飲用茶の放射性物質の基準がよくわからん

生茶葉や、それを乾燥させた「荒茶」、さらに製茶については暫定規制値として1キログラムあたり500ベクレルが適用される。これまでに神奈川県南足柄市や茨城県全域などで、この数値を超えた茶の出荷停止が政府から指示された。 だが川勝知事は、暫定規制値を「根拠なし」と切り捨てる。理由のひとつとして、原子力安全委員会が規制値を見直す必要があるとの見解を示した事実を挙げた。6月2日、班目春樹委員長が数値を「非常に粗っぽいもの」と表現し、いつまでも暫定値を使っているのは「ちょっとおかしい」とコメントしている。専門家が見直すべきだと指摘する「物差し」など信用できない、というわけだ。
 
静岡出身者として静岡の肩を持ちたいと思っているのだけど、川勝静岡県知事のイメージ戦略がどう考えても悪くてなんとも擁護しづらい状況であります。静岡の財界や政界がどんなつもりだったかはよくわかりませんが、端から見れば「放射性物質に汚染されているのを隠してお茶を出荷しようとしている」とか見えないんですよねぇ。いや、絶対、「そんなつもりではない」と強く反論されるとは思いますけど、「人にどんな印象を与えるか」と「どんなつもりか」との間にいつも関係があるわけではないのですよ。本当に「そんなつもりではなかった」のであれば、やっぱり川勝県知事の立ち回りが下手すぎたと言うことだと思います。全然伝わってないもんよ。 まぁでもそれはそれとしまして。 県知事が上の記事で語っている「基準の不自然さ」については一理あるかなぁと思います。

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【メモ】 AutoPagerの方がAutoPagerizeより安定してる(ような気がする)

長いことAutoPagerizeを愛用していて本当にお世話になっているのだけど、 Firefox拡張版になってからどうも安定していないというか、挙動が不審というか、メモリを食うというか。 設定のインターフェイスもちっとも進化せず使いづらいままだし…ちょっと他も試してみるかなーと思って、 「類似品」の「AutoPager」をつかってみたらば、これが存外良い。 AutoPagerizeは日本発なので国内サイトに強い、 AutoPagerは海外発なので海外のサイトに強いなんて言われていましたけど、 実際に使ってみたらば今は国内のサイトも全然問題なくカバーされてます。 どちらもユーザーがデータを追加できるのだし、まぁそのうち差はなくなるよねという感じですが。 表示方法については好き嫌いが分かれるかもしれません。 割とあっさり次いでくれるAutoPagerizeに比べて、AutoPagerの方は表示が邪魔かも。 慣れてしまえば気になりませんが。 しっかり統計取ったわけではないので何とも言えませんが、 AutoPagerに変えたらちょっとメモリの消費がマシになったような気がするので、 もう少し使ってみようかなと思います。

比較参考

AutoPager と AutoPagerize と AutoPatchWork – God is in the details

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水曜どうでしょうでおなじみ「HTBオンラインショップ」で予約が可能に!

先ほど、うれしーによって水曜どうでしょう「本日の日記」が更新されました。 それによると、

2011年6月13日(月) 嬉野です。 えぇ、奥さん。 HTBにはですね、 HTBオンラインショップというのがありますがぁ、 奥さん辺りは御存知でしたでしょうか? (中略) ただ奥さん! ここからが注目! えぇこれまでね。 唯一、予約販売ものだけがね、 注文出来なかったのね。 受付できなったのですね。 この「HTBオンラインショップ」からはね。 (中略) 「HTBオンライン城・炎上」みたいなね。 どころなく勇ましい感じがしますね。 しますします。 (中略) 「HTBオンライン城・落城寸前!」 あぁ、これ好いわ。 (中略) (※もう誰の許可も取らずに勝手に「HTBオンライン城」と書いちゃってますけど。しったこっちゃないですよ、ねぇ) それがね奥さん! その出来なかった予約受付がさぁ! 「HTBオンライン城」でも出来るようになりましたのよ! (中略) だってだって、これからはね、 忙しくってなかなかね、 「ローソン屋敷」のロッピまで討ち入りにいけないわ! って焦ってた奥さんなんかもね、 もう自宅のパソコンからね、 「HTBオンライン城」をゴンゴン攻めていただくとさぁ、 どうでしょうDVDの予約が出来てですよ、 (もちろん予約特典付きでよ!) しかもよ! 受け渡しの日にはよ! 奥さんの自宅に届けられるんですのよ! ね。 まったくお出かけしないで済んじゃうのよ! (中略) さぁ、それで、それはいつからでしょう! ということでね、 話を続けるとですよ、 その期日は! 来る6月15日午前10時よりとなりますの! これは、どうでしょうDVD第16弾!「72時間!原付東日本縦断ラリー/シェフ大泉夏野菜スペシャル」が、例のごとく予約受付開始されます日時と期を一にしたのでございます! これによりまして、 伝統ある「ローソン屋敷討ち入り!」に加えて! 風雲急を告げる「HTBオンライン城攻め!」も行われることになるわけでありますよ!お立会い!
 

