研究対象としての「mixi」

こんな記事が載っていた。

ITmediaニュース:研究対象としての「mixi」
ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)に、社会学からアプローチする研究が始まっている。SNSのコミュニティーは、人間同士のつながりを把握できる貴重なサンプル。解析すれば、人脈の広がり方や情報の伝わり方の解明につながりそうだ。  SNS「mixi」の人脈ネットワークはどんな特性を持つのか――運営者のイー・マーキュリーから公式データを得た3グループが、このほど開かれた「社会情報学フェア2005」(京都大学)のワークショップで研究内容を発表した。
確かに僕も、mixi上でのコミュニティの広がり、 コミュニケーションの増加には非常に興味がある、 全く縁のなかった人が、ただネット上で触れただけで リアルでも繋がっていくという様は、正直自分でいてもおかしな現象だ。 また、僕自身は積極的に【コミュニティ】には参画していないけれど、 なんらかのコミュニティないで『顔』になっている人もいるし、 そんな中で知名度を上げる人もいる。 ただもちろん、mixiもコミュニケーションの一つ、 コミュニティの形のひとつであるわけで、 うまくいかない関係や、うまくいかない付き合いもあるだろうし、 必ずしもすべての面でメリットがあるわけではない。
mixiは今後どう発展するだろうか。国立情報学研究所の大向一輝氏は「個人の“多重人格性”を保持しながら、サービスをどう進めるかが課題」と指摘する。ユーザーは現実社会で複数のコミュニティーに所属しており、コミュニティーごとにさまざまな“顔”を使い分けていることが多い。mixiは、すべてのマイミクに対して同じ顔しか見せられないため、マイミクが増えるにつれ息苦しくなってやめてしまうユーザーも少なくない。(同記事より)
確かにこういう面はある。 閉じられたコミュニティだと思って、油断して日記を公開していると、 思わぬことに巻き込まれることもある。 人数が増えれば、当初は閉じられていたと思っていた中に、 オープンな環境ができあがってしまうのも当然だ。 本来はあくまで、自分自身を明らかにし、 クローズな場所でのオープンな自分を表現するような場所だったと思うけれど、 僕の友人でも匿名のユーザは多いし、 自分が自由に呼吸するためには、 なんらかの努力が必要な場所にもなりつつある。 いずれにせよ、社会学的に研究対象になり得るほど、 成熟してきたコミュニティ。 僕の周りにはあまり、ネットに熱心な友人がいなかったこともあって 初動は遅かったけれども、最近になって徐々に増えつつある。 どうなっていくんだろう…?

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本日のITニュース。 – 2005/09/16

最近、非常に多い、大型の合併・吸収話。 それも、バブル期のような異業種がある業界に参入するための吸収ではなくて、 むしろ相性重視で、自社を強化するためのものが多い気がする。 で、今回はこれ。

