大塔村

奈良県大塔村で地滑りが起きたらしい。 幸い巻き込まれた人はいなかったようだが、電話が不通、とのこと。 なぜこんな記事をピックアップしてるかというと、この場所、 以前、奈良の山を通って和歌山へ自転車で旅行したとき、 通った場所なのだ。 近くの県道を迂回路にする、と言っているけど、 実際には一山を迂回することになり、 この道が封鎖されると、地元の人の生活にはけっこう支障がある。 地図で調べてみたら、ちょうど自分が通った場所で、 崩れた場所の少し北の道の宿で休憩を取り、 その後、雨が降りだすまでしんどい時間を過ごしたんだった。 山地ではこういう災害は付き物かもしれないけど 全く知らない場所でもないので、やっぱり心配だ。 これ以上大きな災害にならず、 一刻も早く復旧することを祈ってます。

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自転車乗りの習慣。

自転車乗りながらのウォークマンは恐い。 気持ちいいのはよくわかるけど… 街中を音楽で聴覚遮りながら飛ばす気にはなれないなぁ… 飛ばすときは、MF並みに首振りして走るわけだけど、 そうやってよく見てると、街には怖いところがたくさんあるのがわかる。 多分、自分もそういう怖い行動してるんだろうけど、 自動車が気づいて避けたりとか、 逆に自転車がすんでの所で止まる、とか。 大抵、左折するときにこっちを無視してるドライバーが多いので、 ドライバーがどうするつもりなのか、僕はじっと顔を見てる。 すると、かなり無造作にあのデカイモノを動かしてる、 ドライバーの気持ちみたいのがよくわかる。 それできちんとこっちを見てくるような人はあんまりいないなぁ… 宅配便とか、そういうプロの人は違うけど。 タクシーの運転手は人によって違うし。 スピード出すからには、五感をとぎすませて、 出来うる限りの情報を集めて、危険を回避する、 それが僕のやり方。 路地を走るときも、店先、民家の玄関、駐車場、 十字路、信号、公園、学校… ありとあらゆる事態を想定した上で、飛ばす。 ちょうど、中継カメラのスイッチングのように、 全体を俯瞰で眺めながら、注意が必要な場所を、 瞬間瞬間でスイッチングして、チェックしていく。 疲れるでしょ?って思われそうだけど、これが結構楽しい。 それにそのくらいして、自信を持たないと、踏んでいけないから。 何も考えなくても安全…かもしれないけど、 やっぱりそれは運が悪くないだけだし。 いろんな場所を走った結果、身につけた習慣かなぁ…

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WIN A CUP!!

あー…もうなんか、言葉にならないけど、 気持ちが熱いうちに記しておかないと。 この優勝は…本当に、なんだろう、いやー…言葉にならないわ。 これはデカイ、この空気で、この流れで、 運動能力や、局所戦で負け続けても、サッカーが負けてるわけじゃない、 それは結局、ギリシャが示した通りかもしれない。 中東で試合するというだけでびびってた頃に比べれば… でも、この位の『悪意』は、 例えば南米予選じゃ当たり前だ、 オウンゴールした選手が翌日射殺されたとか、 観客が投げたものでキーパーが怪我したとか、 だから特別にそれを賞賛するのは止めようと思う… でも、やっぱり、すごい。 決して…楽観できるようなサッカー内容じゃ無かったけど ココロも含めて。 強かった。 ヨルダン、バーレーン、中国、 みな、身体能力で日本を上回っていた、技術もあった、 今後戦略的になってくれば日本もヤバイかもしれない… 悲観論者たちは必ずそう言うだろう、 しかし一方で、W杯でのアフリカ勢の伸び悩み、 意外と大したことはない、そういう事実もある。 『強いサッカー』というのは、意図無くしては作られない、 それを少し、感じた。 彼らは、僕らのプライドを代表している。 今の彼らには、 僕は自分のプライドを託してもいい、心から、そう思う。 サッカーは、本当に、素晴らしい。

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“友達”