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ユーザビリティと統計とmixi

# あんまり真面目に書くつもりはないのだけど Webサービスのユーザビリティを見てみたとき、それが全て直感的で便利とは限りません。 例えば、Amazonで商品をカートに入れた後に出てくる画面。 買い物する人にとってこの画面て本当に重要なんでしょうか。 これ無しで、続いて検索なり買い物なりできた方が便利じゃない? せめてカート画面に移動してくれるとか。 僕はユーザーとしてそう思うんだけど、でも多分統計上はそうじゃない。 これを気にして買い物をしなくなる人よりも、 この画面が表示されることで「オススメ商品」へと進む人の方が多いんですよね。 だから、ユーザービリティの設計というのはただ単なる「デザイン能力」とは違います。 見た目美しいとか、わかりやすいとか、使いやすいとかそういう一般的な「デザイン」だけではなく、 良いユーザビリティの設計とはサービス側の目的をきちんと反映することができる設計なんだろうなと。 そうした、僕らからは「結果論的」に見えることを事前に見通せる人が素晴らしい設計者なのだろうけど、 そんなに素晴らしい設計者ばかりがいるわけでもないので(一応僕もプロですけど、そんなの全然自信ない)、 凡人しかいない場合にはデザイン毎にきっちり統計を取って納得性を持たせるということをやります。 そんなの所詮、理屈の後付けに過ぎないのですけど、凡人にとってはそれが重要だったりします。 でも、そういうことを繰り返していると、たまに、「何のために統計を取っているのか?」を忘れてしまうのですよね。 補助線だったはずの「統計」がデザインの主導権を握ってしまったりします。 明らかに見た目汚いし使いづらいけど、統計上こういうのが良いはずだからこれで、みたいな。 Apple製品の後追いデザインみたいな感じね。 そうなってくるともうなんか、明らかに間違ってるのに誰も文句付けられなくなったりして、 最終的に稼働率下がって「なんでなんだ」的な話になったりとか。 明らかに使いづらく、使いづらくなってんのにねぇ。 ここ5年くらいずっと続く、mixiのデザインの迷走ってそういうことなんじゃないかとちょっと思いました。 最近スマートフォン向けインターフェイスがリニューアルしたけど、これまた酷いよ。 そりゃ統計上、そういうデータを欲しい人が一番いるのかも知れないけど、正直うざいだけで。 iPhoneではmixi、開かなくなりましたよ。 現場のデザイナが悪いわけではなくて、 デザイン部門のマネージャーが無能なのに有能なフリしてるんじゃないかと思うなぁ。

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原発の話、なんで色んなことにずれを感じるのか

比較的まじめで素直で善良な市民である友人・知人が原発について語ることがいまいちピンと来ないことがあって、「これっていったい何なんだろう」「おかしいのは俺なのか?」と思っていたんですけど、なんでそうなるのかについて個人的にもの凄く腑に落ちる結論に至ったので書いてみます。 ていうかまぁ2行くらいで書ける話なんですけど、