ITmediaニュース:MicrosoftがAOLの多数株買収交渉――米紙報道
報道によれば、米MicrosoftがAmerica Online(AOL)の多数株を取得する方向で、Time WarnerとMicrosoftの間で交渉が進展している。  New York Post紙はこの交渉に詳しい人物2人の話として、MicrosoftがAOLの多数株を取得する内容で両社が合意に近付いていると報じた。AOLをMicrosoftのWeb資産であるMSNに組み入れることを想定している。
AOLと言えば、一時はアメリカのネット通信を半ば支配していたような会社であり、 Netscapeを所有して、マイクロソフトとも戦えるような会社だったんだが、 通信システムの変遷(固定電話から携帯へ、アナログからADSL、光へ)に付いていけず、 Netscapeは何の成果も出せぬままで、 結局、TimeWarnerに吸収され、さらに最近では看板を下ろされるという始末。 Netscapeは既にスピンオフしているので、 今回の話とは恐らく関係ないが、 MSNと言えば独自の検索システムを完成させたし、 GoogleとMicrosoftの戦争の中で、重要な位置を占めるサービスだ。 僕自身は別にどうでもいいけれども、 Messengerやhotmailを中心にお世話になっている人は多そうだ。 今回の話は、戦争激化の引き金になるのか… スケールがでかすぎてなんかもう、よくわかんないけど。 続いて、Cnetよりこれ。
キーボードのタイプ音から情報漏洩のおそれ–米研究者らが報告 – CNET Japan
新たな脆弱性が見つかった。それはキーボードをタイプする時の音だ。
…? 話がよく飲み込めない。 本当だとすると、かなりスパイチックな話だが。
UCBの研究者らは、ユーザーがキーボードをタイプしているところを録音した10分ほどのサンプルをいくつか用意した。そして、あるアルゴリズムを使って分析した結果、入力された文字の最大96%を再現することができたという。
な、なんだってー!(AA略 そうかーそうなのかー。 今はまだ、へーって感じだし、実際に集音されて、 クラックされる可能性は低いだろうけど、 将来的にはわかんないよね…すご。 前々からやばいな、と思ってたけど、 アジア人ってのはどうやらそういう『素養』がありそうだ。
ITmediaニュース:ネットゲーム中毒に直面するアジア諸国
今のところ、こうした警告は――たいていはたばこや酒などの中毒性のある商品向けだ――アジアで急速に人気を伸ばしているオンラインゲームでは見られない。  しかし、この状況は間もなく変わるかもしれない。この業界の急速な成長により、新たな世代の中毒が起きている――「StarCraft」をネットカフェで50時間プレイした後、心不全で死亡した韓国の男性のように。  報道によると、この28歳の男性はゲームをする時間を増やすために仕事を辞めた。そしてトイレと仮眠を取るためにしか席を離れなかったという。
中毒的な行動に関わる事件で、もう1つ話題になったものがある。6月に上海の熱心なゲーマーが、仮想アイテム「ドラゴンサーベル」を貸したゲーム仲間が勝手にそれを売却したとしてその仲間を刺殺、終身刑を言い渡された。
台湾メディアは、ネットカフェ通いを続けるために強盗に走ったという事件をよく報じている。
近代のゲーム業界においては日本が草分けの地位にあるが、同国ではオンラインゲームよりもプレイステーションなどの家庭用ゲーム機で遊ぶ傾向が高いため、中毒はそれほど問題になっていないと、ゲーム雑誌を出版するエンタープレインの浜村弘一社長は語る。
確かに、日本では、のめり込みすぎて人生を逸脱した、という話はあまり聞かない。 実際ゲームをしている人口は多いだろうし、 引きこもって熱中してる人も、決して少なくない気がするけれども、 それはあくまで逃避活動であって、 仕事を辞めたり、強盗をしたり、 まさに、ゲームのために積極的に行動を起こすのとは、 少し様相が変わっていると思う。 日本人はそういう精神性の元にいないのか? まぁ確かに、リネージュやってるときの、韓国人、中国人の執拗さ、 金儲けへの執着(アイテムを売って生計を立てているのだ)、 そういうのは、ほんっとーに凄かったもんな。 日本人なんて、どぎつい人でもまだまだ淡泊だよ。 ホントに。 最後に。
ITmediaニュース:NY州警察もポッドキャスティングに進出
米ニューヨーク州警察(NYPD)が、ポッドキャスティングで最新ニュースの配信を始めた。市内の交通情報や防犯対策について、現場の警察官のインタビューなどを交えて伝えている。
うーむ。すごいね。 これをやってくれとは思わないけど、 姿勢が端的に示されてるような気がする。

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電車…すまん、誤解してた

ドラマ『電車男』、 正直言って、ドラマとか喜んでんじゃねーよ、と思ってたんですよね。 余計な演出とかいらねーんだよ、アレはアレがベストでアレで完結してるんだって。 勝手なコトして勝手に盛り上げてんじゃねーよってね。 こう…流行りもんに寄ってたかるの図が嫌で嫌で。 でも、ドラマ、なんだかんだ言って見てて、今日見て思ったんよね、 これは、別のモノだ、と。 むしろ、インスピレーションを受けて、作家が書き上げた、 もう一つのドラマなんだと。 なんていうかな、作り込み方がいい加減じゃない、つーか半端じゃない、 やたらと『オタク』『ちゃねら』をクローズアップしすぎてるのはどうかと思うけど、 心情的な部分では、十分に表現しきってるし、 なんかもう…呆れるほど細かいね。 なんでバーのBGMがO-ZONEなのかとか意味わかんねーけど、 なんであらゆる点で萌え系なのかわかんねーけど、 きちんと理解して練り上げた上で作られてる。仕事が細かい。 もちろん、ボタン一発で起動するPCとか、 掲示板でやたら自由自在にフォントサイズ変えられるとか、 AAの書き込みが一瞬で終わるとか、 理不尽な省略、演出はあるけどさ、 そんなことは些末なことでさ。 そっかー、 『原作』に拘りすぎてたのは俺だったなーって思うと、 逆に、当時の思いとかがよみがえりつつ、 これは、こういうモノだ、と思って改めて見ると、 うん、プライドもあって言えなかったが、面白いよ、このドラマ。 電車男がどうだったか、ということとは離れてさ、 (だから、どんな表現が行われても原作は一つも傷付けられない) あり得なさ、ひたむきさ、 過剰演出だけどでも確かにあった連帯感、感情の繋がり、 そういうモノをきちんと表現してくれてるのは、良かったなと。 単に、流行りもんでそれ素材で作ろうぜ、みたいなのではなく、 なんだろうな、それそのものに対する愛を感じて。 みょーに嬉しくなってしまった。 来週は最終回。 この時間に俺に電話してきたヤツはぬっころすぞ。 つーか電話されても多分、 『qあwせdrftgyふじこlp;@』 だと思うが(笑)

