本日の気になったニュース。 – 2006/02/12
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アフガニスタンや、イラクの二の舞になるのは嫌だけど、 かといって、確証のないまま、核保有国の権限で制裁を加えるのもどうかと… イランという国が信用ならない…ということに関しては、 取り立てて反対する理由はないけれども、 そればかり言っていては、結局はイラクと同じことになるんじゃないかという気がする。 不勉強のため、イランの主張の中の、 『核拡散防止条約(NPT)に基づくイランの権利』という部分が よく分からなかったので、調べてみた。 東奥日報の用語によると、【テヘラン11日共同】イランのアハマディネジャド大統領は11日、「欧米が核拡散防止条約(NPT)に基づくイランの権利を侵害しようとするなら、国民は(NPTの下で続けてきた)これまでの政策を見直す」と述べた。具体的な見直しの内容には触れなかったが、欧米がウラン濃縮放棄を求め、圧力をかけ続けた場合、NPTを脱退する可能性もあることを示唆したとみられる。 イラン革命から27周年を記念する集会の演説で語った。 大統領はイランの核政策が原子力の平和利用に基づいてきたと主張。「他国が核燃料を供給すると言うが、信じられない」とし、自国での核燃料生産を目指す方針を確認。「(欧米は)イランに何も売らないと脅すが、やってみればいい」と述べ、経済制裁にも屈しない姿勢を強調した。
核拡散防止条約(NPT) 核兵器保有国を米国、ロシア(発足当初はソ連)、英国、フランス、中国に限定し、これら5カ国以外の国が核兵器を保有することを防ぐことを目的とする多国間条約。1970年3月発効。非保有国に「原子力平和利用の権利」を認める一方、核保有国には「誠実に核軍縮交渉を行う義務」を課す。約190カ国が加盟するが、事実上の保有国であるイスラエル、パキスタン、インドは未加盟。また、北朝鮮やイランの核問題では有効な対策が打ち出せず、NPT体制の空洞化が指摘されている。とのこと。 なるほどね。 平和利用は認められており、軍事利用するつもりはないと言っているのに、 原子力の開発そのものを規制するのは納得できない、ということか。 うーん、 軍事利用でなく、平和利用である、ということは、 誰がどうやって判断するんだろ? まさか、日頃の行いで判断されるわけじゃないよね? 小学校教師の優等生贔屓と同じじゃん。 そのために、IAEAがいるはずなのでは…(実質的にどうかはともかく) 凄く不安を感じるニュースだと思う。 オリンピックの裏だけに一層。
IAEAに関して追記 :: そうだ、確かIAEAが手に負えないからってんで国連安保理に付託したんだっけ。 うーむ。