結構昔から気になってる言葉があって… それは、MUTTERで使われている、『友達』という名詞。 たぶん、『名前を出したくないけど誰か、だよ』という意図だと 取られてるんだろなぁ…と。 それも確かにあるんだけどね… 昔怒られたことがあるし、それを否定はしないけど、 ここに登場しないような人の名前まで、 ばんばん書き出していくってのもちょっとあんまり。 同じ人であっても、状況によって、 『友達』だったり、本名だったり、あだ名だったり、肩書きだったり。 誰かがこう言ってた、 なんて書くときは、その個人が言ってたことが重要なんじゃなくて、 そういう見方があるというのを知って、俺はこう思う、と 言いたくて、個人にフォーカスさせないために、名詞にすることもある。 あーでも昔はもっと、わざと使ってたか。 みんなにはやされないように女の子をわざと名詞にしてみたり、 やましい気持ちを何とか誤魔化そうとしてみたり。 『友達』っていう単語だと、いかにも曖昧で、逆に怪しいんだけど… 結局は、誤魔化しの言葉なのよね。 当たり障りなく…という。 まぁだからと言って、彼女が出来て、その子を本名で登場させたり、 ダーリンとか書いたり、熱々ぶりを赤裸々に書いたり…ということは 照れくさくて僕には出来ないけどね。 や、ほんと、昔から言ってるけど、それは2人の時に表現してればいいことで もし、この場所に求められたら、それは 普段の僕の態度があかん、ということなんで。 煙に巻くつもりはないけど、相変わらず、 いろんな書き方をしてる自分を見て、統一されてないというか、 優柔不断というか、なんだかなーと思った次第。 言葉って便利なんだけどね…やっぱり、ひとつの道具、だよね、 それに溺れてちゃいけないよね。 日々、反省。

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ようやく…

MUTTERのリズムが戻ってきて、 書きたいことも結構そろってきた…んだが、 今度は時間がない。なんてことだ。 正確に言うと、『体が空いてる時間』というよりも、 じっくり腰を落ち着けてものを書く時間、というか。 先日の『darkness』にしても、本当は意識としては もう一つの文章と『対』なんだけど、書けてない、 自分の中では見えてはいるんだけど、 それを文字にするのはある程度の時間と、それ以上に気持ちの問題が。 壊した胃は一向に良くならないし… もしかすると、軽度の胃潰瘍くらいなってるかもしれない、 例によって、激痛になるまで、病院には行かないが。 実際の話、今現在、公私ともにちょっと一休み、って感じ。 仕事にしても、複数のことが同時に襲ってくるというより、 一つのことがなかなか終わらない、まったりとした忙しさだし、 プライベートにしても変わるような変わらないような、 進むような、進まないような、むしろ、来るべき状況に備えるというか。 んーみなさんの近況はどうなんでしょうねぇ…

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で、なにができるの?

その昔、メトロで、若い男、若い女をたくさん引き連れた、 女性(おばさん)に出会う機会があった。 女性はどうやら美容室の経営者で、 若い男女はそこの従業員のようだったが、 彼女が強い権力を持ち、容姿や性格を含めて全て、 彼女の好みで統一しているのは明らかだった。 どうして彼女と会話をすることになったかは記憶が曖昧だが、 彼女は僕を見て、僕をそばに呼び、話を始めた。 僕は少し酔っぱらった頭を抱えたまま、 なんでこんなおばさんに自己紹介を…と思いつつ、 簡単にプロフィールを話す。 そして、一通り話が終わった後、彼女は、こう言ったのだ。 『で、なにができるの?』 学生にとって、こんな酷な言葉はない。 ほぼ若いだけが取り柄なのだし、手に職があるわけでもない、 実際、街角でいきなりそういわれても言葉に窮する人は大勢いるだろう、 社会人だって怪しいものだ、 しかし彼女は、僕に対してそんな言葉を投げかけてきたのだ。 ただでさえアルコールが入ってる上に、生来のアピール下手。 そもそも、アピールしたかったわけでもない、 そっちから見ず知らずの男を呼んで置いて、それはないだろう… 当然のように言葉に詰まる僕。 その後の展開はすっかり忘れてしまったが、 恐らく嫌気がさして、フロアのどこか離れた場所へ移動したのだろうと思う。 今でも、そんな言葉をいきなり投げかけられたら、 言葉に窮するだろうし、不快になるに違いない。 ただ…その言葉の持つ意味は、昔よりよく分かるような気がする。 君は何が出来るの? ぶしつけに聞かないだけであって、結局、世の中はそういうことなのだ。 僕らはそれを示さなければならないし、 それに応じた評価を得る。 ま、他人の評価なんて別にどうでもいいけどね。 ただ、自分による評価だけは絶対に無視できない。