  • 「原発の状況がどんどん悪くなって行ってる」と考えてる人がいるけど、それ間違いだよ。原発の状況は、地震発生1週間後くらいからずっと悪くなってないよ。
  • じゃあ良くなってるのかってそういうことじゃなくて、最初から最悪でそこから1つも変わって無くて多分これからもずっと変わらないんだよ。
頑張れば良くなるんだと思ってるみたいなんだけどね…… 別に善良な市民が悪いと言うことではなくて、徐々に出てくる悪いニュースを少しずつ摂取していったらそういう感覚に陥るのは仕方がないなぁという気もします。ニュースを詳しく読めば、4月や5月に出てきた「悪いニュース」の日付が3月後半だとか地震発生直後の話だとかしてる事が多いんだけど、理屈と感覚は必ずしも一致しないからねぇ。感覚としては「悪いニュース」が明らかになるたびに悪くなってるような錯覚に陥りますね。 確かにそれはそう。 んでもう一つ。 「徐々に悪くなっている」というイメージには、実は希望もくっついてきます。流れを変えれば徐々に上向くかも知れない、次に出てくるのは良いニュースかも知れない。一組のトランプからカードを引いて赤なら悪化、黒なら良化、というような。でも本当はそんなことは全然なくて、最初からずっと絶望的な状況だったのですよ。地震翌日にメルトダウンが起き、冷却水が漏れ、それは現在も全く変わっていない。ストロンチウムが発見された?それはね、今日そこに落ちたのではなくて、建屋の爆発からずっとそこにあったんだよ。 ずっと最悪な状況で、これからもずっと最悪な状況なんだ。 だからね、なんというかさ。見込みの薄い希望を押しつけるのはもう止した方が良いと思うんだよ。1ヶ月、3ヶ月、半年、1年待てば、元の家に帰って今まで通りの暮らしに戻ることが出来る、なんて今の段階でなんの根拠も実現性もないんじゃないの? 校庭の土の汚染度の基準をどうこういうのだって、帰ることを前提にした議論だと思うのだけど、現実的に考えたらその土地を利用し続けようとする試みは正しいのかどうか。基準が5mSvだろうが1mSvだろうが、子供はそこにはいてはいけないんじゃないか。「なんとかそこで子供が活動できるように」という目的自体が間違ってるようにしか思えないとね。 実際に被害に遭われている人たちが覚悟を決められないのは仕方がないと思う。 自分だったらと考えれば、やっぱりずっと引きずってしまうだろうとも。 生まれてからずっと住んできた土地をある日突然に離れなさいなんて受け入れられないよ。 でもさ、周りもそれに合わせていたらなにも出来ないじゃん。メディアはやっぱり明るいニュースも伝えたいと思って、希望のある「見込み」を積極的に報道するけどさ、何日までに復旧して収束しますなんていう見込みはひとつも達成できてないし、だいたい出来るわけもないよね。 だからもうね、暗い未来は憂鬱だけどさ、それをきちんと直視して覚悟をしていかないと行けないんじゃないのかな。 例えば、「避難」ではなくきっちり全部調べて「放棄」する土地を決める作業をしないとだめじゃないか。頑張ることは大事だけど、頑張っても残念ながら良くならないこともあるんだよ。少なくとも頑張ったところで汚染された土地がすぐに元に戻ることはないんでね。仮に土地が除染されたとしても相応の廃棄物との長い格闘が待ってる。そう言う意味で、東北の津波の被災者とは違うんだよね。支援するこちら側も違う覚悟をしないといけないよね。 あんまり解ってもらえないのだけど、僕は議論に興味がないのではなくて、そういうことを考えてます。 どうするのがベストなのかなとね。

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メインブラウザをFirefox4からGoogle Chromeに変更しようとした

Firefox3からFirefox4にしてから動作がかなり軽快になったものの、 タブを多数開くとメモリを異常に消費するようになってしまい、おまけにそのタブを閉じても、 つかんだメモリは解放されない。 その結果半日使ってると、メモリ消費2GBとかになるようになってしまった。 まー普通に50タブとか開いてる使い方が悪いと言えばそうなのだけど、 ので、さすがにこれは無理と言うことで、 Google Chromeへの移行を検討してみた。

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【メモ】 Amazon RDSの検討(やっぱり個人では少し割高よね)

ニコニコ動画に関連して、ちょっとアグレッシブなデータ蓄積を行っているのだけど、計算したらば色々と無理が。 始めはバッチ処理の時間のことを気にしていて、だいたい1年くらいで限界が来るなぁなんて思っていたのだけど、 よくよく考えたらそれよりも先にストレージの問題が来るなぁと言うことに気付いた。 MySQLのレコード数50万件でだいたい100MBになる案件なので、 さくらのVPS512(ストレージ20GB)では最大で5,000万件くらいまでしか保管できない。 日が経つ毎に1日の増分が大きくなるのだけど、仮に1日100万件だと1ヶ月でストレージ終了。 元々さくらはストレージが小さめではあるんだけど、まーそう言う問題じゃなく、 そもそもこの企画自体が無理だったんだなぁ。 とはいえ諦めてしまうのも惜しいので、なんとか実現できる方法はないかなーと思いつつ、 クラウドか…ということでAmazonがやっているRDBサービス、「Amazon RDS」を検討してみた。

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SEOの終わりみたいな話

これ。

最近、「SEOってもう終わるよね」と思っています。昔のブログを見たら、2005年にも同じこといってて恥ずかしかったわけですが、そろそろ本当に終わるんじゃないかと思ったので、もう一度まとめてみます。
 
興味深いエントリではあったのだけど表現にちょっと引っかかるところがあったのでブクマしておいて、 後で何か書こうと思ってたら切込隊長が言いたいと思ってたことを全部簡潔に書いてた。
最後に、SEOが終わる的な話になってますけど、検索エンジンに対する最適化は技術として陳腐化したのでそれ単体で飯が喰えると言うのがなくなった、というだけであって、いまでもプロモーションサイトなどのサイト制作やアドネットワークとの組み合わせで引き続き技術進歩は続いています。検索エンジンの穴を突くスパム的な手法が制限されただけで、その中にあるコンテンツの良し悪しとはまったく関係がありません。
 
うむ。 僕としてはそれで別に何も書くことがなくなっちゃったんだけども、 最近ずっと思ってたことを振り返りながらとりあえず雑感でも書くと、
  • 「SEO」という技術が終わること
と、
  • 「SEO」というビジネスが終わること
とを混同してるのはちょっとどうかなと。 いやけんすうさんが解ってないわけないから、煽り半分なんだろうけどもおかげで誤読多数みたいな。

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