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多謝。

まぁ、感想は改めて書くといたしまして、

もうただひたすらに、感謝!
ん、でも、言いたいことは、 全部、昨日言ったから。 出会えて良かった、と。 それが、すべて。 じゃ、また、どこかで。

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首都

とある流れで調べていったら、 『東京を日本の首都とする法的根拠はない』とする話にぶつかって驚いた。 ことの真偽は定かではないが、 Wikipediaには以下のような記述がある。

首都についての議論 しかし東京を首都とする法的根拠はない。そのため学問的には、桓武天皇の平安遷都の法的根拠の有効性から、今なお京都を首都とする説、また東京(東都)と京都の二つが首都であるとする説などが存在する。(後略)
現状の問題 日本には首都を直接定める法律はなく、かつては首都建設法(昭和25年法律第219号)に「東京都を新しく我が平和国家の首都として」という記述があったが、首都圏整備法の施行により首都建設法は廃止され、現在では首都圏整備法によって東京が首都であるということが間接的に示されているのみである(規定されているのは「首都圏」の範囲であって、「首都」そのものの定義は存在しない)。(後略)
(共に『首都 – Wikipedia』より抜粋) もちろん、厳密に検討すれば、という意味であって、 実質的に首都と言えば、東京のことであり、それに反対する人は多くないだろう。 いくら首都は京都だと主張したところで、 その首都という呼称にはなんの意味もない。 ただ、桓武天皇の平安遷都に法的根拠がある、と明記されているのも驚くし、 むしろ今さら東京を首都と規定する法案を作成(または改訂)する必要も… 他の重要案件の審議時間を削ることを考えると、無駄っぽい。 しかしまぁ、事実として、そういう説もある、っていうのは、 妙に意表をつかれて面白かった。 参考:

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本日のニュース:eBay、Skype買収

ITmediaニュース:eBay、Skype買収を正式発表。オークションにSkype通信統合へ
米eBayは9月12日、グローバルインターネット通信企業のSkype Technologies(本社ルクセンブルク)を買収することで合意したと正式発表した。買収は26億ドル相当の現金とeBay株式で行われ、業績に応じて2008年か2009年に最大15億ドルを追加で支払う。10?12月期中に合併完了の見通し。
昨日既に出ていたニュース(噂だけなら数日前に出ていた)なので、 今日アップするのは多少遅いけれども、一応。 これに注目するのは、ひとえに、 ネットビジネスにおけるSkypeの運用のされ方、に興味があるからだ。 通販、オークションなど、ネットを通した売買は、 その手軽さが一番のウリとされてきた。 商品検索から、閲覧、レビュー、決済まで、すべてを部屋にいながらにして行え、 かなり短い時間で自宅まで配送してくれる。 そういう意味で、電話での通話より、メール、インターネットと、 通販の形は変遷していったはずなのだけど、 いまここで、振り返ると電話も手段としては悪くない、 ということになるのかもしれない。 eBayの発表を引用すると、
eBayではSkypeをオークションに組み込んで、売り手と買い手のコミュニケーション強化を図る方針。これにより、特に中古車、産業機器、コレクターズアイテムといった売り手と買い手の間で頻繁なやり取りが必要になる分野で、取引の迅速化が図れるとしている。
とある。 確かに、何度もメールのやりとりをするくらいなら、 電話でちゃちゃっと話した方がわかりやすい。 しかも、電話での通販とは違ってネットを通して商品情報を共有できているし、 なおかつ通話も無料だ。 日本では、eBayがあんまり広がっていないし、 PayPalも一部の人しか知らないかもしれないが、 海外とやりとりするには、避けて通れない会社だ。 今後、グローバルな意味での、ネットビジネス・スタンダードが、 どのように推移していくか、注目していたい。 下手をすると、電話オペレータを雇わなくてはいけなくなるかもしれないから。 …それはそうと、Skype、 興味はあるけど、別に話す相手がいないので、導入していない。 この状況もなぁ(苦笑) 実家帰ってセッティングしてこようかな。 あ、でも、2000/XPの端末無いかも…

