『電車男・もう一つの最終回SP』を見る。
まぁ、(ここまで見ちゃったんだからの)『付き合い』、 ということで見たんですけれどもね。 なんでしょうかね、最終回より面白かった(笑) 正直、最終回の、『リアルな奴らのまとめ』みたいなのは不必要だったし。 (美鈴被害者の会とかしらねーよ) ていうか、劇団ひとり(と、菅原永二)の熱演はもうね、 リアルすぎてっていうか、もうなんだか見てて悶えるほど、情けなかったし、 しょうもないやつだけど、でも男気溢れる阪神オタク(六角精児)の 熱演もなんかなー妙に熱かったし、 全体の作り的には、『電車男』のストーリーを大雑把にまとめつつ、 その裏側をみるみたいな感じで楽しめたし、 (アキバにいかにしてあれほどまでの告知を出せたのか、とか) (ベノアに毒男集結とか<本当に行ったヤツもたくさんいたらしい) ハッピーエンドだったし、 最終回の最後の無駄っぽいエンディングの代わりに、 電車のノロケとサンボマスターっていう 視聴者が望んでたであろうエンディングだったし、 (やっぱり、最後は、あの歌で締めなきゃダメよ) こういう作りは、きっと、テレビドラマじゃないとできない、 そういうとこを上手く作ってて良かったなぁ、と。 ストーリー追うだけなら映画でも、小説でも出来るけど、 映画は2時間で完結させなくちゃならないし、 (綿密な『原作』があったら無理だろ、) ストーリーを重ねるとか、見るからにキモいとかの演出は本では難しいし、 (ト書きを文章にするのは難しい…劇団ひとりがアフレコ中に目薬さすとか) 本当にドラマって見てるうちに、 色んな意味で悲しくなって馬鹿馬鹿しくて 見るのを止めるんだけど、 うーん、制作者に愛があったかはともかく、 なんとなく“参加者”の愛を表現しようとしてるのは感じた。 その辺が良かったかな、なんてな。 偉そうに言うと(苦笑) だからといって、本は買わないし、映画も演劇も見ないけど、 いや、フジテレビ、良くやった、と。 正直、期待してなかったけど、 絶対、また最終回みたいなまとめ&蛇足になると思ってたけど、 でも面白かったぞ、と。 そして、阪神タイガース優勝おめでとう! 悲しみで花が咲くものか! 世界はそれを、愛と呼ぶんだぜ。