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darkness

久々に、眠りたくない…いや眠りたくないわけじゃないんだけど、 眠れる気がしない、眠気が降りてこない。疲れてはいるんだけど。 こうして、部屋の明かりを消して、暗闇の中で煙草を吸っていると、 なぜだか、前の彼女のことを思い出してた。 具体的に何かを思いだしてたわけじゃないけど、 何となく、こういう状況がよくあったような気がして、 彼女が、ベッドで寝てて、僕だけ起きて、何かしていて。 寝ぼけて声掛けられて、『いるよ』と返したり。 なんだか、お父さんと娘、のような。 正直に言えば、今ここにそういうことを書けていることに、少々驚いている。 自分が感傷で一杯一杯の時には、彼女の想い出、みたいな文章もたくさん書いたけど、 結局、なんだろう、ただの泣き言、の域を出ていなかった。 なんでこうなっちゃったんだろう? なんで隣にいないんだろう?みたいな。 しかしもう、過去の話だし、 この文章を公開したところで、誰も、不快にはならないと思う、 『まだ、忘れられないのね、』 なんて深読みされると困るけど、 昔いた恋人が今はいない、という状況を、受け入れてしまっていて、 好きとか嫌いとかではないのだ、悲しくはないし、恐らく、 本当に寂しくも、ない。 こういうことを思い出してると、 背にしているベッドに誰かいるような気がして振り向いてしまうけど、 そこは、さっきまで寝ようとしていた自分の跡が残っているだけだし、 この部屋には、彼女の香りはない。 そのことに対して、なぜだか、微笑んでる自分がいる。 好きだった女の子が転校して、僕の初恋が終わった日、 最後の挨拶にみんなに配っていた消しゴムを受け取った僕は 気の利いたこと一つも言えず、その消しゴムもどこにいったのやらわからず、 数日後、黒板に貼り出された連絡先も、恥ずかしくて見ることもメモることも出来ず。 数年前、同窓会でその子のことが好きだったんだよ、と言って 連絡を取ってくれた友達のおかげで、何度かメールはしたけど、 埼玉に住んでることがわかっただけで、それきり。 そんなもんだよな…今でも、普通に、可愛いと思うけど。結婚しててもね。太ってても。 海へ、行ってきたせいかもしれない。 京都に来て、もう9年、海の見える場所へ住みたい、その想いは変わることがない。 僕にとって海は、大きな水たまり、なだけではなくて、 ある意味で、自分の想いを溶かした、自分の一部のようなもの、 海が怖かった3歳の僕も、釣りに明け暮れた少年の頃も、寒かった夏の北海道も、 高校時代の打ち上げも、多くの友達との旅も、 結局は、そこに、溶けて、在るような、そんな気分になる。 25日の朝、一人で宿を抜け出して、海辺を散歩していた。 浜辺には、朝からサーフィンの練習をする少年3人と、カップルと、犬と、一組の家族連れとがいた。 防波堤を上がったところから、僕はそれを眺めている。 それらの風景、それぞれが、僕の中には、あった。 海に溶け込んで、僕はそれを、感じている。 彼女からは、もうほとんど連絡はないけど、 きっと、彼女なりに、元気に過ごしていることだと思う。 僕と彼女とは、もう、海を通してしか繋がっていないし、 その彼女は、もう彼女ではない。 昼、海水浴場で食べたところてんは、本当に美味しかった。 毎年食べていた、下田の向こうの、 小さな茶屋のところてんに、似ていた。

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安田さん、おめでとうございます!

『onちゃん』でどうでしょうバカにはおなじみの TEAM-NACS安田顕さんにお嬢さんが産まれたそうで。 おめでとうございます! やっぱりね…いや全然知り合いじゃないけども、 そういう声を聞くとね、こっちまで嬉しくなっちゃうよ。 それで、あぁ、いいなぁ、と。 前から言ってるとおり、娘欲しいんですよね。ホントに。 娘は父親似、自分の顔が娘でいいのかどうなのかわかんないけど なんとなく、そういうのは昔からあったなぁ… 『子供なんていらん!』と宣言する友達も何人かいるけど やっぱり、本当に、幸せだろうなぁ、と思うんだよね。 苦労もあるけどね、 『いる』ということだけが幸せを表す、なんて、他にはないよ。 そんなわけで、OFFICE CUEの書き込みを読んで かなり心温まったのでした。 そういえば、報告の書き込みの中で安田さんが、

最近、周りから明るくなったねと言われてましたが、 実はこのひと月程、イライラしたり、塞ぎ込みがちだったり、体調不良が続いたりしていました。 それで逆に明るくしていたといいますか・・。
と言っていて。 事情は全く違うけど、なんとなく、そんな状況は分かるような気がした。 明るいのと、明るくしてるのは違うもんね… またそのうち、晴れるときは来るのだろう、と、思えるけど。 あぁ、結局自分の話だ。 安田さん、おめでとう!

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