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ホワイトバンド。 自分の回りでもつけている人が何人かいるので、気にはなっていたわけなんだが… 自分としては、皆がこぞって薦めるような物はつけたくない。 俳優もアスリートも歌舞伎役者も、 なぜかみんな嬉々として付けているわけだけど…必要なんでしょうかね、アレ。 僕もあんまりよく知らなかったのでまとめついでに書いておくと、 ホワイトバンドとは、世界から貧困をなくすという意思表示として、 腕に巻く白いもののこと。 日本では、『オフィシャル』として、シリコン製の物が売られているが、 意思を表示するだけなら、白い布などでも良い。 オフィシャルのものは、300円で、利益はNGOの活動費として使われる。 (募金ではない、サイトにも明記されている) ほっとけない 世界のまずしさ ネット上では、ホワイトバンドに対する疑念の声や、 募金詐欺に近いのではないかという声も挙がっているけれども、 まぁ基本的に日本では、ボランティア活動やNGOに対する知識や、 認識が不足しているので、ある程度の批判は仕方あるまい。 だが、ホワイトバンドの売り方として、これを買うことが重要、と 思わせているのは少々問題がある気がする。 理念を読んだ限りでは、重要なのは意思表示であり、 巻くのはなんだって良いわけだし、 儲けるための活動だ、なんて言われてもしょうがないかなぁ。 日本での活動経緯を読んでみれば、マネージメント会社として有名な、 株式会社サニーサイドアップが絡んでることが分かる。 それを聞けば、多くの有名人が参加していることもわかる。 なんだかなぁ。 人道活動の、民衆への入り方として、 ファッション性などを訴えて、道徳以外の付加価値と交換で募金をしてもらう、 そういう入り方もアリだとは思う。 それを買う人間が意識しようがしまいが、募金が増えて、 困っている人を助けることが第一義なのだから。 しかしなぁ、このホワイトバンドってヤツはどうなんだろう。 大体が募金じゃないから、買ったって助けられない。 どうしても…大事なのは意思表示、 でも、できるだけ、日本オフィシャルのを買ってね、みたいな… 意思表示が大事なら、 日本の有名人が白い布を付けたCMや画像があっても良いはずだろ? 歌舞伎俳優なら手ぬぐいの方が似合うかもしれないし、 サッカー選手ならキャプテンマークを白くする活動だってあって良いはずだ、 300円じゃなくて、少し高くても白い腕時計(SWATCHとか)でも可のはず、 それならファッションモデルも付けられる、 みんながみんな、同じ腕輪を手にはめていることは、 何が大事なのかをぼやけさせている、と僕は感じる。

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悪いとわかっていながらしてしまうこと。

よくよく考えれば、 いや、普通に考えて、良くないことだと薄々、もしくはばっちり思っていることを なんとなく、なあなあな気分のままダラダラ続けてしまって、 あとで後悔することがある。 日々、これは微妙だと分かりつつも、続けてしまった結果というか。 そういうわけで、ただいま自分への怒りと後悔で一杯なわけです。 何をしでかしたかっつーと、 今月支給されたタイムカードが、機械を通らなかったんで、 つい、手書きで時間を記入してたんですね。 上の階の別の機械まで行くのが面倒で。 これこそ、よく考え無くったって間違ってるのは分かる、自明の理というヤツで、 自分でもこれじゃタイムカードの意味ないし、 怒られるな、というのはわかってたんだけど、 上の階のスタッフはいつも来るのギリギリだし、待つのも面倒。 なので、だらだらと…。 最低限のルールだよなぁ… ある意味、今月の給料が支給されなくったって文句は言えない。 ふざけたタイムカード使ってるせいだとはいえ、 取り敢えずは、正常にする策はあったわけだからねぇ… 悪いと薄々感じながらも回避できないってのは、 一体全体なんなんだろうね? 諦めなのか、ただの怠惰なのか? このまま何も言われずに過ぎればいいな、と思いつつ、 一方では、そんなわきゃ無い、少なくとも給料計算時にチェック&怒られるな、 というのを確信しつつ。 変えることも出来たはずなのに、ダラダラと流されて。 反省しなさい。

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