しました。もちろん別にプライベートでも仲が良いとか言うわけじゃないですけど、仕事中、彼とのやりとりでストレスが生まれることは皆無になりました。もちろん立場によっては叱責する必要もあるので、皆が僕と同じように/僕が他の人にも同じように接することが出来るわけではないですが、接し方そのものよりも、「人にはコミュニケーションを取るためのツボがある」というのが発見でした。なんでも正面切って言えば良いってもんじゃないですね。 もしかすると、僕はそういうのを見つけるのが上手いのかも知れません。でも、20歳と上手く仕事して行くには、そういうのに長けてないと難しいもんなあ。それで培われつつあるのかも。「上から強く言う」以外に年下と接する方法を持っていない人を見てると、もうちょっと上手いことやったら良いのになと思うこともあります。もちろんそれぞれの立場、キャラクターがあるので、出来ることと出来ないことがあるでしょうけれど、20歳の子達にも同様に立場やキャラクターがあるので。そういうの、大事よね。

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